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晴れ雨予測してきた男の子にビー玉をあげた日のこと

 2015.09.28     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 151

今からもう10年以上の話。

当時、小学生だった私は近所の駄菓子屋でラムネを買って飲みながら帰っていた。

すると、路地の向こうから小学2年生くらいの男の子が走ってきた。

その時
「なんか見たことあるなー。友達の弟かな?」
と思ったのを覚えている。

 

その男の子は、私の所へトトト…と寄ってきて
「お姉ちゃんダメだよ、早くしないと雨が降ってくるよ」
と言った。

ハッとして上を見ても、絶対に降らなさそうな感じ。

でも、その子は私の服の袖をグイグイ引っ張る。

まあ弟よりも小さいような子を邪険に扱うわけにはいかないなあと思い、近くの家の車庫に一緒に避難することに。

その瞬間、ポツポツポツ…と雨が。狐の嫁入り(?)というやつか、晴れ雨が降ってきた。

はあーすげーと素直に感心し、男の子に
「すごいねえーよくわかったねー」
と言った。

男の子は、にっこりと微笑む。

雨は暫く続いた。私たちは適当な話をしながらすごした。

ふと男の子に目をやると、男の子はラムネの中のビー玉に興味があるようだった。

ビー玉で遊ぶような年でもなかったので、その子にビー玉をあげることに。

そうこうしてるうちに、いつの間にか雨はやんでいた。

 

おーやんだやんだと思い、男の子に行こうかと促そうと横に目をやるとどこにもいない、男の子が。

ついさっきまでいたのに、忽然と消えてしまった。

先に行ってしまったのか…まあいいかと気を取り直し、帰路についた。

家の近くまで来た時、黒い服を着た大人がたくさん出入りする家の前を通った(多分法事)。

その瞬間、頭の中にサァーッとさっきの男の子の顔が蘇ってきた。

そうだ、あの子…小さい頃よく遊んだ…三年前に交通事故で…忘れてた…

子供心に((((゜Д゜;))))となった私は、出来るだけその家を見ないようにそろそろと歩いた。

見たら何か、見てはいけないようなものを見てしまうような気がして。

でも、見てしまった。というか視界に入ってしまった。

ビー玉が、玄関の前に落ちているのを…。

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