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シチトウという謎のオカルト儀式と呪いがある生臭い花

 2015.09.03     オカルト・超常現象     1件     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 47

私の祖母は大変花が好きな人で、庭にはいつも沢山の花が咲いていました。

私は、小さい頃から花は好きなのですが虫が苦手で、家の中から庭を眺めることはあっても、庭に出ることはほとんどありませんでした。

ある日、小学校から帰ると家の中には誰もおらず、ふと庭を見ると祖母が花に水をやっていました。

誰もいない家にいるよりは…と、そっと庭へ出ました。

祖母はすぐに私に気付き、「めずらしいね」みたいなことを言いました。

私は、虫にびびりながらも好奇心から庭をうろうろしました。

 

庭はそれほど広くないのですが、大小の庭木が規則性なく植えられていて、死角になるところはたくさんありました。

おばあちゃんは私に絶えず声をかけ、話をしていました。

しかし、私は生返事を繰り返し、小さな死角が秘密基地のように思えて夢中になってしまいました。

そして、庭の隅にある葉っぱの沢山ついた庭木(あまり詳しくないので何かわかりませんが)の向こうに広いスペースを見つけました。

そこは、ちょうど裏庭のようなところとつながっていて、壁と家に挟まれた入り口(庭木にさえぎられてちょっと見たくらいじゃきづかないような隙間)の奥は大人が入れるくらいのスペースがありました。

そして、そこには見たことがないような花が咲いていました。

 

黄色で、花びらが沢山ついていて、花びらが集まってピンポン玉くらいの大きさの球になっている花でした。

そして、風邪もないのにその花がふわりとこっちを向いて、今思うと不気味ですが私は無感動に見つめ、行かなきゃと、ただそれだけを思いました。

庭木をがさがさと通り抜け、間近で花を見ると私は一本を引き抜き、口のなかへ入れました。

『食べなきゃ、タベテ、食べるよ、タベテ。』
と、自分と何かが会話しているようで、とまりませんでした。

花は生臭く、気持ちわるいのに私は噛み締め、食べていました。

たぶんそれは一瞬の出来事で、祖母は私が花を飲み込んだところで飛んできました。

『食べたが!?吐かれ!あぁシチトウが…』

祖母は私の口に指をいれ、吐かそうとしましたが、吐けず、私は意識を失いました。

 

気が付くと、私は仏間に寝かされていました。

私の横で、お坊さん(その頃すでに祖父は亡くなっていたのですが祖父の葬儀にきたのとは別の人でした)はお経を唱えおわると、
『この子は次の子や、この子が死ねばシチトウは終わりや。終わりにせんがけ?』
と祖母に話しています。

祖母は
『私がもっていくからうつして下さい。』
というようなことを言っていました。

それからまた意識を失い、気が付いたときには三日たっていました。

まだ朦朧としていると、祖母が
『忘れるがやよ、もう大丈夫やから』
と言いました。

祖母は、やさしく笑っていました。

 

そして今、祖母は末期ガンで入院中です。

普通では考えられないくらいのスピードでガンは進行していて、もう一週間と生きられません。

シチトウとは何か、あの花は何だったのか気にならずにはいられないけれど、ずっと聞けませんでした。

私がここにこの話を書き込んだのは、誰か情報をもっているかたがいないかということ、そして、祖母にこの話を切り出す自分の中で区切りがほしかったからです。

幸か不幸か、祖母は意識ははっきりしていて、話を聞くことはできると思います。

ながながと失礼しました。

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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/03/26(土) 12:22:54 ID:A3Mzg0MTE

    別々の視点からの話だから余計に何が本当で何が嘘かわからないってのが謎めいててコワい

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