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電源が切れているのに動き出す怖いエレベーターがある予備校

 2016.01.18     恐怖体験談     1件     Loadingお気に入りに追加
幽霊の生徒たちが乗っているエレベーター
この記事の所要時間: 524

働いてる予備校での怖い話。

私は都内の某大手予備校で働く、しがない教務バイト3年目。

なんだかんだ、都内の系列校舎のなかでは、かなりの古校舎になってしまった。

自習室には地震でヒビが入ったりして、老朽化は否めない。

中でも別館と言われている校舎で起こった話を話そうと思う。

 

 

「エレベーターって、怖くないですか?」

バイトの後輩からいきなりの質問だった。

模試の準備をしている間は生徒も来ないし単純作業ばかりなので、楽しいトーキングタイムになることが多い。

 

「なんで?」

「だって、うちの校舎のEV暗いし、すぐ蛍光灯暗くなるし…」

「そんなのどこの校舎でも一緒じゃん?」

「新館はそんなことないじゃないですか!それよりなにより…」

「なにより?」

「乗る人も降りる人もいないのにいつも止まるじゃないですか、講師室前で。」

「……」

 

そうなのだ。

講師室の担当になったことのある女性バイトは一度は通る道。

別館講師室担当。

 

先生も生徒もほぼ訪れない授業中の時間帯に、ベルの音と同時にドアが開くのだ。

明らかに誰かのいたずらと思えるのだが、毎日そんないたずらをする輩がいたら、大学なんぞ落ちてしまえと言いたい。

そして、その誰も乗り降りしないEVが講師室前に止まるのは、必ずと言って良いほど、先生も生徒もほぼ訪れない夜間授業中の時間帯なのである。

ラッシュ時や、日の高いうちにそんな現象は起こらない。

 

「そういえば古株のH先生が、昔発狂した生徒が7階の窓から飛んだって言ってたなぁ」

「先輩なんでそんな話今するんですかぁ~怖いじゃないですかぁ!!」

「おまえが言い出したくせにww」

 

こいつはいつも墓穴を掘る傾向にある。

世の中には、知らない方が良いことも沢山あるのに。

アホなやつめ。

 

「でも何で飛んだ生徒がEVに関係するんですか」

「なんでも浪人生で、講師室に必ず質問に来る生徒だったらしいぞ」

 

「あの時間帯に?」

「一番すいてるからな、あの時間帯。昔は先生がよく溜まってたらしいし。」

 

「じゃあ明らかに目に見えない何かが目の前をスルーしてる可能性大じゃないですか!!」

「あ~…そうだね」

 

「そうだねじゃないですよ!!この後、怖くてEV乗って教務に帰れないじゃないですか!」

「大丈夫だ、むしろこの時間はすでにEVの電源切られてるから、うちらは階段と言うアナログな手段で帰らざるを得ないwww明日になったら忘れてるって。」

 

「しかもここ例の7階じゃないですかぁ~!!!」

「泣くなよめんどくさい…EVで降りるわけじゃないんだから大丈夫だよ」

 

「泣きもしますよ!早く作業終わらせて帰りましょうよ!」

 

22時を過ぎるとEVの電源は切られてしまう。

節電だとか言っているが、そんな節電は無意味だと今なお思う。

計画性のない職員が担当の場合、模試の前日にバイトの就業時間22時を過ぎることはよくある話だった。

 

後輩に泣きつかれて、サクサクと仕事を終わらせた私は、教室の施錠をしてフロアの電気を消した。

見えるのは非常灯の明かりだけ。

他のフロアももう真っ暗。

そんな中、薄暗い階段を下りるのは私だって嫌だ。

 

「せんぱーい…」

「何」

おびえきっている後輩が、今にも消えそうな声で袖を引っ張る。

「あきらかに今EVが動く音がしてるんですけど」

 

時刻22時20分

そ ん な わ け は な い

 

「ちょwよりいっそう自分の首を絞めるのはやめたまえよww」

「冗談でそんなこと言うわけないじゃないですか」

 

後輩がマジ泣きし始めた。

そんな雰囲気じゃあ、いくらドSと名高い私でも怖くなるに決まっている。

 

気づかないうちに、二人とも声が震えている。

信じがたいことに、確かにEV特有のゴォーッという音が聞こえる。

着実にあの狭い密閉空間が7階に迫っている。

目に見えない何者かが乗っている可能性は、今の状況下だと多分高いんだろう。

 

でも、EVランプは消えている。

22時にEVの電源は切られているはずだ。

しかも、翌日に備えて、2台あるEVは両方とも1階に下りているはず。

7階にくるはずがない。

 

ぐるぐると、ありえない情報が私の脳内に取り込まれ、ヤバイという生物的本能が働き始めた。

「早いとこ、おりるよ」

後輩の手をとって階段を駆け下りた。

 

6階に差し掛かったとき、7階フロアからEVのベルとドアが開く音がした。

肌というか、感覚が感じる冷たい空気。

 

やばい。

 

二人とも顔が引きつって、半泣き状態で駆け下りた。

絶対振り返っちゃいけない。

今振り返ったら、絶対階段の上の方で目があう。

目、あるのか?

いや、そんなことを考えてる場合じゃない。逃げなきゃ、後輩連れて帰らなきゃ。

 

「私はチューターでも講師でもありませんので君のお力にはなれません!!!」

今考えると、よくわからないことを口走りながら1階までノンストップ一段飛ばしで駆け下りた。

7階で止まったEVは、しまる気配もなく止まっているようだった。

 

本校舎の教務に泣きながら帰ると、職員さんたちが慣れた雰囲気で

「ああ、EVきたの?」

「たまにあるんだよね、たまにね。」

「もうそろそろ模試のピークだし、質問が溜まってるんだろうね…」

シャレにならない言葉を残し、帰って行く職員たち。

 

別館2階の更衣室へ着替えに戻らなくてはならないことに気がつきテンパりながらも、呪われた落し物に気づくことになるのは、この後のお話。

また次回気が向いたら書こうと思います。

画像出典元:i.ytimg.com

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 カテゴリ:恐怖体験談
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コメント

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2016/01/18(月) 23:29:53 ID:M4MDk3Nzk

    早く続きお願いしますよ。

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