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ワゴンセール中だった100円の格安ビデオに映っていた砂嵐

この記事の所要時間: 217

俺が、大学2年の頃に実際に体験というほどでもないのですが、本当にあった怖い話です。

俺は当時、親元を離れてアパートで一人暮らしをしてたんですが、彼女もいなく、友達も少なかったのでいつも暇を持て余してました。

唯一の娯楽は、近所のレンタルビデオ店で映画やアニメ等のビデオを借りて、自宅でゴロゴロしながら観てたことくらいです。

ある日、いつものようにレンタルビデオ店にいってみると、店の入り口の前にワゴンのような物が置いてあり、上にはビデオが沢山置いてありました。

どうやらワゴンセール中らしい。

古びた昔のビデオしか無かったが、全品100円と借りるより安かったので、なんかいいのはないかなーと、ビデオの山を手で探ってた。

 

すると、あるビデオを見つけた。

当時、4年前に公開したばっかの「ホームアローン」。

面白い!と周りが謳っていたが、俺はまだ未観だったので買うことにした。

早速に自宅に帰り、買ってきた「ホームアローン」のビデオパッケージの開けた。

「あれ?」

開けたと同時に、違和感を覚えた。

通常、映画のレンタル用ビデオ等は中心のラベルのような物に映画のタイトルや上映時間が書かれているが、そのビデオにはラベルがあるはずのところに白いテロハンが貼っており、それにはボールペンのようなもので1993年10月21日とだけ書かれていた。

「なんだろ…」
と俺は思ったが、前の持ち主が悪戯か、もしくはメモ用に書いただけだろうとそんなに気にはせずビデオをレコーダーに入れて、再生ボタンを押した。

 

テレビ画面はザァーーーッと砂嵐になった。

「不良品か、これ」

俺は損した気分でビデオをレコーダーから出そうとした瞬間、テレビ画面が砂嵐から違う風景に変わった。

「海?」

崖から見下ろす海だった。

画質はとても荒く、その上に手ブレも酷かったし、男性のブツブツといった呟き声も聞こえた。

「なんだこれ…」
と思いながらも画面をしばらく見てると、画面が急に大きく揺れだした。

撮影者が走りだしたのだろうか?

「おいおい…これ…」
と思ったと同時に、画面がなにやらめちゃくちゃな光景になり、ガシャン!という音と共にまた砂嵐に戻った。

「…」

俺はしばらく固まっていた。

画面もずっと砂嵐のままだった。

俺は、そのビデオをすぐにビデオ店に返した。わけは話さなかったが…

 

後に友人にその話をしてみると、それは自殺の瞬間だったのでは?と言う事だ。

その後、そのビデオはどうなったかはわからない。

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