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ラップ音が激しいマンションの壁に亀裂が走った死の予兆

 2015.10.18     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 30

17年くらい前の話です。

当時、自分は板橋のマンションに一人暮らしをしていました。

その年の東京は、何年かぶりの大雪。

異常な冷え込みが続いた朝、台所で顔を洗ってふと目を前に向けると、壁に亀裂が走っていました。

前々からラップ音等が激しかった部屋でしたが、その時その亀裂になんの霊的な物も感じませんでした。

この事が、これから話す事に関係があるのかどうかはわかりませんが…

その時から何かが変わっていきました。

何が?って聞かれると困ってしまうのですが、空気の流れ?のような…そんな感じです。

そんな事があった日の夜、布団に入っていると…ほんのりお線香の香りが部屋中に漂い、次第にその香りは強くなっていきました。

 

それと同時に、布団のまわりをぐるっと囲むような人数の人の気配、足元の下の方から微かに聞こえる唸り声…

その声はだんだん大きく、そしてどんどん近づいてきます。

「はぁ、またか…」

このマンションの前に住んでいた部屋でも同じような事があったので、その時と同じように一喝すると、すーっと静かになり香りも消えていきました。

そして、やっと眠りにつく事ができました。

それから数日は、何事もなく過ぎていきました。

が…

 

 

一週間後の深夜。

TVを見ながら布団に入っていると、いつのまにか眠ってしまいました。何時間眠っていたのか…

ふと目が覚めると、番組はすでに終わっていて画面は砂嵐に変わっていました。

なにげにぼんやりと画面を見ていると、画面の真ん中あたりに小さな点が…

その点はだんだん大きくなり、だいたい人の頭くらいの大きさになったその点は明らかに女の人の後頭部になっていました。

 

そして、それは少しずつ角度を変えています。

まるでコマ送りのように、こちらに顔を向けてきました。

その顔が真横を向いた瞬間、突然ガバッと正面を向き目があってしまいました。

さすがに恐怖を覚え、あわててTVを消そうとリモコンを探していると、いきなり画面から手が伸びてきました。

もう画面から目が離せずに手探りでリモコンを探し、やっと探し当てると手はもう目の前です。

慌ててスイッチを切ると、その女性は画面の中に吸い込まれるかのように消えていきました。

 

 

その3日後…

友達から電話がありました。

「おい!○○ちゃんのお母さん癌で亡くなったぞ!」

○○ちゃんとは、その1年くらい前まで付き合っていた彼女でした。

彼女と母親は、結婚にめっちゃ乗り気でマンションを探してきたりしていたくらいの温度感でした。

ただ、自分にはまったくその気は無く、告られて断る理由もなかったからとりあえず付き合っていた…という相手だったので、そんな事されてかなりひいていました。

そして、付き合って8ヵ月ほどでわりと気の合う女性と出会い、その女性と付き合う為に半ば強引に別れた相手でした。

 

数日後、友達と呑んでいる時に詳しい話を聞くと、台所に亀裂が入った日、その子の母親が倒れて入院。

その夜、危篤状態に。そして、1週間後の深夜…

まさに、その時に亡くなったそうです。

それからしばらくはかなり落ち込み、2年ほど誰とも付き合う気になれませんでした。

もしあの時、リモコンが見つからなかったらどうなっていたんだろうか…

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