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不可解な現象が教室内で起きた早朝出校の嫌な恐怖

 2015.12.13     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 310

小学5年生の頃の話。

ウチのクラスは健康の為に、早朝マラソンを義務付けられていた。

1時間目が始まる前に、学校の外周を走らなければならない。

俺と友人は走るのが嫌で、他のクラスメイトより30分早く学校に行き、走ったフリをしてサッカーとかして遊んでいた。

 

 

その日はいつもより早く学校に着いたので、サボり仲間の友人はまだ来ていなかった。

7時00分。友人が来るまであと15分、他の生徒が来るまであと45分ぐらい。

1人でサッカーしてもつまらないので、教室で友人を待つことにした。

 

学級文庫の『まんが日本の歴史』を読みながら待っていると、人のクスクス笑う声がしたので顔を上げた。が、誰もいない。

「アレ?」
と思っていると、教室の入り口の隅にある掃除用具入れが少し開いていて、そこから誰かがコチラを覗きながら笑っている。

暗くて顔は確認できなかったが、そんなことするのは馬鹿な友人に決まっている。

俺は、
「あ~ ○○遅いな~~」
と、わざとらしく独り言をいいながら、席を立ち上がった。

と同時に、机の上に飛び乗り、トン!トン!トン!と八艘飛びで机を渡り、掃除用具入れに体当たりして扉を閉めた。

体で扉を閉めながら、手でガンガン掃除用具入れを叩き、アハアハ笑いながら、
「ギブ?ギブ?」
と中にいる友人に聞いていた(馬鹿だ)。

すると、教室のドアが開き、友人が入ってきた…?

「なにしてるん?」
と、友人は冷めた声で言った。

 

「…え?おまえ今この中に入ってなかった?」

そう訊ねると友人は、
「なんで俺がそんな臭い中に入らなアカンねん。…つーかアレ誰が来てるん?」
と言いながら、窓の方を指さした。

指をさした方を見てみると、窓の横に束ねられたカーテンがふくれている。

俺たちもよく同じ事をするのでわかる。誰かが中にくるまっているのだ。

「いや…俺以外まだ誰も来ていなかったけど…???」

俺が戸惑っていると、友人は手に持っていたサッカーボールを
「誰やねん!!」
と叫びながら、ふくらんだカーテンに投げつけた。

ボールは見事カーテンのふくらみに直撃した。

しかし、ボールは跳ね返らず、カーテンはふわりとボールを受け止め、他のカーテンと同じように真っ直ぐ窓から垂れ下がった。

 

「あれ????????」
と思った瞬間、

ガン!ガン!ガン!ガン!

掃除用具入れの内側から誰かが叩きだした。

俺も友人もビックリして教室を飛び出した。

廊下に出ても、教室の中の掃除用具入れはガンガン叩かれている。

俺も友人も怖くなって、職員室まで走っていった。

担任はまだ来ていなかったが、他のクラスの先生がいたので、
「教室に変な奴がいる!」
的なことを言い、教室まで一緒についてきてもらった。

 

教室は既に静まりかえっていた。

先生に掃除用具入れを開けてもらったが誰もいない。

説明を求められ、
「マラソンする為に朝早く教室で○○君を待っていたら…」
と、起こったことを一から説明した。

漠然と怒られるような気がしていたが、先生は
「このことは誰にも話したらダメだよ。担任の先生には私から伝えておくから」
と、やさしく肩をたたいてくれた。

しかし馬鹿な友人と俺は先生との約束を守らず、その話を言いふらしてまわり一時期学校は騒然となった。

先生にはこっぴどく怒られたが、みんな怖がるので早朝マラソンは無くなった。

でも、一連の出来事が不可解すぎた故に、今でも鮮明に思い出せるよ。

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