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無類の恐竜好きがトカゲ嫌いになった理由

アルバートサウルスの化石
この記事の所要時間: 437

小学校の時のおれは恐竜が好きだった。

世界最大の恐竜博にも行ったし、恐竜の図鑑なんかもいっぱい持っていた。

なんでもないような木を恐竜の骨だと思って大切に持っていたり、周りのやつにたいしたことの無い知識をひけらかしたり・・・

しかし大人になった今では、あのトカゲがものすごく怖い。

どちらかというと普通は逆(子供のときに怖がり、大人になって興味を持つ)なのではないか、と思う人も居るかもしれないが、おれは大人になった今、怖いのだ。

無論、それには理由がある。

 

 

小学4年生のときだったか、おれは化石を探すといっては、家の裏にある山の中を一人でうろつくことが多くて、その日も学校から帰ってきてすぐに山に向かった。

化石化石とか言いながら10分ぐらい探してたら、目の前にある木の一部が紫色に変色してるのを見つけたんだ。

なんというか、木に紫色のカビ?が生えたみたいで、ぐにゃぐにゃ動いていた。

何だこれ?とか思って持ってた木の棒で突っついた瞬間、聴いたことも無い咆哮がおれの後ろ側から聞こえた。

【ギャヤエェエーーーーー】みたいな。

甲高いような低いような、妙な声だった。

 

そいつは鳥ではなかったと思う。

あんなでかい声で鳴く鳥なんて知らないしな。

それで、ちょっと怖くなって、そーっと何があるか隠れながら見たら・・・居たんだよ、恐竜が。

カナダのアルバータ州って場所で発見され、その州の名前にちなんで名付けられた「アルバートサウルス」ってのが居る。

まさにそれだった。本とかで見るような可愛いもんじゃなかった。でかい。

ライオンとかヒョウとか、全然足元にも及ばない。格好いいとか、全然無かった。

博物館の骨ではない、本物の恐怖だけがそこにあったんだ。

 

夕方だったから、周りは暗い。

木々の間にわずかに見える太陽だけが頼りだったが、それが恐竜の体で隠されてしまったときは泣きそうになった。

山を降りるには、あいつの横を通り抜けなきゃいけない。

『やばいやばいどうしよう・・』と思ってたら、焦って足を大きく動かしてしまい、バサッと派手に音を立ててしまった。

すると、巨大な影がのそっと動くのが見えた。

『気づかれた!!』

そう思って思わず目をつぶった。ぎゅっとつぶったまま・・・10秒、20秒・・・

何も起きなかった。

『あれ、大丈夫なのか・・・?』と思って、ゆっくり目を開けてみた。

 

大口を開けた恐竜の巨大な頭だけが、おれの目の前にあった。

 

そこからは良く覚えていない。

気づいたら家で介抱されていて、親に聞くと帰りが遅いので心配して探していたら、山に入る入り口のところで倒れていたと。ちょっとした騒ぎにもなっていた。

今、おれが生きているということは、少なくとも食べられなかったということだろう。

だが、あれは夢ではないんだ。あまりの出来事に、当時は誰にも言えなかったけれど。

本当に夢ではないんだ。

 

恐竜というのはキャラクターになって可愛く表現されたり、映画では格好いいように描かれたりしてるけれど、元来「恐ろしい竜」なんだよな。

だから今でも、おれは、「ジュラシック・パーク」が本当に怖い。

画像出典元:www.kaseki7.com

アルバートサウルスについて

アルバートサウルス (Albertosaurus) はティラノサウルスに近縁な恐竜。体長約8メートル、体重2トン。白亜紀後期の北アメリカに生息していた。

同時代のゴルゴサウルスやダスプレトサウルスと同じくティラノサウルスより小型で華奢なティラノサウルス科の動物とみられる。

学名は1884年化石が発掘されたカナダのアルバータ州にちなんで命名された。アルベルトサウルスとも表記される。

 

ゴルゴサウルスやダスプレトサウルスなど同時代によく似た2種以上の捕食動物が生息していたということはこれらの生物が獲物の種類を特化しすみ分けていたことをしめしているようだ。

カナダの同時代ではダスプレトサウルスと角竜類、アルバートサウルスとカモノハシ恐竜類の個体数に相関があり、それぞれがこれらを獲物とするように特化していたようだ。

ティラノサウルスやアルバートサウルスは小さな腕と屈曲した鋸歯状の歯のある大きな頭をもつ。アルバートサウルスではより強く歯が屈曲している。また、涙骨(目の上の骨)が前方に突き出し目立つ。

アルバートサウルスとティラノサウルスに見られるこれらの相違はアルバートサウルスからの10万年の間にティラノサウルスで進化したものなのだろう。

ティラノサウルスに比べ頭骨などが華奢であることから、むしろ腐肉食だったのではないかとする説もある。

なお、ティラノサウルスの代表的特長とされる短い腕であるが実は近年になるまで実際には発見されておらず、近縁であるアルバートサウルスからの類推で復元されていた(近年発見された実物は推定よりさらに大きいものであった)。

スマートな体形と比較的長い脚から、走る速度は最高で40km/hに達し、この大きさの動物の中では最も速く走ることができたと考えられる。

出典元:ja.wikipedia.org

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