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女とオバケに興味があった僕らが恐怖した幽霊団地

 2016.03.20     恐怖体験談     6件     Loadingお気に入りに追加
アソコ
この記事の所要時間: 1411

昭和も50年代の4月。

僕たちが6年生になった最初の日、メンマが引っ越してきた。

もちまえの人懐こさに加え、人を笑わすのが得意だった彼は、すぐクラスに馴染んで僕たちと友達になった。

 

そして7月。

もうすぐ夏休みだ!

授業なんか上の空で、夏休みをどう過ごそうか?みんながそう考えてる頃の話だ。

 

「あのさぁ、こんどうちに遊びに来ねえ?」

窓の外からセミがジージー鳴いている中、僕はパンツの上に水着をはいて、いかに具をはみ出させずパンツを引き抜くか頑張ってる最中だった。

次の授業は、プールで水泳だ。

 

女子がカーテンの裏に回って、きゃーきゃー言いながら着替えていた。

中には別に見られても気にしないよ、って感じで着替えてる女子も何人もいる。

そんでもって僕ら男子は、「女なんか興味ねーよ、おれら硬派だもんな」という態度を見せながら、チラチラ盗み見てたりしているのだ。

 

「え?ああ、いくいく。お前、どこ住んでんだっけ」

「団地。本当は家建ててるんだけど、まだ出来ていないんだ」

 

メンマの両親は、家が完成する前にここに引っ越してきたのだ。

それは、新学期最初の日にメンマを学校に転校させて、少しでもみんなと仲良くできるようしてやろう、という気持ちらしかった。

メンマがやけに僕の後ろを気にしているので振り返ってみると、ちょうど樋口さんがTシャツを脱ぎおわったところだった。

あわてて僕はメンマの方に向き直った。

 

「団地って何棟?」

「5棟の4階」

「うおっ、すげーー!幽霊団地じゃん!」

 

当時のこの団地郡(40棟近くもある)は、ほとんどすべて人が住んでて満員状態。

にもかかわらず、一棟だけほとんど人が住んでいない棟があった。そこが5棟。

夜、明かりがともってにぎやかな団地の中で、1棟だけ真っ暗な団地がなんとも不気味なのだ。

団地郡の隅に位置し、正面に薄暗い神社と汚い川が流れているのもポイントが高い。

 

なんでもメンマの両親は、前に住んでたところにのこした仕事の整理のために戻り、今日は帰らないのだそうだ。

だから、メンマは「遊びに来ないか」と言ってきたのだ。

ひとりで部屋にいたくないんだろう。

 

「今住んでるとこ、夜寝てると気味悪いことあったりするんだ・・・」

メンマのこの言葉に、他人事ながら僕はワクワクしてしまった。

「幽霊が出るのか?やっぱり出るんか、すげーー!行く行くー!」

僕が遊びに行くことを了解すると、メンマはほっとしたような表情を浮かべた。

 

そして、鼻歌を歌いながら着替え始めた。

「すーきさ、すーきよ。おっ○いおっぱ○あいらびゅーん♪」

どうも彼は、話しながらずっと樋口さんのおっ○いを見てたらしかった。

僕は、そんな軟弱なことしたくなかったので、女子の着替えを極力見ないようにしていた。

 

幽霊団地に関して、僕にもちょっとしたことがあった。

この2年位前、僕は剣道の道場に通っていたのだが、そこに嫌なやつがいた。

打ち合いのとき、下級生の僕に毎回、思いっきり面を打ってくるヤツ。

ぼくはいつも、そいつと当たるのが嫌で嫌で仕方なかった。

 

そいつが住んでいたのが5棟だったと知ったのは、彼が一家心中で死んだとニュースになったときだった。

新聞に書かれていた知っている苗字・・・

あいつの防具に書かれていた、ちょっと珍しい苗字。

不謹慎にも僕は、『やった、これでもう苛められなくてすむ!』と思ったものだった。

ああ、ガキだったとはいえ、本当に不謹慎なガキだったんだな・・・

 

ともかく心霊関係の本にも「自殺者が各地からこの団地に集まって飛び降りる」とか記事が書かれるほど。

おかげでこの団地には、おばあさんと、いつもブツブツ言ってる変なオバさんぐらいしか住んでいないとのことだった。(メンマ情報)

まあ、そんなわけで、僕は仲良かった友達、半田と連れ立って、メンマの団地に遊びに泊まりに行くことになったのだ。

 

チャリンコを押しながら、のんびり僕らはメンマに色々聞いてみた。

「最初はなにもなかったんだよ。
なんか気持ち悪い部屋だなあ、とかは思ったけどさ。
でももうすぐ新しい家も立つし、3ヶ月くらいだからいいかなって思ってた。
そしたらさ、一週間くらい前から・・・」

メンマはノリノリで話し出した。

たぶん、本当は怖かったんだと思う。

 

でもみんなが自分に注目しているし、夏の明るい日の下では、そんな話も怖くなかったんだろう。

調子に乗って話し出した。

「こないだの夜さ、なんとなく目が覚めたんだよ。時計見たら1時過ぎだったかな。
なんか変な時間に目が覚めたなあと思って目をつぶると、となりの部屋でなんか音がするんだよ!
ズル、ズルって。畳の上をなんか引きずってるというか、這っているっていうか」

 

半田「うおおおおおおおお」

僕「怖え~~~~! すげー怖えええええ!」

僕らはケタケタ笑った。メンマはなんだか得意げだった。

 

5棟団地。団地郡の隅で、僕の家からは遠いかったので、ここにくることは実は2回目だった。

だって実際怖かったしさ。

団地の五階は、すべてベニヤか何かで目張りしてあった。

飛び降り防止なんじゃないかな。近くの団地にすむ半田が言った。

 

団地にはエレベーターとか贅沢なものはついていなかった。僕らは狭い薄暗い階段を上がる。

やべっ、もうこの段階でなんか怖いぞ!

さっきまで明るい日の下で笑いあったくせに、僕らはもうビビリ始めていた。

なんたってここは、本にも載る幽霊団地なのだ。その事実を僕らは改めて思い出した。

 

だけど何も言わず、僕らはもくもくと上り始めた。

だって、メンマが実際にここに住んでるのに「気持ち悪いとこだな」とか言えるわけがないじゃないか。

だって友達なんだから。

 

「ここ」

メンマがドアを開けて僕らを案内した。

古くさび付いた緑色のドアは、嫌な音をたてて開いた。

 

部屋の中は、嫌に薄暗く、狭苦しく感じた。

違う棟に住む半田の部屋と同じ間取りだったけど、あっちはもっと明るくて綺麗で広かった・・・

部屋の中には、すごい古い箪笥とか食器棚とかが置かれていた。

なんでも前の住人が置いていった家具が、そのまま置かれていたらしい。

どうせ新しい家にすぐ引っ越すし、4階のここまで荷物を運び込むのもアレなので、そのまま自分たちが使うことにしたらしいけど・・・

 

僕は思ったものだ。ほとんど誰も住んでいない団地。

前の住人って、何年前の住人なんだろう?

 

「なあなあ、カセットレコーダーとかない?」

半田がメンマに聞いた。

 

「あるよ」

「おれ、カメラ持ってきた。ラジカセはさすがに重かったからさ。その、ズルズルって音、録音しようぜ!」

僕とメンマは半田の準備のよさに関心した。

 

「すげー!なんか写真に写ってたらどうするよ!」

「おれら有名人だぜ、すげーーー!」

「よし、とりあえず記念撮影だ」

 

ぱしゃり。

そのあとも、僕らは部屋中をあちこち写真に写して回った。

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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/03/21(月) 16:43:46 ID:E3NjE0NTQ

    祠にゴミ入れんなよ、屑野郎が

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/03/23(水) 22:48:52 ID:k1MDA3MzE

    管理人さん、何故タイトルいじったんですか?
    昨日まで「女のア○コとオバケに・・・」だったはず

    • 名前: 怖いコピペ
    • 投稿日:2016/03/24(木) 09:45:46 ID:A0OTczNTI

    G○○G○○先生より下品な記事は許しませんよとお達しが御座いましたので、サイト内の不適切な表現を伏せ字にしたり、場合によっては除去・記事自体の削除を行っております。
    ご利用中の皆様にご迷惑お掛け致しますが、何卒ご了承ください。

    大人の事情ということで御座います。

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/04/04(月) 00:07:28 ID:AxMjQ4Mzc

    この話いいな。怖い。

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2016/05/04(水) 01:34:04 ID:QwNTc0NTQ

    変な所突っ込むけど、自分も部活で剣道やってるんで分かります。

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2016/05/04(水) 01:35:24 ID:QwNTc0NTQ

    変な所突っ込むけど、自分も部活で剣道やってるんで分かります。思いっきり面打たれると痛すぎて殺意に似たものが沸きます。

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