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空き地に置いてある下水管の中から見た逆さの人外

この記事の所要時間: 437

この話は、アルバイトを通して親しくなった森脇さんという人が、休憩室で時間を潰していた時に、私に話してくれたお話なんです。

普段はひょうひょうとして、人を笑わせたりおもしろい話をする森脇さんなんですが、この日はやけにマジメな顔をして、私に話をしてくれたんです。

この森脇さんは、東京の下町生まれです。

森脇さんが、まだ小学校の1年生の時。

季節は夏、そろそろ夏休みが終わる頃でした。

住んでいる場所の近くに、広い空き地があったんです。

夏草が4、50センチも生い茂る、広場だったんです。

その草が生い茂る広場に、いつの間にかコンクリート製の下水管が置いてあったんです。

下水管の大きさは80センチ、長さは3メートルほど。

それが、ふたつ、空き地に置いてあった。

 

もともと、その空き地は子供の遊び場だったんです。

あらたに下水管があったもんだから、子供には絶好の遊び場になったんです。

その中に入ったり、上に乗ってジャンケンしたり、落としっこして遊んだんですね。

その日の夕方、いつものように森脇君が遊びに行ったんです。

すると、ふたつある下水管の中のひとつに、カッちゃんという森脇君の友達がひとりでいたんです。

その中に丸くなって、膝を抱えて座っている。

森脇君は、
「あっ、カッちゃん来てたんだ」

そう言って自分も一緒に中に入ったんです。

下水管の中は狭いけど、小さな子供ですから、簡単に入れて一緒に座れたんですね。

 

でも……

なんとなくカッちゃんは元気がない。

いつもはすごく活発で、暴れ回っている元気者のカッちゃんが、なぜだかその日は、やけに暗いムードを漂わせて異様に静かなんです。

森脇君がいくら話しかけても、ほとんど返事もしないで暗い顔をして、膝頭を抱えたままうつむいているんです。

森脇君は、
『なんか今日は変だな?』
そう思って話しかけるのをやめたんです。

 

下水管の中にいると、かなり暗いんです。

暗い空間から外を見ると、丸い世界が切り取られたように見えるだけです。

外はもう夕日が見えて、次第に暗くなる時刻です。

日が暮れてくるから、森脇君は家に帰りたくなったんですね。

でも、元気のないカッちゃんが気になるから、帰るに帰れない。

 

そのとき……

無言のまま、うつむいていたカッちゃんが、突然に顔を上げたんです。

ビクッ、と痙攣したのがわかったんです。

そして森脇君のほうを恐ろしそうな顔で見ている。

 

ギクッ、としたんです。

 

こんな恐ろしそうな、怯えた顔をしているカッちゃんの顔を見るのは、初めてだったんです。

でもよく見ると、カッちゃんは自分を見ているのではない、って気が付いたんです。

カッちゃんは自分の向こう側を見ていた。

「どうしたの?」

森脇君も反対側のほうを見たんです。

今度は森脇君が、ビクッ、と恐怖の顔になった…。

 

その丸い下水管の外。

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