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赤いシビックに宿る魂と運転手を愛するが故の嫉妬

赤いシビック
この記事の所要時間: 100

自分は、今まで心霊体験なんか全くなく30数年を過ごしてきました。

今から14年前の4月、仕事で博多に長期出張の間に経験した出来事です。

自分にとって初めての長期出張。

仕事は営業マンでけっこう給料も貰っており、住まいも博多駅から歩いて5分。

全日空ホテル斜め前の交番を少し入った公園の向かいのマンション。

立地もいいし家賃はほぼ会社持ちで、とにかく毎日のように浮かれて中洲や博多駅近辺で呑んで騒いで福岡を満喫していました。

 

その頃、自分は携帯の出○い系サイトや伝言ダイヤルみたいのを使って
「東京から来ました、友達になりませんか」
みたいな書き込みを散々して、新しい土地での出会いや遊ぶ為に一生懸命。

そんな引っ越して間もない頃に知り合ったK子。

 

最初はメールからでしたが短い間で急接近し、お互いに彼氏彼女持ちだけど遠距離中だと暴露。

でも『会いたいね』みたいなラブリーな関係になっていました。

K子は熊本県の八代というところの有名ショッピングモールで働いていて、たまに福岡の天神に買い物に来るとのこと。

そこで5月中旬にK子が連休を取り、いきなり3日間一緒に時間を過ごすことに。

※パンツは脱がずに、そのままで閲覧をお願いします。

 

 

約束の日は平日の夜。

待ち合わせの場所に、赤いシビックに乗ったK子が到着。

まだ顔も見たことのなかったK子は、とても綺麗なスタイルの良い女の子。

自分のマンションの前の公園脇に真っ赤なシビックを停めて、居酒屋で呑んでから部屋で過ごすことに。

普段その公園は、路駐の車がいつも沢山あるのでなにも気にせず路駐して時間を過ごし、朝を迎えて自分だけが会社なので彼女を部屋に残して家を出ました。

会社で仕事をしていると、K子から電話が入る。なんだろうと思い、折り返す。

 

すると、赤いシビックがレッカーされたとのこと。

ついてないなぁと思いながら話していると、他の車は昨夜から停まっているのにそのままだと怒ってる。

変なこともあるなぁと思いながらも、次の日が土曜日で休みなので「一緒に車を取りに行こうよ」と話して、その日は普通に2人で過ごし終了。

 

明くる朝、2人で車を引き取りに向かい、そのまま天神でデートすることに。

自分が運転しようとシートに座ると、右のドアのもの入れみたいなとこにスーパーのビニール袋があって、ドアを開けた時にゴソリと床に落ちました。

「何これ?」

特になんとも思わず聞いてみると、K子は
「それ塩なんだ」

 

どうやら、K子の話では昨年デートをしていた時にぶつけたとのこと。

詳しく聞いてみるとこの車は中古の車で、2年程前までK子は福岡で働いていたんだけど、人事移動で現在の八代に。

その少し前に、福岡で車を購入したとのこと。

事故は一回ではなく、その前にも男性が運転していて事故をしている。

かろうじて彼女は怪我をせずにすんでいるが、一回は男性が骨折までしてフロントガラスまで割れたとのこと。

それからは、車を停める時には必ずハンドルとタイヤ4つに盛り塩をしているらしい。

実際に大量の塩を見たけれど、ヘェーなぐらい。あとは駐禁だけで、特別なことは何もありませんでした。

ただ、自分にはその赤いシビックが不思議に思えただけで・・・

 

 

それからも、彼女は三週間に一度づつ三連休を取って泊まりに来ていました。

平日に来ることが殆どで、自分が車に乗る機会はなかったのですが、ある日2人で海沿いのアウトレットへ買い物に行きました。

観覧車に乗り、かなり大胆に2人で過ごしたあと・・・

その時、何故かもう一つ観覧車を作ってたのを覚えてる(時期の限定の為)。

 

自分が車を運転して帰る途中。

自分「ねぇ、なんか車から変な音しない?」

K子「最近、なんか変な音するんだよね。昔もあったけど、ほっといたら治ったから平気だよ」

自分は車に詳しくはないですが、なんだか不完全燃焼しているようなそんな感じ。

自分「一度ディーラーとかに見てもらった方がいいね」
などの会話を覚えてる。

 

 

そして、ある休みの日。

午前中、K子が泊まりに来る為に「車で今から出発するよ~!」との電話。

その頃はもう、お互いを恋人と思っていたので楽しみでしょうがないのだが、彼女が出発して数時間後に再度電話が鳴る。

K子「どうやらさっきからブレーキが効かないんだけど、どうしよう・・・」

高速道路でブレーキが効かないなんて大の男でも焦る状況。

自分は電話で
「とにかく左車線に寄って、そのままアクセルを踏まないでウインカーを出して惰性で停まるんだよ!その間にJAFを呼ぶから、いまどの辺りなの?」
なんて会話をしていた。

ちょうどインターを過ぎた辺りだったので、思ったよりも早く救出され、ひと安心。

 

車は現地近くの車屋さんに修理を頼み、K子とは電車向かった自分と合流。

K子は憔悴しきった表情で涙ぐんでいた。

修理は数日かかるところを事情を話し3日間でお願いし、K子と自分は自宅へ向かいました。

帰りの電車でK子がぐったりしながら
「あの車おかしいのかなぁ。なんだか○○に会いに来るときにいつもおかしくなる。」

 

実は、ブレーキがおかしくなったのはこれが初めてではなく、アウトレットに行った先日も高速でブレーキがきかなかったとのこと。

そして、昔の男性との事故も2人で乗った時ばかり。

自分もうすうす感じていました。

車が・・・赤いシビックが、嫉妬してるんじゃないかって。

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