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オオオカタダタカからの奇妙なメール

 2016.02.19     意味がわかると怖い話     1件     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 439

あなたはおかしなメールが届いているのに気付いた。

それは、こんな文章で始まっていた。

「突然のメールさぞかし驚かれたことと思います。
単刀直入に申し上げますが、やはり私はあなたとはおつきあい出来ません。
いえ、むしろおつきあいしたいくらいなのですが、私とあなたとでは歳が22も離れており、あなたの親御さんがまず反対すると思われます」

 

全く心当たりがない内容。

間違いメールと判断したが、少し面白く思って読んでみた。

どうやら差出人の男性に、22歳も年下の女性が片思いをしており、
『私もあなたの気持ちには以前から気がついていました』が、
『年齢差はもちろんですが、私は現在無職』で、
『交際するべきではないと結論を出した』らしい。

 

本当ならおっさん凄いな、でもおっさんの勘違いだったら間抜けなメールを、それも間違って他人に出しちゃったってことだな・・・

と思ってあなたは送信者の欄を見た。

なぜかあなたのアドレスだった。

首を傾げる。しかし、特に気にはならない。そのまま放置した。

 

 

次の日。郵便受けにDMが入っていた。

見ると住所は確かにあなたのうち宛だが、宛名が『オオオカ タダタカ』になっている。

あなたの名前ではない。

 

このアパートに引っ越して半年経つ。

今頃、前の住人宛に手紙が届くのもおかしい。

が、きっと前の住人宛だろうと思い込み、2階に住んでいる大家に手渡す。

 

大家は、

「あら、確か前の人は伊藤さんだったはず・・・でも何人も代わってるし、大岡さんて方もいたような・・・とりあえず、私が郵便局に渡しときますね」

と受け取った。

 

あなたは4階の自分の部屋に戻り、コートを脱ぎながら考えた。

オオオカ タダタカ。

漢字で見たらなんとも思わなかったかもしれないが、カタカナだと奇妙な名前だ。

 

 

そんなことも忘れた一週間後の夕方。

あなたはアパートに帰って来たが、ふと違和感を感じて玄関に入る前に、4階の自分の部屋の窓を見上げた。

誰かが立っていた。

カーテンを開け放した窓際に、誰かが立っており、放心したように遠くを眺めている。

部屋の中が薄暗くてよく見えないが、中年の男のようだ。緑色のコートを着ている。

 

あなたは凍り付いて、その場で携帯から110番する。

5分ほどで警察が来てくれたが、その頃には男の影は消えていた。

警察2人とあなたは一緒に、アパートのあなたの部屋に入った。

隈なく調べるが、どこにも男はいない。鍵も全てかかっている。

またなにかあれば連絡下さい、と警察は去っていったが、「気のせいでしょ」と言いたげな態度だった。

 

あなたはすぐに大家の部屋をノックする。大家に、

「前の住人がまだ鍵持ってて、今日勝手に入ったんじゃないんですか」

と怒りながら尋ねるが、大家は戸惑った表情で、

「いえ、鍵はつけかえてますし、そんなはずは・・・・」

と言葉を濁すので、あなたは大家が鍵の付け替えを怠ったのを誤魔化してると思い、憤りながら自分の部屋に戻るとチェーンをかけた。

 

そして洗面所へ行った時、気付いた。

昨日の夜から使っていない、バスマットとバスタオルがずぶ濡れだった。

あなたは鞄を持って、そのまま部屋を飛び出した。

 

友達の家に泊まったあなたは、明るいうちにアパートに戻る。

気味が悪いので引っ越したいが、とりあえず引っ越し先を探し、荷物もまとめなくてはいけない。

郵便受を見ると、またDMが入っている。

オオオカ タダタカ宛。

「・・・・・・・・・」

 

そのDMを持ったまま、部屋に戻る。

ざっと中を見回す。クローゼットや押入れ、トイレ、浴室を見てまわる。誰もいない。

DMはフジコーポレーションと印字されている。あなたは開封してみた。

 

中に入っていたのは、8枚の写真だった。

両手のアップ。両足のアップ。膝のアップ。局部のアップ。腹のアップ。胸のアップ。唇のアップ。目のアップ。

中年の男の体の一部をアップで写したものだった。

 

あなたはハッとして、メールのチェックをする。

新しいメールが一つ。

たった一行。

「勝手に他人宛の手紙を開けるな」

 

あなたはまた110番をかける。

警察が来るまでの間に他におかしなことがないか、家中を狂ったように点検する。

1つ、気付いた。電子レンジが熱い。開けてみると何も入っていないが、確かに熱い。

一体なんなのか、誰がこんなことをしているのか。何もわからなかったが、オオオカ タダタカの仕業なのだということはわかった。

でもなぜ?あなたはオオオカ タダタカなんて人物を知らないのに。

 

チャイムが鳴った。警察だ。

あなたは急いで玄関の鍵を開ける。

開けたとたん、中年の男に出くわす。緑のコート。

男が金槌を振りかざすのが、あなたの見た最後だった。

その後のあなたの記憶は、無い。

 

あなたは死んだ。わたしはまた一人になった。

次のおともだちを探さなくてはいけない。

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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/07/30(土) 04:13:38 ID:QwODE2MTk

    うっわくそつまんね

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