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人里離れた山奥の河原のキャンプでイタズラしてきた子供にビビって半泣きになった大人たち

 2015.12.12     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 212

夏の出来事。

学生だった俺達は、夏休みに男5人でキャンプに行こうってことになった。

ボロボロのワンボックスカーで、**県の山に向かった。

道中、キャンプ場はいくつもあったんだけど、酒を飲んで騒ぐことが目的だったので、周りに他のキャンプ客のいない(当然民家も無い)山奥の河原にテントを張った。

誰に気を使うことなく、BBQを食いながらビールとワインを飲んでドンチャン騒ぎをした。

俺達の声以外には、川の音と虫の鳴き声しか聞こえない。

 

深夜になるとみんな酔っ払って、誰からともなくテントで寝だした。

俺も寝ようとテントに入ったんだけど、山の夜は寒くて寒くて寝れたもんじゃなかった。

俺はテントで寝るのをあきらめて、車で寝ることにした。

車の後部座席をフルフラット(ベッド状態)にして毛布をかぶって寝ていると、後部座席のドアを外からコンコンって誰かがノックした。

俺は
『テントで寝ていて寒くなった誰かが避難してきたな』
と思いながら、スライドドアをガララと開けた。

その瞬間、幼稚園児ぐらいの男の子が車内に入ってきた。

「!!!!!!」

俺はビックリして、車の一番後ろまで転がった。

車内に入ってきた男の子は後部座席から運転席に行き、シートに立ってオモチャの車で遊ぶようにハンドルを動かしている。

 

こんな山奥に、こんな小さな子供がいるわけない!

俺はハッチバックを内側から開けて、外に転がり出て裸足で河原まで走って行きテントで寝ていた4人を叩き起こし、今起こった事を半泣きで説明した。

「寝ぼけてたんじゃないのか?」
と1人の友人が言ったとき、

ビーーーーーーーッ!!ビビーーーーーーーーッ!
と俺達の車のクラクションが鳴った。

「…これはやばいな」

震えた声で1人がそう言った。

俺達は、テントで夜が明けるのを無言で待った。

クラクションが鳴ったのは、その2回だけだった。

 

30分ぐらい経った頃、イライラしだした1人の友人が
「幽霊かナニか知らないけど、こーゆーときは弱気になったらダメなんじゃね?子供なんだろ?『どこか行け!!』って怒鳴った消えるんじゃないか?」
と言い出した。

そのとき、テントの入り口から男の子がヌッと中に入ってきて

「お前たちがどこか行け」

と無表情で言った。

 

そこから記憶が無い。

気付くと、朝になっていた。

俺達は、逃げるようにその場所を離れた。

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