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田舎の大きな農家一族の本家にまつわる小作人と寄生地主制の闇

この記事の所要時間: 852

本家は、倉から博物館行きのシロモノが出てくるような、由緒ある旧家。

農業を生業とし、あたり一帯の膨大な土地を持っていました。

そして、そこに大勢の小作人を住まわせ、働かせていたそうです。

本家の人間は、小作人たちに言うことを聞かせるため、暴力を使ったそうです。

その最たる暴力が、【拷問】でした。

小作人たちを拷問にかけるため、本家には専用の部屋がありました。

拷問部屋です。

あの大きな屋敷の中で拷問を受けながら、命を失った人も大勢いたそうです。

この拷問は、ずいぶん昔から行われていたとのことです。

しかし、先の戦争の終戦と同時に拷問の慣習はなくなり、拷問部屋も使われなくなりました。

それ以来、その拷問部屋は固く施錠し、【開かずの間】としたそうです。

 

『そして、人が近づかないように、扉の前に鎧を座らせてあるんだよ。』

え!?……鎧!?

しかし、報われない小作人たちの無念は、拷問をやめた程度では消えなかった。

本家の人間たちを許しはしなかった。

本家が気づかないうちに、本家に祟っているようなのです……。

 

親が続けて語ったのは、耳を疑うような本家の系譜でした。

そのとき生まれた従兄弟の子(=私の甥)は、男の子で嫡男。

その子が五体満足で生まれなかった。

詳しくはわかりませんが、内蔵に問題があるようです。

その父親(=私の従兄弟)も、本家の嫡男。

この人も冒頭で書いたとおり、先天的に骨が足りません。

外科的に人工の骨を埋め込んで、不自由ながらがんばっている。

その先代は、子供が生まれなかったので、分家からの養子(=父の兄)だった。

 

そうなんです、もっと早く、この不自然さに気づいてもよかったんです。

なぜ【分家】だけでなく【本家】の跡取りが、私と【従兄弟】の関係なのか……。

その前の代も、その前の代も、おかしなことがあったそうです。

生まれても生まれても死産だった代もあった。

生まれてきた子の精神面に問題があり、なかったこと(!)にした代も。

その度に、遠くの町から婿養子を金で買ったり、分家の子を養子にしたり。

その前の代も、その前の代も……。

 

そうなんです。

代々、跡取り(嫡子)がまともに生まれないんです。

『……マジで……?』

私は思わず、自分の家にある仏壇に目がいってしまいました。

私も戸籍上は長男(ひとりっこ)だけれど、早産で死んだ兄がいる……。

『本家が気づいているのかどうかしらないけどね。』

『分家はみんな気づいてるけど、とばっちりがイヤだからなにも言わないんだ。』

『だから、おまえが一人暮らしを始めたとき、親戚から遠ざけたんだよ。』

……そうだったのか、そんなことがあったのか。

 

 

あれから10年以上、私は他の親戚ともほとんど関わりを持っていません。

親の話では、本家は相変わらずだそうです。

まだ気づいていないのか、それとも気づいてどうしようもないのか。

もしかしたらこの話は、親戚一同の壮大な思い違いかもしれません。

この話が思い過ごしかどうかは、しばらくすればわかると思います。

いまはまだ子供の本家の跡取りが、将来健康な子を産んでくれればいいのです。

しかし、もしも次の代も、なにかあったら……。

親戚一同、ますます【祟り】を信じて疑わなくなるでしょう。

そして、一族みんながバラバラになっていくのだろうと思います。

 

私の家庭は、工場勤めの会社員を父に持つ、平凡な核家族でした。

だから、子供の頃は、こんな話の当事者になるなんて、夢にも思いませんでした。

ちなみに私もすでに家庭を持ちましたが、数年前に一人娘を病気で亡くしました。

関係あることかどうかはわかりませんが、疑いたくもなろうというもの。ある種の現実逃避がしたかったというのもあります。

ここに書くことで、鬱屈とした思いを吹っ切りたかったんです。

ちょっとすっきりしました。
お読み頂いてありがとうございました。

画像出典元:bbs.jinruisi.net

寄生地主制と小作人について

寄生地主制(きせいじぬしせい)は、田畑など農地の所有者である寄生地主(単に地主と略すこともある)が、小作人(こさくにん)と呼ばれる農民(小作農や単に小作と呼ばれることもある)に土地を貸し出して耕作させ、成果物である米や麦などの農作物の一部を小作料(こさくりょう)と言う名の地代として徴収する制度。地主に小作料を支払って田畑を借りて営農することも小作と言った。

寄生地主の多くは小作料に依存し、あたかも小作人に寄生するかのような印象を与えたことから批判的意味も含めて寄生地主と言われるようになった。

もちろんどのような賃貸業でも所有者が賃貸料に依存するのは変わらないが、小作料は高額なことが多く、農村内に豊かな寄生地主と貧しい小作人と言う貧富の差を生み出すことになった。

農村内に住む在地地主とのほかに、都市など農村外に住む不在地主が存在した。

なお単に寄生地主制と言った場合は日本の制度を指し、海外における類似の制度にはコロナートゥス(ローマ帝国)と言った別の呼称を利用されることがある。

出典元:ja.wikipedia.org
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