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運転席の後ろにある寝台から漂う加齢臭と気配を感じたゴーストトラック

 2015.08.30     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 50

今から12年前の実体験。

「あれは忘れもしない…」と始まりたいところだが、実際のところ詳しい日にちまではすっかり忘れた。
ただ、暑い日だった事は覚えてる。

その頃(12年前な)、俺は宅急便の仕事をやめて、長距離専門の運送会社に入社したんだ。

その会社は県内でも有名な程、運チャンに対して待遇のいい会社で有名だったし。高速は乗り放題だし。

そんな会社に入社出来て「ラッキー」とか思ってた。与えられたトラックはちょい古かったけど。

「入社して最初のうちは近距離の仕事を何本かしてもらうよ」
との事。

ある日、N県に行ってくれと言われたんだよ。ここからが本題。

 

 

N県に行く為にG県を走ってた。

A市に入ると、右車線工事中の為片側交互通行。時間帯は比較的早かった気がする。多分23時30分くらい。

結構長い距離の工事らしく、渋滞もそれなりにしてたんだ。

俺は、タバコプカプカしながら渋滞にはまってた。

そしたら、こう言っちゃ失礼だが「加齢臭」が車内に漂ってきたんだ…

俺は
「なんだぁ?もしかして俺?」
なんて思いながらもまだ停車中。

今度は、いきなり耳が遠くなったんだ。

すぐ前でしてるはずの工事の音もそんなに気にならないくらいに。

 

トラックの運転席の後ろには、寝台っていう簡易ベッドみたいなもんがあるんだが、ホントに俺の真後ろの寝台からその臭いは漂ってきてた。

しかも、息遣いも聞こえる。

俺はガクブルどころじゃなかったよ!

しかも、どうやら「ソイツ」は俺の顔を覗こうとしてるらしい。

左肩のほうからどんどん迫ってくるんだ。

俺は「ソイツ」の顔を見たら終わっちまうかも知れないって思った。

フロントガラスが鏡にならないように身を乗り出して、ガラスと俺のおでこがぶつかるくらいの体勢で我慢してた。

それでも「ソイツ」は迫ってくる。

 

そんな時に、やっと前の車が動き出したんだ。

チョーきつい体勢のまま、ひたすら我慢した。

周りから見たら、ものすごく変な奴に思われてたかもしれんが、その時の俺はそんな事考える余裕なんてまるで無し。

ひたすら、そのまま我慢してた。

耳元に「ソイツ」がきた時、もうダメか…ってホントそう思った。

「ソイツ」は耳元で間違いなく2回、ため息をついたよ…

渋滞を抜けて、やっとスピード出せる頃には隣のM町に入ってた。

俺は、無我夢中でそのキツイ体勢のままひたすら走り続けた。

気がついたら「ソイツ」の気配は無くなってたよ。

 

N県の現場に着いても、興奮と恐怖で一睡も出来なかった。

そのまま朝日を見て、生きてる事を実感してた。

荷卸してた時も、「ソイツ」の事を言いたくてたまらなかったけど、
「誰も信じてくれる訳ないやー」
って考えてた。

ただ荷卸が終わって、会社に戻るには来た道を戻らなければならない。

でも、俺はその道を通る事は絶対にしたくなかった。

だから、遠回りをしてT市経由で帰ったが、遠回りの為か、会社に着いたのは予定時間より3時間も過ぎてた。

新人だった為か、みんな心配して待っててくれてた。

ホント嬉しかった。

 

常務からは
「どっかで寝ちまったか?」
なんて言われ、

「えぇ、すみません」
とだけ返事したよ。

運転手控え室にも、この日俺の歓迎会を開くために沢山の先輩が集まってくれてた。

みんなに
「遅いぞ!」
なんて冷やかされてるうちに、なぜ遅くなったのか理由を言わなきゃいけない羽目になった。

「いやぁ冗談じゃなくー、A市で恐怖体験しちゃいました!!」
って言った瞬間、みんなの手が止まったんだ。

みんな俺に大注目してるし。なんだろ?みたいな感じだったよ。

俺はA市で「ソイツ」に会った事、「ソイツ」のおかげで遠回りして帰ってくるのが遅くなった事を話したんだ。

 

ある先輩が
「ちなみにA市のどこら辺?」
って聞いてきたから、忘れもしない、ずぅぅぅぅっと止まってた交差点名と近くに○○電気があった事、全部話したんだ。

みんな硬直してた。

そのうち、みんな目を合わせながら
「どうしよう?」
ってな感じで、目で会話してたからさ、

「すっごく気になるから教えて下さい!」
って言った。教えてくれたよ。

俺がこの会社に入れたのは、一人やめざるを得ない状況に陥ってしまった事。

その状況とは、その交差点で死亡事故を起こしてしまったから。死亡させてしまった相手方は、老人の男性。

「A市のどこら辺?」
って聞いてきた先輩が、事故をおこしたトラックを引きとりに行った際、フロントガラスに多量の毛髪が挟まっていた事。

その後、そのトラックを修理して俺が乗っている事。全部教えてくれたよ…

俺は分かったんだ。

「ソイツ」は老人男性で間違いないよ。

その老人は、死亡の直接原因となった俺が乗っているトラックを、あの交差点でずっと待ってたんだ。

やっとそのトラックが来たからいざ乗ってみると、運転しているのは全く別の男(おいら)だった為、悲しみのため息をついた事。

やっぱり俺は顔を見られてたんだ…

先輩方に大勢ついてきてもらい、常務にこの事を報告した。

「そっか…分かった。」

 

何日後か忘れたが、俺のトラックを目の前にして、神主が一生懸命変なのを振り回してた。

俺も一生懸命お願いした。

それから二ヶ月くらい経って、その交差点を通ったけどなんも起きなかった。

事故を起こした先輩(見たことないが)は、それ以来音信が取れないって。

どこでなにしてんだかー。

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