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山登りを続けていると稀に奇妙な出来事に遭遇することがあります

 2016.03.02     その他の怖い?話     2件     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 150

春の新緑の中、単独で下山していました。

山は登る時は意気揚々としていますが、下りは虚しいものがあります。

また、単調な下りは疲れるものです。ただ新緑の林の中を黙々と降りて行きます。

 

気づくと10m程先に、自分と同様に単独で下っている人がいます。

人間、単調な中にも目標があると元気づくものです。

よし、追いついて声をかけてみるか。と考え、ペースを少し上げました。

相手もそれに気づいて、ペースアップしたようです。

もう少しペースを上げてみましたが、相手との差は縮まりません。

 

とうとう疲れて立ち止まり、小休止を取ることにしました。

すると、前にいる人も休んでいます。

顔は見えないのですが、モスグリーンのジャンパーを着ている男性でした。

その時、以前誰かから聞いた話が頭をよぎりました。

 

『山に住む霊に付いていくと行方不明になる』という話でした。

聞いたときにはバカにしていた怪談話ですが、

このときばかりは、思い出した途端に全身から冷や汗が噴き出してきました。

 

とにかく出立する事にして、立ち上がりました。

前方のモスグリーンのジャンパーの男も、立ち上がって歩き出そうとしています。

前方の男を見ないようにして、歩き出しました。

 

1時間以上は歩き続けた頃、前方から人の声がしました。

一瞬ドキッとしましたが、見ちゃいけないと思い、なるべく下を見つめて歩き続けました。

声は段々近づいてきて、何を言っているか分かるようになりました。

どうやら、登山途中の二人連れが声を掛け合っているようです。

顔を上げて声の方向を見ると、ジャンパーの男ではなく初老の夫婦でした。

 

すれ違いざま挨拶を交わし、何人くらいの下山者と会ったか聞きました。

パーティーが二組、単独は自分が初めてと言っていました。

前方を見ると、もう誰もいません。

時計を見ると、最初にモスグリーンのジャンパーの男を確認してから、10分しか経っていませんでした。

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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/03/02(水) 18:27:56 ID:M5NzExMzA

    これは地味に怖いね

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2016/03/02(水) 22:56:01 ID:EyMzk4OTg

    着いて行ったらあの世行きか

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