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道端で倒れるまでの記憶が一切無いという記憶喪失の女の子

肩にちょっと髪がかかってる女の子
この記事の所要時間: 915

十数年前、レンタルビデオ屋でバイトしてた時の話です。

当時、私は大学に通いながら深夜の時間にバイトしてました。

ある日、店長に「新しい子が今日から来るからいろいろお世話お願いね。」と言われました。

いつも深夜の時間は人手不足で一人でやっていたので、やっと寂しい時間が終わるなーなんて思ってました。

 

「こんばんは。今日からお願いします。」

私より背丈が高くて、肩にちょっと髪がかかってる女の子でした。

「お願いしますー。深夜に女の子がバイトするなんて珍しいですね。」

「自給に惹かれちゃって・・・。」

なんて他愛のない話を数日してました。

バイトの時間に人もあんまり来なくて暇だったからよく話してました。

いつしか付き合うようになって、彼女が私に言ってきました。

 

「私、一年前まで病院にいたんだ。道端に倒れてたらしいんだけど記憶がないの。子供の頃の記憶も。なんで倒れてたのかも。」

「病院で目が覚めた時には、今までの記憶がなかったってこと?」

「うん。名前は分かったんだけど、何処に住んでたのかも家族のことも分かんないの・・・。」

彼女は泣きそうになっていました。

「そうなんだ・・・。警察とかには言ってないの?」

「病院に居たとき進められたけれど、何故かわかんないんだけどね、探す気になれないんだ。もちろん今も。」

私は家族に会いたくない過去でもあったのかなーなんて思っていました。

「まぁ、楽しい思い出はこれから作っていってさ、家族のこととかは会いたくなったら言えばいいんじゃないかな。」

空気が重かったので、私は軽く流して別の話題にすぐ変えました。

 

 

ある日、一緒に家で寝ていた時、彼女が突然起き上がりました。

「どうしたの?」

「なんか夢?っていうか頭に浮かんだ。」

「何が?」

「昔のこと、病院にいたときより前のこと。」

「ほんと?何が浮かんだの?」

私は楽しみな顔で聞きました。

「よくわかんないけど、山の中でね私走ってるの。私の前にも誰かが走ってて、私その人のこと追いかけてるのかな?それでね私の前に走ってた人が突然倒れたの。そこで頭の中がぷちんって切れて夢みたいなのが終わったの。」

「なんかよくわからんな・・・。何処の山とかはわかんないよね?」

「わかんないよ・・・。山なんて何処も同じような感じだし・・・。」

その日は、あれやこれや話して疲れてたので寝ました。

 

次の日、私はバイトに行ってて暇な深夜の時間に入り、ぼっーとしてると電話が鳴りました。

「私だけど。今いい?」

彼女からの電話でした。

「暇だからいいよ。お客さんが来たらすぐ切るね。」

「うん。さっき寝ててまた夢みたいなの見た。何か暗い木の部屋にいてね。私の他に4人の人が立っててね。また4人とも突然倒れて気がついたの・・・。」

「何だろう。不思議だね。二日も連続で見るなんて。」

「何か思い出していくのが怖いよ。」

彼女の声は震えていました。

「大丈夫だよ。疲れてて変な夢見てるだけだと思うよ。昔あったことじゃないんじゃないかな。あっ、お客さんきたから切るね。」

「あ・・・。うん。ありがとう・・・。」

彼女は、何処か悲しそうな声で言い電話を切りました。

 

朝、バイトが終わって家に帰ると、彼女がお願いがあると言ってきました。

「昨日、あれから寝れなくてずっと起きてて、また頭に過ぎったんだ。」

「夢の続きみたいなやつが?」

「うん。絶対起きてたから夢じゃないよ!それでね、山の場所が分かったの。それで今からそこに行きたいの。」

新幹線に5,6時間乗り、何回か乗り換えて山がある場所に行きました。

私は新幹線の中で寝ようとしたのですが、不安めいたものがあり寝付けませんでした。

 

「うん。絶対ここ。」

そう言って、彼女は山の中に進んで行きました。

山の中には、小屋の跡地みたいなものがありました。

燃やされたような感じでした。

「何か思い出した?」

「うんん。何も思い出せない。でも、たぶんこの小屋に居たと思う。」

「途中にあった宿で泊まって何か思い出すか待つ?」

「嫌!!絶対嫌!こんなとこにいたくない!」

彼女は突然怒鳴り出し、私を突き飛ばしました。

「あっ、ごめんなさい。」

「疲れてるんだよ・・・。もう帰ろ・・・。」

私は彼女の肩を抱きながら山を降り、家に帰りました。

私も何故かこの山の近くにはいたくありませんでした。

 

私はその日もバイトだったので彼女に「よく寝なよ。」と言い、バイトに行きました。

バイトから帰って家に着いた時、彼女は家にはいませんでした。

携帯に電話しても圏外でした。

私は心配しましたが、寝てなかったので倒れるように眠りにつきました。

 

その日、私も夢みたいなものを見ました。

私は山の中を走っていました。

何かに追われてるのか、後ろを気にしながら走っていました。

目が覚めた時、彼女が横に立っていました。

「何処いってたの?携帯繋がらなかったけど」

「昨日の山の小屋に行ってきてた。」

「また?なんで?勝手に行かないでよ・・・。」

「ごめんなさい。でも何か行かなきゃならない感じがしたの。」

「それで、何か思い出した?」

「うん・・・。あの小屋に私、家族といたんだと思う。それだけ・・・。思い出したのは。」

「そっか・・・。一回、警察に聞いた方がいいんじゃないのかな?燃えてたみたいだし、何か知ってるかも。」

「それだけは嫌!!絶対言わないで!!」

一瞬、彼女の顔ではないものが見えたような気がしました。

「ごめんなさい。もう黙って何処かに行ったりしないよ・・・。」

その日は、二人とも寝ました。

 

それから数日が経ったのですが、日が経つにつれ彼女は痩せて行きました。

私は彼女にバイトをしばらく休ませました。

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