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旅の疲れも吹っ飛ぶ恐怖の別荘レンタル

 2015.10.04     恐怖体験談     1件     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 443

俺の友達がちょっとした成金の息子でさ、要するにボンボンだな。

こちとら免許取るのにも必死で働いたってのに、18でポルシェとか乗ってたのよ。

でさ。そのボンボンの家が、とある場所に別荘を持ってるのさ。

3年前だったかな。
彼女と同棲してた俺は、そのボンボンに頼んでその別荘貸してもらったんだわ。

同棲して半年経って、刺激も薄れてきてたし、ちょうどいいかと思ってね。

ボンボンはやめといた方がいい、とか言ってたけど、行ってみたら結構綺麗な別荘でさ。

俺の家より豪華なのがちょっと癪に障ったけど、まぁ二人で喜んださ。

 

ちょうど付き合って1年で、記念旅行みたいな2泊3日。

俺も彼女も楽しみにしてたのさ。

別荘の周りは自然も多くて、空気も綺麗だし、凄く安らいだ。

深夜に出発して、旅の疲れも吹っ飛ぶ、ってまさにこの事だと思ったよ。

彼女の作ってくれたメシもいつもより遥かにうまかったし。

で、楽しかったのはここまで。後は悪夢。

 

 

到着した日はさ、やっぱ俺も運転で疲れてて、彼女も長旅で疲れててさ。

早めに寝ようか、ってことで早めに布団に入ったんだ。

んで2時くらいにふと目が覚めたのよ。

普段一度寝たら朝まで起きない俺が…珍しいなと思って彼女見てみた。

そしたらさ。

 

いやこれが普通に寝てるんだわ。

ん~、何で俺起きたんだろう?って思ったんだけど、そのまま寝る事にしたのね。

で、目閉じたら
「ご…な…い」
って聞こえてさ。

最初は彼女の寝言だと思って放っておいたんだけど、段々ハッキリ聞こえてきてさ。

「ご…なさい」

「ごめ…なさい」

「ごめんなさい」
ってね。

こいつ、何謝ってんだ?浮気でもしてんのか?と思って目開けてみたんだ。

そしたらさ。

 

別に彼女何も言ってないんだわ。

で、俺も霊感とかある人間じゃないからさ、有害無害とか分からなくてさ。

とりあえず謝るくらいの霊なら放っておいても平気だろ、と思ってもう一回目を閉じたら
「助けて!!!」
ってすげぇ声が聞こえたのよ。

俺驚いて飛び起きてさ、彼女も飛び起きて。

「○○(俺の名前)、今の、聞こえた?」

俺はその前の
「ごめんなさい」
から聞いてるから、心臓バックバクで、とりあえず頷いたの。

何か薄気味悪くなって、その日は結局朝まで起きてた。

で、異変に気付いたのはその朝だよ。

大広間みたいな、応接室?に飾ってある絵があるんだけどさ。

実は到着した日に彼女とこんなやり取りがあったんだよね。

 

『素敵な家ね~』

「だな~」

『中も広いし、綺麗だし』

「な?何で来ない方がいいのかわかんねーw」

『あ、見て。家族の写真。××君(ボンボン)の家族かな?』

「おー」

応接間に飾ってあった絵ってのが、家族の絵でさ。

父親、母親、お兄ちゃん?と妹みたいな、4人で笑ってる写真なんだけどさ。

その時俺ってば、あいつ妹なんていたっけかな~?くらいにしか思ってなかったんよ。

 

話を戻すね。

その写真のさ、女の子の顔が腫れ上がってんだ、マジに。

俺一気に血の気引いてさ。

「帰ろう、何かやっぱりここ気味が悪い」
って、予定より一日早く帰ってきたのよ。

車の中で彼女がずっと
「あの声のせい?」
とか言ってたけどスルーしてたのね。

写真に気付いてなかったみたいだったから。

で、十分離れたところでその話をしたら、彼女も青くなってさ。

そっからはもう沈黙。

何時間も無言で運転、彼女も前見たまま。

やっと見慣れた道に戻ってきたあたりで、お互いにホッとしてさー。

「しかし大変な旅行になっちまったなー」

『そうだねー』

「…」

『…』

「…ごめんなさい」(←無論俺たちの声じゃない)

 

 

マジで青くなった。

運転しながら目の前真っ暗になったぜ。

もしかして俺たち、連れてきちゃった?憑いてきちゃった?とか思ってさ。

もういてもたってもいられなくなって、速攻そのボンボンに電話したんだ。

そしたらそのボンボンも同じ体験したんだって。話してくれた。

 

で、その時も同じように、家に帰ってきてからも
「ごめんなさい」
が続いたんだって。

ボンボンもまだ子供だったから、とにかく自分もごめんなさい、ごめんなさいって言ってたらしい。

で、ある時
「俺じゃないんです、違うんです」
って言ったらそれ以来
「ごめんなさい」
はなくなったらしい。

一体あの家で何があったのか、それはボンボンも分からないって。

ボンボンの親父に聞いてみても、何も知らないって返ってきたんだって。

元々あの別荘は、その親父の友人から安く譲ってもらったんだそうだよ。

その親父の友人ってのは今は行方不明なんだと。

写真の事も聞いてみたけど、それはボンボンも覚えてないとさ。

確認したくもないってぶっきらぼうに言われた。

 

以上、実害はなかったけど、俺はとてつもなく怖かったってお話。

例の
「ごめんなさい」
はボンボンの言う通りにしたら本当に聞こえなくなった。

もしかしたら誰か探してるのかもしれないな。

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 カテゴリ:恐怖体験談
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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/04/01(金) 07:22:00 ID:E1OTkzMTA

    途中から絵が写真になってる

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