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四国の有名な霊峰石鎚山に棲まうという人間そっくりの声で叫ぶ猿

四国の有名な霊峰石鎚山
この記事の所要時間: 73

四国では、あまり全国的に有名な心霊スポットがない。

超常現象が起きても殆ど噂にならないのです。

仕事がてら地域のご老人に話を伺う事が多く、みんな様々な不思議体験を語ってくれますが皆、口を揃えて
「狸に化かされたんだ」
と言います。

不可解な事があっても自然現象だと納得する。不思議な事など何も無い。

そんな国民性があるように思います。

 

 

祖父が亡くなった次の年の夏。

山開きの日と同時に霊峰、四国では有名な霊山に登ってきた。

死んだ爺さんが毎年熱心に参拝していたので、後を継いで私が行く運びとなったのだ。

相方も行きたがっていたが、初日は女人入山禁止という事でお留守番して頂いた。

祖父の遺品には修山服の他に参拝札みたいな物があって「何回訪れたのか」というのが分かるようになっているのだが、曽祖父の頃から続けているらしく、山麓で札を奉納すると今年で64回目との事だった。

ツアーバスで来ているワケではないので移動には時間が掛かる。

最低2日必要な日程だっただが、宿泊費も惜しいので中腹の山小屋で泊まる事にした。

 

山小屋といっても、管理者が一人居るだけの簡易休憩所で広さ4畳しかない。

おまけに何か臭い。

初夏の蒸し暑さと薮蚊にウンウン言いながら寝ていると、深夜いきなり
『ドーーーーン!』
という音がして飛び起きた。

続けて
『ゴゴゴゴゴ・・・』

『ドドドドド・・・』
と地響きの様な音が聞こえる(JOJOじゃないです)

 

飛行機か何かですかと管理の爺さんに聞くと
「山では良くある事」
とのことだった。

私がしつこく食い下がると
「まともに何度も聞いたら寿命が縮む。早よ寝れ!」

慌てて目を瞑った。

 

 

次の日、日が昇る前から立つことにする。

爺さんが
「朝はやめとけ」
と言うが、

私が正午までに登って下山したい旨を云うと
「猿に気ィつけろ」
とだけ念を押された。

 

しばらく歩くと高さ100メートル、角度は70度を超える崖に着く。

べらぼうに高い、下から見上げるだけで眩暈がする。

そこには2本の長い鎖が打ち込まれており、それだけを足場にして登れというのである。

実際祖父に連れられ、何度か来た事はあった。

いつもは迂回ルートを通っていたが、今年こそは・・・と若さ故の過ちか鎖場のルートを選んでしまった。

 

朝露で鎖が湿って滑りやすい、四苦八苦しながら半分くらい登った頃、足元で
『お~い』
と呼ぶ声がした。

うっかり下を見てしまう、霧でよくは見えないが高さで頭がクラクラする。

もう一度、足元で
『お~い』
と呼ぶので返事をしようとした・・・

 

瞬間。

背中がズシッと重くなった。

身体全体がガクンと揺れた。

何かが、何かが背中にしがみ付いている!

私を落とすつもりか、背中に乗ったソレは身体を揺すり始める。

続けて頭に巻いている絞りをグイグイ引っ張り始める。

こんな態勢では振り向くことも出来ないが、確かに腰に絡みつく毛深い足が見えた。

 

「猿!?」

 

この高さで落ちて、只では済まないだろう。

鎖の隙間に手、足、としっかりはめ込んで、なんとか振り落とされないようにする。

下で怒号がする。

甲高い声で今度は
『落とせ~落とせ~!』
と。

そして、背中のヤツは私を何度も揺する。

ハチマキが脱げると、今度は髪の毛を引っ張り始め何本もブチブチと抜かれる。

あまりの恐怖に、私は目を瞑ったまま泣き喚いた。

 

何分経ったろうか、私がじっと我慢していると下の方で、
『チッ』
と舌打ちが聞こえ、フッと背中の重みがとれた。

その後、ビクビクしながら鎖を登り終えると、一番近い宮社まで駆け込んだ。

爪でガリガリになった修山服を見せながら一部始終を説明する。

宮司は難しい顔をして、
「腐っても霊場だ、今から私が言う話は聞かなかった事にしてくれ」

そう前置きし、語り始めた。

 

 

これだけ険しい道な為、確かに落下事故も起こりはするが、死傷者などは滅多に出ない。

稀に起こる事故の大半は独りで登った者が遭うのだそうだ。

落ちた人間は揃って、
『猿に襲われた』
という。

何でも、この山の猿の中には人間そっくりの声で叫ぶ猿が居て早朝や夜、独りで登ろうとするとだれもいないハズなのに自分を呼ぶ声がするという。

それが本当に猿なのかどうかは分からないが。

 

前々年も一人、早朝に登った参拝者が崖から落ちた。

発見された時にはまだ息が有ったらしいが、病院に着く前に亡くなったのだという。

「もう少し見つけるのが早かったら」
と宮司は呟いた。

私が
「まるで見たかのように話しますね」
と聞くと

「・・・見つけたのはワシだからな。猿ども、割れた頭から脳みそ掻き出して食っていやがった」

宮司は吐き捨てるようにそう言った。

画像出典元:www.hyotora.com

神体山(霊峰)とは?

神体山(しんたいさん)とは主に神道において神が宿るとされる山岳信仰や神奈備(かむなび・神々が神留まる森林を抱く山)の山をいう。

また、「霊峰」とも呼ばれ、霊峰富士とされる富士山が代表的なものである。

また峠や坂という小さな峰も神域や神が宿る場所とし畏怖畏敬された。

 

文化人類学のアニミズム論によれば、人類は生と死という現象を客観的に捉え、それを自我や意識に合わせた観念として「命」という認識を作り出し、生き物や自然の山河や岩や木々にも命や神や霊が宿ると考えた。

日本でも同様に、神道、特に縄文時代以前からある縄文神道といわれる古神道では、大きいものや長いものや古いものに、より位の高い神が宿ると考えた。

その代表的なものが山や峰峰(連峰)であり、特徴的な大きな山には特に神が宿るとされ、これを山岳信仰という。

山岳信仰は日本に限らず世界中にあり、ケニア南部のマサイ族やキユク族は神が座する山としてキリマンジャロを信仰し、その他にはチベットのシェルパ族はエベレストを、中国雲南省のナシ族(納西族)は玉龍雪山を、オーストラリアのアナング(アボリジニ)はウルル(エアーズロック)をそれぞれ神が宿る、神の山として信仰している。

日本では神奈備(かんなび)といわれるものが、山岳信仰の一つの形である。

古くは神奈備は磐座(いわくら)・磐境(いわさか)とともに、普通の山だけでなく、火山や森を抱かないいわゆる裸山や禿山も信仰の対象としたが、神奈備は木々や森林を抱く、集落に隣接する山として、鎮守の森や神籬(ひもろぎ)に変わっていき、磐座は夫婦岩などとともに岩・奇岩や巨石・奇石として霊石になり、現在では神籬と合わせ神社神道の玉垣の原型とされる。

これら古神道の信仰された場所に、現在の多くの神社神道の「社(やしろ)」が建立され、祭神は自然そのものから「尊」(みこと)といわれる人格神に取って代わっていった。

このことは古代の神社の多くが神体山信仰(神奈備)に起源があり、その根拠として、神社の建築様式では基本的に「鳥居→社殿→神体山」という序列があり、参拝者の後方に神体山がある場合にも参道を考慮するとこの序列が成立するとする説からもうかがわれ、他の説もあるが、池辺弥が、古来から大規模集落にみられる祈祷や祭礼の場所としての古神道の神殿から、仏教思想の影響により、神社の本殿に神が鎮座するとする「神常在思想」が発生したとすることなども、古神道の場所に神社が建立された、とする説明に合致する。

また景山春樹は古墳や塚と同様に祖霊信仰に始まり、やがて山そのものを信仰する自然神道的な形態に変遷し、後に山中の祖霊神に農耕の神の観念が重なっていったとする。

後世には古神道の山岳信仰が、密教や禅宗や道教(陰陽道)と習合した、修験道での登拝も活発化した。

出典元:ja.wikipedia.org

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