人から聞いた肝試しで帰る時に意識を乗っ取られた憑依現象
この記事の所要時間: 約 1分31秒
抜き終わって、風イ谷嬢から残り時間十分の間に聞いた怖い話。
友人5人で、その風イ谷嬢は肝試しに行ったらしい。ライトバンに4人とバイクで一人。
目的の場所は何処だったか失念したが、廃ホテルかなんかだったと思う。
結構ノリノリで目的地に着いた彼女達。
中にはすんなり入れたし、暗くて怖かったが外に出るまでは何の怪奇現象も無かったらしい。
ちょっと物足りなく思いながらもライトバンとバイクに乗り込む5人。
そこからが始まりだったと言う。
先導する形で先に走り出したバイクが、後輪から浮き上がって(ウィリーの逆と言っていた)吹っ飛んだ。
駆け寄った風イ谷嬢達に、バイクのドライバーは
「お前らが後ろからどついたんじゃねーのかよ!?」
とキレた。
そこで風イ谷嬢は一気に身体が凍りついたと言っていたが、彼女はその後の事は覚えていないという。
後から風イ谷嬢が仲間に自分のその後を聞いたらしいのだが、その直後に風イ谷嬢はすんげぇ低いしゃがれた声で奇声を発して、近くの湖に走ってダイブ。
ビショ濡れになりながら、底に溜まった泥を手ですくってきて山を作り始めたらしい。
仲間は、呆然としながらも身体を揺らして目を覚まさせようとしたのだが全く元に戻る事無く、風イ谷嬢自身も知らない童謡をずっと歌い続けながら泥をすくってきて山を作りつづけたという。
結局、朝まで風イ谷嬢が元に戻る事は無く、明け方近くなってようやく風イ谷嬢が眠り、そして目を覚ましたら元に戻っていたという話だ。
仲間は、それまでずっと傍で風イ谷嬢を見てる事しか出来なかったそうだ。
風イ谷嬢は笑って話してたけど、俺はちょっと笑えんかった。
この記事が気に入ったら
いいね!してね♪
怖いコピペの最新情報をお届け致します!
この記事へのコメントはありません。