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峠を歩く女の子を家に送り届けた不思議な一軒家の話

この記事の所要時間: 313

G県のY町(Tトンネルとかある結構心霊スポットとしては有名)の峠があるんだが・・・

その峠は基本森だから薄暗い、登って下る距離的にも結構ある。

人によっては気味悪い感じもするかもしれないが、地元なので先輩にとっては普通だった。

先輩はいつも通りバイトの帰りにその峠をバイクで家に向かっていた。

途中頂上付近を走っていると日が暮れかかったころなのに一人で歩いている女の子を発見した。

普段人なんて滅多に出会わないし、もう暗くなるし、後ろ姿がちょっと可愛く見えたりでバイクを止めた。

 

その子は見た目高校生くらいで特別変わった様子はなく(こんな時間に歩いているのは不自然だが)普通の子だった。

先輩「なんでこんなとこ歩いてるの?」

女の子「家が峠下りたらすぐだから」

先輩「俺も峠下りるから乗ってく?」

女の子「うん」

ヘルメットはないけどこんな所だから大丈夫だろうって事で2人で峠を下り始めた。

女の子はバイクに慣れてないみたいでキャーキャー言ってるw

しょうがないんでゆっくり走りながら峠を下った。

話を聞くと姉と2人暮らしということなのでどんな子なんだろうとワクワクの先輩。

峠を下るとホントすぐに家があり、女の子は
「ここだから」
と言う。

 

見るとそれは一軒家だった。

「なんで一軒家に姉妹で住んでんの?」
と思ったが・・・先輩は事情を説明するのとお姉さんとお近づきになるために家の玄関を開け、爽やかな挨拶をした。

すぐに姉は出て来た。

 

姉も特に変わった様子はない普通の女の子で、妹と歳もそこまで離れていないように思えた。

感じのいい子で少し話をしていて、

姉「そういえば妹はどこにいるんです?」

先輩もそういえばと思い、後ろを振り返ると

先輩「あれっ!?いない?なんで?」

家を出て辺りを探しても見当たらない・・・。

家に戻ると姉も心配してるみたいなので、

先輩「もう暗いしこの辺り探しながら交番に行ってきますよ」
と言い、姉にちょっといい所を見せようとしてたみたいですw

ゆっくり走りながら探しても見つからず、結局交番に着いた。

自分が悪い事してないのに警察行くのはなんかなーって先輩は思ったみたいだけど、
「しょうがないか」
と思って、警察に今までのいきさつを話した。

 

警官「そいつはよくないなぁ」
とその子の家の辺りの住所を伝えると、警官が不思議そうな顔をして調べ物を始めた。

先輩は、
「ちょっと厄介事になったなぁ」
とめんどくさくなり始めていたが。

警官の一言でちょっとドキっとした。

警官「んー、その家には誰も住んどらんはずやけどのー?」

先輩「えっ!?そんな事ないですって」

姉と会話をしたこともハッキリ覚えているしで先輩も地図を見ながら確認したが、家は合ってる。

もうこうなりゃ家行きゃわかるとヤケになって警官と一緒に家へ向かった。

 

家に着いたが明かりもない。というか人の気配がない。

警官に、ほらみろみたいな感じで
「狐にでもやられたんじゃわ」
と言われたが、先輩はそんな言葉は耳に入らず、なんで?なんで?とパニクった。

夕方から誰と話してたんだ?なんでこんなにリアルなんやて!と。

今でもハッキリ会話とかを覚えてるみたいです。

 

それからしばらくは気味悪いので峠を通らず周り道をしていたが、やっぱり遠いので峠を通る事にした。

あれから一度だけ女の子をまた峠で見たけど、ゲッ!と思い引き返して周り道通ったんだってw

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