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0時40分になると部屋の中がガタガタ揺れる線路近くの怖いアパート

 2015.11.14     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 428

去年のできごと。

俺がそのアパートに引っ越したのは、五月のゴールデンウィークの初めの頃だった。

理由は簡単なもんで、親の離婚の為の準備別居だ。

俺は親父が嫌いなんで、母親に(金溜まるまで仕事しつつ、パラサイト)着いていったのだ。

まぁここまではよくある話、続きがあまりにも特殊なのだ。

俺も実体験して初めて信じるようになったのだが、霊視ってのは本当にある。

まぁ、俺の場合はもうちょい特殊なのだが。

 

それはさておき―――

実の弟は、本当に「視える」人間らしい。

それに助けられた俺が言うんだから間違いない。

まぁ弟が「視える」人間とだけ覚えておいてくれ。

 

 

さっさと、アパートの話に戻ろう。

アパートは築10年2DK、家賃11万というなんの変哲もないペット可(本来不可だが、大家がOKって言った)だった。

1階には大家の親、2階に俺、3階には大家が住んでいる。外見も内面もなんら問題ない感じのアパート。

異変に気付いたのは、それから2日後だった。

そのころから今の会社でアルバイトを始めて、その日の帰りは終電。

時刻は、0時30分を少し回ったとこだった。

着替えて飲み物を飲もうと冷蔵庫に手を掛けた時、

ガタガタガタ―――!!

部屋のガラス戸が、大きな音をたてた。

ガラス戸自体、古い物だし、素人がやったみたいにボンドで固定されてる。

少し驚いたものの、あまり気には止めなかった。

そのアパートの近くに線路があり、電車が通る度に同じような音を立てていたからだ。

時計を見てみると、時刻は0時40分だった。

 

次の日、また揺れる。

その次の日も。

毎日決まって、0時40分に揺れる。

まぁ気に止めてはいなかった。

 

 

ある日、不意に弟が、
「休みでしょ?○○くん(俺の友人)とか呼んで来て飲んだら?一人で夜いない方がいいよー」

いつもなら、五月蝿くて寝れないから家飲みはすんなって怒るはずなのに。

ちょっと違和感を覚えつつ、友人を呼んだ。

久々の再開&引越し祝いで酒が進む。

時刻は確か、0時10分ぐらい。

宴も酣、そろそろ友人らが帰る時刻が近づいてきた。

 

俺「まだ40分くらいまで大丈夫だろ?」

友人「は?何いってんの?終電は0時28分だぜ、ここ」

俺「え?」

 

送るついでに、終電を確認する。

確かに0時28分、だ。

駅員に確認しても、0時40分に電車が通ることはないらしい。

なら、なぜガラス戸は決まって「0時40分」に揺れるのだろう?

疑問も解けないまま、やはり「0時40分」にガラス戸は揺れた。

 

 

次の日、弟に言われた一言。

「今日、俺も母さんもいないけど・・・一人で家にいちゃいけないよ。少なくとも0時40分は」

今でもその一言を忘れることは出来ない。

もし、ちゃんと言うことを聞いていれば、今みたいな現状にならなくてよかったんじゃないかと思う。

もちろん、俺はその注意を聞き入れなかった。

しばらく暇がなかったのもあり、やりかけのゲームを一気にプレイ。

時刻は、気付けば0時40分になっていた。

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