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交通事故現場で救助中に見てしまった魂が抜けて人が死ぬ数分間と命の儚さ

 2015.09.08     悲惨な話     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
命の儚さ
この記事の所要時間: 225

人が死ぬ瞬間を見たことがありますか?

わたしは、見ました。人から魂が抜けていく数分間を。

交通事故の現場での話です。

数年前、朝バイクで都心に向かうときのことです。

東京の山手通と、川越街道の交わる交差点から東へ約百メートルのドン○ホーテを少し過ぎたあたり、日本ケ○カル建設という会社の前です。

通勤のクルマやバイクが、朝の光を浴びながら都心に向かっていきます。

そこに、一台のバイクと一人の青年が倒れていました。

交通事故だと思い、その倒れている青年を通り過ぎてから、路肩にバイクを停めました。

 

倒れている青年を歩道の方に移動させなければ…と思い、そちらを見たところ、急に起きあがり、酔っぱらいがゲロを吐くように、胃の中のモノをドバーッと吐き出しました。

これでは、移動させることが出来ない。

そう思ったわたしは、119番に携帯電話で通報しました。

地番表示のプレートが無く、探すのに手間取りました。

今思うと、豊島区池袋本町何丁目何番何号と詳しく伝えることもなかったかと思います。

 

そして、その青年を見るとアスファルトにひざまずき、げえげえと胃の内容物を吐き出しています。

加害者は誰かと見回すと、F山通運のドライバーがどこかに携帯で連絡をしています。

彼と絡んだ交通事故なのかも知れません。

 

青年は、地べたに突っ伏し、鼻と口からぶくぶくと泡の混じった血を吹き出していました。

これは夢じゃない!こんなに血が出たら、彼の体から血が無くなってしまう!

そう思いました。

警察にも電話をしなければ!

彼は完全に動きを停めていましたが、彼の心臓は、彼の血液を、彼の体の外に送り続けていました。

 

F山通運のドライバーが、自分の人生が終わってしまったとでもいうような表情で、アスファルトの地面に横たわる青年を見つめていました。

地面に横たわる青年の心臓も動きを止めてしまったのか、もう口と鼻から血液が出ることはありませんでした。

半開きの眼の彼の顔の前には、大根下ろしを三角に盛り上げたような山が出来ていました。

 

このバイクの青年と貨物トラックのドライバーは、10分前にはこんな場面は想像もしていなかったでしょう。

わたしは、人の命ってこんなに簡単に消えてしまうもんなんだなと、寂しい気持ちになりました。

 

 

その翌日。

現場には、花束やら缶ビールやらたばこが供えられていました。

道路の舗装があり、彼が大量に吐血し吐いた彼の血が、道路に封じ込められました。

毎朝、花束を見るたび、彼の死んで行く数分間を思い出し、苦しみました。

画像出典元:photozou.jp

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