2ちゃんねるやネットの怖い話・恐怖体験談や都市伝説などをまとめた背筋凍りつく系の恐怖読み物サイト。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

色んな霊体を自分の体に呼んでしまうヤドリギのような体質

 2015.11.09     オカルト・超常現象     2件     Loadingお気に入りに追加
複数の霊を呼ぶヤドリギのような体質
この記事の所要時間: 1038

自分は子供の頃からオカルトの類が大好きでな、図書館なんかで読んでたのはいっつも日本の民話や世界の昔話の怖いやつばっかりだった。

四国の片田舎で育ったから、遊び場は神社や昔の塚。

小高い丘になってて、中腹に横穴が掘られてて、中に何かを祭ってたり、戦時中は防空壕として使われてたりしてた。

ばちあたりというか、怖いもの知らずというか、そういうところに入り込んでは日が沈むまでやんちゃして。

つまり自分は怖いものは大好きだけど、てんで霊感の類はないんだ。

そんな霊感ゼロの自分の周りには、なぜかいつも霊感の強いやつがいた。

 

 

小学校の時だ、同じクラスにAちゃんという霊感の強い子がいた。

うちの母校は戦時中兵隊さんの駐屯地として使われてたり、すぐそばにでっかい軍人墓地がせいか、Aちゃんはよく軍人さんや小さい子供の霊をみていたようだ。

子供心に作り話のうまい子だなあ、と思って面白半分にしか聞いてなかったんだが、Aちゃんの霊感の強さは遠足の時撮影された写真が証明することになる。

Aちゃんが写っている写真がおかしいんだ。

赤いオーラが写りこんでるなんてのはかわいいほうで、Aちゃんひとりが大きく写っているはずの写真は一枚は右足がなく、別のAちゃんのワンショットは首が無かった。

 

遠足以来、なぜかAちゃんは自分を避けていた。

意地悪も何もやった覚えのない自分は、ある日の昼休みにAちゃんの仲良しBちゃんに訳をきいた。

Bちゃんは困ったように
「遠足の写真はミナト(自分)のせいだ」
と言っているそうなのだ。

自分「どういうこと?」

B「ミナトと一緒に撮ったり、ミナトがそばにいた写真がみんなおかしいって…。遠足の後も学校でもミナトがそばにいるといつも変なものを見るんだって。」

たしかによく見直すと、集合写真やみんなでゲームをしてる写真など、自分も写っている数枚の写真に赤い光の帯が写りこんでいた。

Aちゃんによると、写っていないだけで他の写真を撮ったときも必ず自分がそばにいたらしい。

 

自分はカッとして、Bちゃんがとめるのも聞かずAちゃんにつめよった。

「何言いがかりつけて人の陰口言ってんだよ!」

Aちゃんは驚いて自分を見ていたが、そのうち様子がおかしくなった。

目をまん丸に見開いてガクガク震えだしたかと思うと
「いやああああおおおおぉぉぉぉぉ」
と叫んで泣き喚き始めたんだ。

その声を聞きつけた先生に連れられてAちゃんは教室を出て行き、自分はAちゃんをいじめたという罪でこっぴどくしかられた。

それから一ヶ月、Aちゃんは学校に来なかった。

 

 

中2の合宿では、血まみれの男の霊を見たと隣のクラスの女子が泣き喚き、中3の長崎への修学旅行では原爆の資料館でうちのクラスの生徒と先生が吐いて倒れた。

高2の広島の修学旅行では、旅館の食堂の窓が突然割れたり、バスがパンクした。

自分は、やっぱ団体行動に縁がないと思ってた。

 

大学進学で大阪で一人暮らしを始めた自分は、売れない漫才師のむっさんと出会った。

むっさんは漫才師としての収入だけでは生活できず、夜はカウンターだけの小さな居酒屋で働いていた。

自分はその頃恥ずかしながら夢があり、大学と生活費を稼ぐためのバイトで忙しく、深夜でも格安の値段でうまいものを食わせてくれるむっさんの店に入り浸っては青臭い夢を語ったり、むっさんの話に爆笑していたんだ。

むっさんは時々、自分の背中をバンバン!と強く叩いたり、さすったりすることがあった。

野郎にそんなことされて喜ぶ趣味はないんだが、むっさんにそうされるとなんだか背中が温かく、軽くなった気がして気持ちよかった。

 

「なあむっさん、それ何やってんの?」

「ああ、これ?」

むっさんは笑ってほっけを焼きながら言った。

「ミナトはいっつも何か背負ってるからなー。おとしてやってんだよ。」

背負ってる?

疲れやプレシャーやストレスのことだろう。

自分は、むっさんが焼いてくれたほっけを食いながらそう思ってた。

「あんまり体弱らすと背負いきれないもの背負ってもしらねーぞ。」

むっさんが真顔でそう言った時も、無理はするなって忠告してくれたんだと思い込み、一人で感動してた。

 

 

そんなある日、仕事先のバイト君が自分を飯に誘ってきた。

あんまり職場の人間と行動をともにしないバイト君からの誘いに驚いたが、断る理由もなく、バイト君と居酒屋へ。

あまりお互いのことを知らなかったこともあり、自己紹介的な話をしつつ、二品、三品食ったところでバイト君が切り出した。

「僕ね、あんまり人と飯に行くの、好きじゃないんです。その理由わかります?」

「はぁ?なんで?」

「例えば3人で居酒屋行ったりするでしょ、でも僕にだけは3人以上の人数が見えるんです。」

「…はぁ。」

霊感商法ってやつですか。正直あきれたのと同時に、バイト君の誘いに応じたことを後悔した。

 

「たいていみんな信じてくれないし、僕も見えちゃうとしんどいし、めったに人には言わないんですけどね。」

自分の考えを見透かしたようにバイト君が苦笑した。

「でも、あえて言いますね。ミナトさん、あなた日替わりで色んなもの連れすぎですよ。」

何言ってんの、こいつ。

 

何も言葉が出ない自分に対して、バイト君は静かに続けた。

「ミナトさんは、まるでヤドリギみたいに色んなものがやってきては離れていってます。それ自体は問題ないんですよ。ミナトさんはどうやら見えてないみたいでまったく気になってないみたいですし。」

バイト君は下戸だそうで、ウーロン茶を一口飲んで続けた。

「でも、時々僕が同じ部屋にいるのがつらいくらい強いものがしがみついてるときがあります。もう見てられません。専門家に見てもらったほうがいいですよ。」

 

自分は唖然としたんだが、専門家=精神科=基地外、そういわれた気がしてな。

「病院なんか行く必要ねえよ!」
って怒鳴ってしまったんだな。

でも、バイト君はひるまなかった。

 

「信じてもらえないのは分かります。でも、今のままだといつかミナトさんに実害があるかもしれないんです。
時々、ミナトさんの周りで温かい空気を感じるんです。残業で遅くなった夜とか。ミナトさんの相談に乗ってくれてた人いませんか?
その人が、心配のあまり気を送ってくれて守ってくれてるんですよ。」

 

むっさん。

とっさに、むっさんの顔が浮かんだ。

自分はそのまま、バイト君を連れてむっさんの店に向かった。

ページ:

1

2

この記事が気に入ったら
いいね!してね♪

怖いコピペの最新情報をお届け致します!
 閲覧回数:1,498 PV
 評価:12345 4.50 (2 件の評価)
Loading...Loading...
 カテゴリ:オカルト・超常現象
 タグ: ,  ,  ,  ,  , 
 PR:怖い動画 - 心臓が弱い方も安心の完全無料

関連記事

ピックアップ

他サイトの更新情報

コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2015/11/09(月) 17:21:30 ID:IzMjc2NDE

    はぁ? あんたバカぁ~??
    むっさんやバイト君がせっかく忠告してんのに
    その道のプロに頼めよ。
    自分がノロイ砲になっててのんきな事言ってんじゃねーよと。

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/10/07(金) 13:37:28 ID:I4MjIwOTk

    宿り木の生態を勉強し直して来い。
    作り話にしても酷すぎる。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

検索

アーカイブ

2016年12月
« 11月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

怖いコピペSNS