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怪しげな勧誘を行うマルチな学生達への見張り

マルチにハマりやすい学生たち
この記事の所要時間: 716

俺も怖い思いをした事がある。

20年ほど前、T県にある国立大に通っていた友達のアパートへ、3人で引っ越しの手伝いに行った。

U駅周辺やキャンパスの周辺はそこそこ明るい感じだったが、そいつのアパートはK川を越えた雑木林に有り、

車のなかった俺達はバスで近くまで行き、そこから歩いて20分も掛かった。ひどく寂しい場所だったんだ。

 

引越し屋の業者も帰り、4人で麻雀などをやりつつ酒を飲んだ。

当時、タバコを吸っていたのは俺だけで、夜中になった頃タバコが切れてしまった。

酒とジュース、つまみは豊富に有ったんだけど、タバコだけは無い。

自販機はないのか?と聞くと、例のバス停まで行かないと無いと言う。

 

外は真っ暗だった。

文字通り、足元も見えにくい程の闇。

(マジかよ~、嫌な感じだなァ)

時折有る街灯の周辺だけが、微かに明るいだけの山道をトボトボと歩いていると、公衆電話のボックスに出くわしたんだが、これが何かおかしい。

 

普通なら明かりが点いているはずなのに、消えている。

(壊れてるのか?これ?)

立ち止まってボックスを除くと、電話機には電気が来ているらしく赤い表示は点いている。

通り過ぎようとしたら、公衆電話の隣に立ってるゴルフ場のデカイ看板の後ろに男が立って、ジッとこっちを見ていた。

 

思わず

「うぉっ・・」

って小さく声を上げてしまったんだが、愛想笑いをしつつ軽く会釈をして、俺は通り過ぎた。

 

(こんな真夜中に、あのオヤジ、何やってるんだろう?気持ち悪いなぁ)

と思いつつ歩いて行くと、森の中に分かれ道が有って

『○〇の里』とか『○○の家』だかもう思い出せないけど、白い看板が立っていて、来る時は全く気付かなかったバリケードが置いて有った。

道の奥は、森の中に消えていて先は全く見えなかった。別荘でもあるんだろうな。

 

やっとバス停まで出ると、田舎のバス停に良く有る雨除けのしょぼい屋根の下に、中年の女が立っていた。

(もう、バスなんか来ねえだろ?何で居るんだろ?)

中年の女は、俺がタバコを買うのをジッと見ていた。

 

戻って来ると、例の別荘らしき白い看板の前に車が1台停まっていた。

軽トラって言うのか、小さい荷台がある、よく田舎なんかの農家の人が乗っている様なアレ。

どう見ても3人がやっと乗れる様な車なんだけど、4,5人位の男と2人程の女が周りに居る。

 

真夜中だろ。それにこんな真っ暗な中でお互いに人が出会ったら黙って通り過ぎるのも何だから、と思った俺は

「何かあったんスか?」

と声を掛けずにいられなかったんだ。

 

すると、若い女が

「道に迷ったみたいで」

と言った。

 

「助けてくれます?こちらに住んでるんでしょ?」

と馴れ馴れしく笑って言った。

 

「俺、地元の人間じゃないんで分からないけど、バス停の有る国道ならあっちの方ですよ」

と言うと、もう一人の若い女が

「じゃあ、そこまで一緒に車で」

と言う。

 

よく見ると、女の着てる黄色のジャージは、マダラになってて元は白い物が汚れてしまった感じだし、車の中には赤ん坊が居る様だった。

車の中には生ゴミの袋が有って、赤ん坊はその中で泣いていた。

酷い悪臭がした。

(冗談じゃねえよ、こんな気持ちの悪い奴らの車なんて)

 

「ここからなら真っ直ぐだし、ちょっと帰る家も遠いので…」

と何とか断ってその場を去ると、連中は

「じゃあ、また」

と言った。

例の電話ボックスまで来ると、さっきの男が今度は電話ボックスの中に立っていて、電話もしないくせにジッと俺を見ていた。

 

アパートに帰った俺は、さっきの事を皆に話した。

「なんだ?そりゃ」

とか

「よっしゃ、見に行ってみるか?」

とかチョッと盛り上がって、ほんの30分もたたなかった時だった。

 

玄関のブザーが鳴った。

 

玄関で、友達が受け答えしている。

「はあ、U大生です…」

「ええ?そう、友達と一緒ですけど…」

とかボソボソ聞こえてきて

「そう、今日引っ越してきて…」

「え?もう貸してない?」

とか言ってる。

 

「何だ、何だ。どうした?」

俺達3人も玄関へ行ってみた。

 

よく田舎に居そうな、帽子を被った年配の見るからに農家の人みたいなオジサンが、玄関で友達と話している。

外には、電話ボックスの男と、バス停の中年の女も居たのでびっくり。

農家の人みたいなオジサンは、このアパートの大家だと自己紹介し、外に居る男と女は息子さんとその嫁さんだと説明した。

 

オジサンが

「さっき、タバコ買いに行った人居なかった?」

と言うので、友達が俺を見る。

 

(ははぁ、未成年者のタバコと思ったんだな。それでワザワザ文句言いに夜中に来たのか。まったく田舎はうるせえ奴が居るんだな)

 

単純にそう思った俺は、運転免許を出して説明してやろうとすると、中年の女がヒョイッと顔を出して

「そうそう。このお兄さんよ。大丈夫だった?」

と言い、電話ボックスの男が

「別荘の処に変な人が居たろ?」

と言った。

 

イチャモンどころか、何か心配してくれてる様な雰囲気に拍子抜けした俺達。

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