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古い日本家屋の地下で開けた禁忌の扉

 2015.12.23     都市伝説・ネタ     1件     Loadingお気に入りに追加
禁忌の扉
この記事の所要時間: 31

子供の頃、家族で父の実家に帰省したときの話。

父の実家は、築100年位の古い日本家屋で、地下があった。

でも、地下へ続く階段はとても急で

「危ないから下りちゃダメだ」

と言われてた。

 

だけどそこは小学生男子2人、弟と二人でこっそり下りる事に。

最初は、一段二段と降りて

「キシシ」

と笑う程度だったが、段々エスカレートしてきてもっと下までおずおずと下りた。

 

下で弟が

「ダメだよ、怒られちゃうよ」

と言うと、兄としてはびびってると思われたくないと思い、おっかなかったが虚勢を張ってついに地下へ。

 

ギシギシ鳴る廊下、古く黒化した木の扉、空気も重くて正直怖かったんだが、また虚勢を張って弟に下りてくるように言った。

弟がそろそろと下りてきた後、二人でしばらく黙り込んだ。

子供ながらに、何か不穏なものを感じたのかもしれない。

 

そっと

「ここ開けてみよう」

と言って扉に向かったら、弟は

「怒られるよ~」

と泣き声。

 

さらに兄の威厳を示すべく、扉に手を掛けるも動かない。

ちょっとムキになって力いっぱい引いたが、それでも開かない。

 

ホッとして

「鍵かかってるよ」

と言うと、弟も近寄ってきて扉に軽く手を掛ける。

 

仙台箪笥のような金具がうってあり、いかにも重そうだったんだが、扉は

「カラカラカラ……」

と軽やかな音を立てて開き、そしてそのままビビリなはずの弟は、スッと中へと入っていった。

 

 

そこから次の記憶は、夕飯を食べている所。

その時の気分は「何となく変だと思ってるし、記憶が飛んでるのも分かってて、不思議だなと感じてはいるがあんまり気にしてない」ってとこ。

弟も普通にご飯食べてて、何となくボーっとそれを見てたと思う。

 

その夜、寝ていたら両親と祖父母が何やら騒いでいて目が覚めた。

弟が高熱を出した…

心配になって起きだし、弟の所へ行くと真っ赤な顔でぐったりしている。

祖母が慌てて

「こっち来ちゃダメ!」

と言い、俺は母に押されて布団へ戻った。

 

次の日になっても弟の熱は下がらず、医者が言うには

「疲れてるんだと思う」

との事だった。

 

夜に、母が

「今時、そんなバカな事!」

と言っているのを聞いた。

救急車を呼ぶか、今すぐ病院に連れて行くかと口論してるようだった。

 

 

その次の日の朝、祖父が死んだ。

弟の熱は、ウソのように下がった。

 

父が祖父の遺体に

「親父親父…ありがとう…ありがとう…」

と言って泣いてた。

母は、土下座して泣いてた。

 

病み上がりとは思えない位、元気な弟は

「さっき、おじいちゃんと話したばっかりだったのに」

と泣いてた。

 

後で思ったが、これも明らかにおかしい。

弟の熱が下がったのは、祖父が息を引き取った後だったのだ。

その後は、祖母を引き取って、あの家を取り壊す事に。

 

祖母は数年後に亡くなったが、あの時の事は話してくれない。

両親も、弟ですらなぜか教えてくれない。

お互い、いいおっさんになって家庭も持った今でも口には出せない。

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 カテゴリ:都市伝説・ネタ
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コメント

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2015/12/24(木) 14:08:59 ID:UxOTU5MzI

    弟の身代わりで祖父が・・・・・・

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