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人を精神的に追い込むほどの独り善がりなストーカーに伝えたい「もうわたしを探さないで」

女性を尾行するストーカー
この記事の所要時間: 749

あまり思い出したくないのですが、私が体験した話を書きます。

先にお断りしておきますが、これは幽霊や心霊体験のお話ではないので御了承下さい。

長文ですが、どうかお付き合い願います。

 

11年前、ハタチの私(仮に洋子とします)が会社勤めしていた頃の話です。

会社の外壁の修復作業をしに来ていた一人の男性(仮に小野とします)と私は知り合いました。

その人は私よりも17歳も年上だったのですが、見た目が若く見えた為、最初は「27、8歳くらいかな?」と思っていました。

 

 

小野と話すようになったきっかけは、私の先輩が小野の友人(その人も修復作業員)に一目惚れし仲良くなり、

そこで小野が大層私を気に入っているらしいという話しになり、何回か飲みに誘われたのです。

私は小野の事をタイプうんぬん以前に、年上過ぎたので全く恋愛対象外だったのですが、

先輩に

「洋子が来ないからいつも小野が機嫌悪くて、飲み会の場の空気が悪くなる。
嫌かもしれないけど頼むから少しでもいいから来てくれ」

と言われ、断れなくなってしまい、

(最初は色んな口実を作って断ってました)

一回だけならいいかと思い、飲み会に参加したのです。

 

話してみると小野は優しく、周りの人達からも信頼されているようで気さくな男でした。

最初は皆でたわいのない話で盛り上がっていたのですが、お酒が進むにつれて来るわ来るわ小野からの集中攻撃。

 

「洋子ちゃんは彼氏いないの?」

「洋子ちゃんはいつもどこで遊んでるの?」

「洋子ちゃんお酒何が好き?」

「洋子ちゃん今まで何人と付き合ったの?」

 

洋子ちゃん洋子ちゃん洋子ちゃん洋子ちゃん洋子ちゃん洋子ちゃん・・・・

私はいい加減うんざりで「・・あー・・・はぁ・・そうですねぇ・・」とやる気無く答え、呑みに逃げてました。

しばらくして、先輩が酔い潰れて眠ってしまったので私はチャンス!と思い、

先輩を介抱すると言い、飲み会を後にしました。

 

その日は特に何も無かったのですが、

次の日仕事が休みで家でくつろいでいると、携帯にメールが届いたのです。

 

「小野です。

昨日は〇〇ちゃん(先輩の名前)大丈夫だった?

かなり飲んでたみたいだけど。」

 

私は一瞬、訳が解りませんでした。

だって、昨日私は小野とメアドを交換した覚えなどこれっぽちも無かったのです。

いくら呑んでいたと言っても、私はかなりお酒に強い方なので絶対に忘れません。

私が小野になぜメアドを知っているのかと問いただした所、小野はこう言いました。

 

「いやぁゴメンゴメン、昨日洋子ちゃんがトイレに行っている間に周りの皆が

『今の内にメアドゲットしてしまえ!』って囃し立てちゃってさ?

俺もその場のノリでやっちゃったんだ。」

 

そうです。小野は私がいない間に、勝手に私の携帯から自分の携帯へメールし、なんと電話まで掛けているのです。

なんでそんな事するんだと最初はなかばキレ気味に抗議しましたが、小野は何度も何度も謝り、

「ただのメル友でいいから」と言うのです。

余りにも何度も謝るのでただのメル友ならと思い、その時は許してしまいました。

 

 

その後は心配していたほど頻繁にメールも来なく、安心していたのですが・・・

ある日突然、「仕事が終わったら話したい事があるので会いたい」とメールが来たのです。

(この頃はもう修復作業も終わっていたので、小野と会うこともありませんでした)

何だろうと思い、会社を出た所で待っていると、小野がすぐにやって来ました。

しかし、その姿を見て私は愕然としました。

 

なんと、小野は真っ白いスーツに身を包み、結婚式で花嫁さんが持っているような小さなブーケを持っていたのです。

私が呆気に取られていると、小野は手に持ったブーケを私に差し出し

「結婚を前提に付き合って欲しい。」と言うのです。

 

あの時の飲み会から一回も会ってまともに話しすらしてないのに、何を言っているんだこの男はと呆れていたのですが、

流石に会社の前だし誰かに見られるのも嫌だったので、丁重にお断りして私は小野をその場に残し走って帰りました。

しかし、その日の夜からです。

小野の様子がおかしくなってきました。

 

「さっきはゴメン。急でびっくりしたんだよね?俺は全然怒ってないよ(^^)/メールちょうだい!」

「洋子ちゃん、なんで返事くれないのかなぁ?」

「俺さぁ、けっこう気ぃ短いんだけど(^_^;)さっきの返事くれないの?いつまで延ばすつもりなの?」

「ゴメン、もうしつこくメール送りません。」

「お願い!電話だけでも出て!!」

「洋子ちゃんゴメン洋子ちゃんゴメンね。」

 

こんな内容のメールが、朝まで何十通と届くのです。

中にはいつの間に撮ったのか、飲み会の時に私を隠し撮りした写真まで添付してありました。

私はもうなんだか怒りを通り越して怖くなって

(本当は強く言ってやりたかったのですが、小野は私の会社を知っていたので下手に刺激して会社に来られたらまずいと思い、言えませんでした。)

急いで小野のメアドと番号を受信、着信拒否し削除しました。

 

そして、小野から最後に届いたメールにはこう書かれていました。

「洋子ちゃん、死にたいって思ったことある?」

「俺、洋子ちゃんとなら死んでもいいなぁ」

正直、ゾッとました。

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