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見知らぬ都会で歯型に苦しめられた異常なアパート生活

 2016.03.07     都市伝説・ネタ     1件     Loadingお気に入りに追加
棲んだ者は精神を病んでしまう恐ろしいアパート
この記事の所要時間: 842

これは、今から27年前に起きた出来事です。

今でもあれが何だったのか分かりません。早く忘れられれば良いと願っています。

当時、私は上京してきたばかりで、右も左も分からない状態でした。

祖父からもらったぼろぼろでいつの時代かわからない東京マップを手に、見知らぬ都会を彷徨いました。

 

上京の理由は職探しでした。

地方で職にあぶれていた私は、遠い親戚を頼って来たのでした。

「職は知らんが、住む場所なら安く提供してやろう」

叔父にあたる其の人は、電話でしか話したことも無く、まったくもって不安でした。

しかし、今になって思えば、あのときの不安な気持ちは、虫の知らせだったのかもしれません。

 

目的のアパートに着いたときは、日が暮れかかっていました。

そこには、大柄なおばさんが立っていました。

「ようこそおいでました。お疲れでしょう。案内します」

私は案内されるがまま、その薄暗いアパートへと入っていきました。

 

入り組んだ場所に建っているだけでなく、建物自体がさらに奥まったところへ伸びている為か、私はなにか言い知れぬ圧迫感を感じました。雑草も伸び放題。

実際、日は暮れかかってましたが、まるで暗い洞窟に入っていくような錯覚すら感じました。

 

いつのまにか、おばさんの背に止まっていた蝿が妙に恐ろしく、私は荷物を握り締め、

「いやー、東京は始めてなので、人がおおくって」

と、声を大きめに言いました。

すると、おばさんは振り向いて、「静かに!!!」と怒鳴りました。

 

私はそのとき、そのおばさんが女装したおじさんだと分かりました。

とっさの怒鳴り声が、男の声だったのです。

私は意気消沈し、そのときは都会の恐ろしさを感じました。

今となっては、そこが異常なところであったと自覚しています。

 

部屋は生臭いのを除けば、家具も揃っており文句の言いようが無かった。

しかし東京の家賃は、いくら親戚価格で提供してくれているといっても、9万と高かった。

六畳が一間と、床板のめくれた台所。水は耐えず濁っていた。

 

だが、私専用のトイレは有り難かった。

しかし、和式トイレの穴は、夏の熱気によって凄い匂いだった。フタをしても匂ってくる・・・

おばさん・・・いや、おじさんの厚化粧はぎらぎらと輝き、むっとする化粧の匂いが、いつまでも吐き気を催しました。

 

そして、化粧を落としてきたおじさんが、今度は何事もなかったかのように再び訪れて来て、挨拶をしました。

「遠いところご苦労様。所用で迎えに行けなくて申し訳無い。女性が応対しただろう?どうだった?」

「え?」

「綺麗だったか?」

そういうと小太りのおじさんは、私の目を覗き込みました。

 

アイラインと言うのでしょうか?目のあたりが、まだ化粧が落ちずに残っていました。

「なんとも・・・」

あいまいに口だけで返事すると、おじさんはあからさまに機嫌が悪くなりました。

部屋に漂うすえた匂いと、私の脂汗と、おじさんの化粧の匂いが、風も無い六畳に充満していました。

 

その夜、備え付けのほこり臭くゴワゴワした布団に入り、疲れていたのでむりやり眠りました。

どれくらい時間がたったのでしょうか。暗い部屋の中に、複数の動く物があります。

気配というか、音というか、腐ったような匂いと言うか・・・

とにかく、何かが私の布団の周りにいるのです。

しかし、私は強引に目を瞑って眠りました。相当疲れてもいたようです。

 

 

次の日、いくつかの場所をあたって、バイトを探しました。

しかし、なかなかに見つからず、喫茶店でコーヒーを頼み、街の喧騒に怯えながら、小さくなって寂しい思いでした。

ふと私は、自分のコーヒーカップを持つ手首に目がとまりました。

 

・・・歯型?

良く見ないと気づかない。しかし、はっきりと歯型がついていました。

私は、寝ぼけて噛んだのだろうと思いこみました。

私のものよりはるかに小さな歯型がついた手で飲むコーヒーは不味かった。

正直、帰りたかった。

 

しかし、帰る場所はアパートでした。

おじさんに会うのではないか?と怯えながら、部屋に足早に戻り鍵をかけました。

血なまぐささは幾分収まりましたが、化粧の匂いが新しく残り香として部屋に漂っていました。

 

その夜、私がたくさんのよだれのついた布団をかぶり眠っていると、またもいくつかの気配を感じます。

猫だと思いますが、私は熱帯夜のような(実際にはまだ夏ではなかったです)蒸し暑さの中で、汗をたらしながらも、布団の中でふるえていました。

しかし、私は逆に耐えきれず、暗闇の中ふとんからいきなり手を出し、その黒い塊のほうへブン!と布団を持って払いました。

気のせいだと確かめたかったのです。

 

しかし、私の手の甲はある冷たい物にぶつかり、それは勢い良く壁にぶつかり畳に転がったようでした。

私は手に感じた感触に背筋が凍りました。

昔、若い頃に喧嘩をして、殴った頬の感触と同じだったからです。

黒い塊がころころと転がってとまりました。そのときふいに、それが人間の頭部であると理解出来ました。

 

その刹那、「ここどこ!!」

突然それが、低いドスの聞いた声で叫びました。

その叫び声を聴いて、私は気を失ったようです。

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 カテゴリ:都市伝説・ネタ
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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/04/15(金) 23:04:35 ID:E1NDM2OTM

    なんだこの話www

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