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立派な御神木に打ち付けられていた死の藁人形を観察した俺たち

 2015.10.03     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
立派な御神木
この記事の所要時間: 232

俺の家は神社につながる道の入り口辺りにあって、その神社には樹齢300年ぐらいの立派な御神木が生えている。

俺が中学2年のころ、夜遅くまで漫画を読んでいたら神社のほうから釘を打つような音が聞こえてきた。

時間的には2時半ぐらいだったと思う。

俺は、これはあの丑の刻参りでは?と思い、怖くなり即座に布団に飛び込んでその音を聞いていた。

20分ぐらいだか、その位たって音は止んだ。

俺はその間、布団の中でガタガタ震えていた。

 

 

次の日の朝、学校へ行く前に神社へ行ってみると、やはりそこには御神木に打ち付けられた藁人形があった。

俺は、昨日あった出来事を親に報告し学校へ行った。

学校から帰って来て神社へ行ってみると、藁人形はなくなっていた。

俺は、親か誰かが撤去したのだろうと思って、少し安心した。

しかし、その日の夜また釘を打つ音が聞こえてきた。

俺は黙ってその音をずっと聞いていた。

 

次の日、俺が学校でこの事を話すと

「じゃあ今日お前んちに泊まってどんなやつがやってるか見てみようぜ」

ということになり、俺と友達2人の計三人でどんなヤツがやっているのか観察することになった。

 

 

その日の夜、俺たち三人は神社の藪の中に潜み、そいつが来るのを待った。

張り込み開始から30分くらいたったころ、手に金槌を、胸に藁人形を抱えた女が現れた。

その女は丑の刻参りによくあるような格好ではなく、普通の格好をしていた。

辺りには街灯もなく、藪からの観察ということもあり顔は良く見えなかったが、なんとなく全体から不気味な様子が漂っていた。

 

女は御神木の前まで来ると、金槌を振りかざし一心不乱に釘を打ち始めた。

辺りにコーン、コーンと不気味な音が鳴り響く。

3人とも無言でその様子を眺めていたが友人の一人が耐えられなくなったのか帰ろうと言い始めた。

俺ももう限界に近かったので、それに同意し3人ともなるべく音を立てないようにその場を離れた。

しかし、俺が枝を踏んでしまったのか辺りにパキッという音が響いた。

俺がとっさに女のほうを見てみると、こちらのほうを見ている。

俺たちは、もうなりふり構わずその場から全力で逃げ出し、家に飛び込んだ。

 

俺の部屋の窓からさっきまでいた場所を見てみると、女が俺の家のほうを凝視していた。

俺たちは恐怖で一睡もできず、あまり言葉も交わさないまま朝を迎えた。

まだ女はいるかと窓から外を見てみると、女はもう消えていた。

俺は安心して、友人たちを送るために玄関まで行くと、そこには一体の「死」と書いた藁人形が置かれていた。

 

ちなみに、オチとしては藁人形のことで親父が怒り、警察に通報しました。

画像出典元:www.tripadvisor.jp

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