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マンションの地下にあった幽閉施設

マンションの地下にあった幽閉施設
この記事の所要時間: 50

中卒なので、誤字脱字や低い文章力などで読みづらいとは思いますが、勘弁して下さい。

やんちゃばかりして、高校にも行けなかった俺は、中学を卒業してすぐから鳶の仕事をしていた。

鳶ってのは色々種類があるんだけど、俺がやってたのは改修鳶。

すでに建っている建物を改修するために、建物の周りに足場を建てる仕事なんだ。

で、その足場を使ってペンキ屋さんとか他の業者さんが建物を直していくわけ。

前置きが長くなったけど、これはちょうど俺が20歳になった時の話。7~8年ぐらい前かな?

 

そこの現場はちょっと特殊でさ、マンションの地下に足場を建てるって内容だったんだ。

しかもそこは、広さが半端じゃなかった。

みんなはマンションの地下がそんな広いわけねぇだろ!って思うだろ?

俺たちもちょっとびっくりした。

 

マンションの地下に高さが20mで幅も10m×20mぐらいのスペースがあって、10mぐらいの高さにマンホールぐらいの穴が1つ空いてるんだ。

壁にハシゴみたいのがあって、その穴まで行けるようになってる。

穴の先も同じスペース。

これが20個ぐらい続いてるんだ。

めっちゃ広いだろ?

 

壁とかがひび割れだらけだったり、鉄筋が飛び出てたりで、とにかくずさんな工事って感じだった。

なんか途中で投げ出した感じだったりさ。

だから、これを直してこのスペースをなんかに使うんだろうなぁって思った。

ただ、マンション建てた時にちゃんとやればいいのに、何で今さら?っていう疑問はあった。

 

だって築5年しかたってないんだよ?

古くなってボロいんじゃなくて、もともとの工事でこうなってるだけ。

だから手抜き工事かぁ。世の中すさんでるなぁ。って住民さんがかわいそうって素直に思った。

中なんだけど、もちろん真っ暗だからヘルメットに付けたライトでまぁある程度は見えるって感じだった。

 

この時は工事をする前の下見で先輩と2人で来てたので、「お化け出そうでちょっとこえーな」とか、軽く肝試し感覚でまわってたんだ。ボロいしね。

こんな感じで材料入れて、あっちから組んでいってとか仕事の流れも、もちろん考えながらまわってたんだけど、10個目ぐらいの場所がちょっと形が違ってたんだ。

先輩に、「こっから組み方変わるからめんどくさいっすねぇ」って言ったら、ここからは組まないとのこと。

しかも穴もふさいで、こっちはもう使わないらしいと言われた。

 

だからオレは、

「行けなくなる前にちょっと探検しましょうよ!」

って聞いてみたんだよ。

まぁ先輩もアホだから、楽しそうだし行くか!ってなったわけ。

 

10個目の場所の奥の角には変な鉄の扉があってさ。

開けようとしても開かないし、気になるけど次のスペースへ。

そこにも同じ鉄の扉。

ここも開かない。

とりあえず奥まで行ってみようってなって20個目まで行ったんだ。

ここで行き止まり。

もちろん、全部のスペースにも鉄の扉はあったけど無視して進んできた。

 

何もねぇなぁってなって戻り始めて、たぶん14個目くらいかな?

先輩が

「1箇所ぐらい鍵あいてっかもよ?」

っていうから開けてみたらなんと開いた。

 

そのまま奥まで続いてて、中は真っ暗だった。

「行く?」

「どうせなら行きます?」

ってお互いのり気じゃない雰囲気だったけど、ヘルメットに付けたライトの光を頼りに進んで行くと、左右に扉があった。

 

なんていうのかな?

ホテルの廊下みたいに左右にいっぱい扉があるんだ。

『049』とか『050』とか部屋番みたいなのがふってあってさ。

ここにも部屋作る予定だったのか?って思ったけど場所がおかしいし、鉄の扉だし、なんかおかしかった。

気になるし、先輩も開けてみろっていうから1つ扉を開けたんだ。

 

中は4畳ぐらいの広さで、鉄格子の牢屋みたいな感じだった。

「怖っ!昔の牢屋?」

「なんかヤバいし、帰りましょう」

ってなったんだけど、先輩が隣の部屋も気になるって言い出した。

 

正直オレはもう怖すぎて、内心ふざけんなよ!って思ってた。帰りたくてしょうがなかったんだ。

でも先輩に逆らえるはずもなく、隣の部屋へ。

この時の衝撃は今でも鮮明に覚えてる。むしろトラウマになってる。

 

隣も同じ牢屋になってたんだけど、開けた瞬間、

「うわぁぁ!!」って2人で叫びながらダッシュで逃げた。

牢屋の中に、ロードオブザリングに出てくるゴラムみたいなのがいて、こっちを見てた。

地下から出て、監督に慌てて報告したんだ。

監督は「そうかぁ…。多分見間違いだけど、騒ぎになるとややこしいから周りには言わないでくれる?」って。おかしいよね。

 

その日はそれで帰って、社長にも報告した。

「あそこヤバいです!」って、そしたら社長も同じこと言うんだよ。

「詮索するな。とりあえず組むとこ組んでこい」って。

 

後日組みに行った時、同僚にも話してたから確かめに行ったんだけど、もう鍵が閉まってて入れなかった。

みんなは都市伝説だぁ!って騒いでたけど、あれは信じてなかったと思う。

無事にくみ終わって、半年後くらいにばらしに行った時はもう、穴がふさがってて行けなくなってた。

なんかオレ達の知らない世界ってあんのかなぁって今は思ってるけど、世の中って怖いよな。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。

画像出典元:iyaiya.jp

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