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夢と時空と幽霊のちょっと不気味な話

この記事の所要時間: 235

オレの高校時代からの友人の体験話。

馬鹿なんだけど、身長190センチでモデル体型だからモテるし本人も女たらし。

会う度に、違う女と付き合ってるがまあ憎めないヤツで、霊感も強くよく見る。らしい。

その頃、友人がつき合ってたのは近所の主婦。まあ不倫だよね。

その日は日曜で、夕方、自分の部屋でその主婦に電話で連絡とって来るのを待ってるうち、ウツラウツラ眠ってしまったらしい。夢を見たという。

 

夢の中でも、同じ部屋で同じように寝ている自分。

友人は一人暮らしだが、一階が親父の印刷会社でその二階が自分の部屋。

階段を、けたたましい勢いで駆け上ってくる音で目が覚めた。夢の中で。

「彼女かな?」
と思ったらしいが、一人以上の足音なので変だと思った。

足音はそのまま部屋に続く短い廊下を部屋の前までやって来た。

何故かそのとき、
「危ない!」
と思った友人は、夢の中であわてて起き上がって部屋のドアに駆け寄った。

「入れたらヤバい。」
となぜか思ったという。

と、スゴい勢いでドアが開けられたのは同時だった。

 

ドアを開けて現れたのは、見た事もない二人の女。

若いのと中年が、へらへら笑いながら友人が押さえ損ねた半開きのドアから強引に部屋に押し入ろうとする。

見ると、二人の服装も髪型も江戸時代の遊女のようだ。

夢の中だがさすがに変だと思い、絶対にこの部屋に入れたらヤバいと、必死でドアを押さえる友人と無言で色目を使いながら部屋に押し入ろうとする二人の遊女の攻防がしばらく続いた。

結局二人の遊女は、心外そうな、それでいてニヤついた色目の後ろ髪引かれるしぐさで、あきらめて引き返していったという。

 

 

…と、ここで夢から覚めて目覚めると、いつのまにか部屋に彼女がいてベッドの上の友人を見下ろしていた。

友人は、たった今見た夢の内容を彼女に話した。

ちなみに、この彼女も、「見る」人だったらしい。

友人の話を聞き終えた彼女は、
「やっぱり…あのね…」

 

彼女の話によると、電話を受けてしばらくしてから友人宅に向かった。

都心部の住宅地で車道から奥まった友人宅の前の狭い私道まで来た時、薄暗い街灯のついた電柱のところに、現代的じゃない服装と顔つきの二人の女が佇んでいた。

チョット変だと思ったが、気にせずに友人宅のドアを開けて中に入った。

鍵はかかってなかったらしい。

玄関で靴を脱いで階段を上り始めた時、後ろから凄い勢いで何かが自分を追い抜いて階段を先に駆け上がっていったという。

直感的に、
「さっきの二人だ!」
と思った彼女は、慌てて友人の部屋に入ると、ベッドで寝ていた友人が目を覚ました。

 

…以上が「夢と時空と幽霊のちょっと不気味な話」w

「お前が女たらしだからそういうのが寄ってきちゃったんだよ。」
とオレは友人をたしなめたんだけどねw…

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