弾指と呼ばれる密教の行法で心身ともに魔除け

弾指についての説明。
爪弾き・・・語源は密教の「弾指」という行法にある。
こぶしを強く握ってこぶしの中心に力を集め、人差し指を一気に抜くと、親指が中指に当たって音を立てる。
これが弾指である。
この音には魔よけの効果があるされ、平安時代に呪術として流行した。
弾指で「魔をよける」意が、今に伝わったものである。
霊に憑依された場合に良くみられる現象で
「スッキリとしない状態」
「何かが体中に纏わりついているような気がする」
「肩が重い」などの改善が期待できる。
とても簡単で、効果のある密教の秘法だと巷では言われている。
低級霊などの所謂、悪いものに何年も憑かれると、全身、生気を奪われ抜け殻のような状態になる。
こうした憑き物はそのままにしておくと、知らず知らずのうちに寄生虫のように生きる力を奪い、無気力になったり、疲れやすくなったり、心がネガティブになっていく。
ろくな事がありません。
やり方は至って簡単。
- じゃんけんをする時のようにグーを作ってみてください。(左右どちらの手でも良い)
- この時、ポイントは親指の腹で人差し指の爪の横あたりを意識的に押さえるようにすることです。
- そして、勢いよく人差し指を伸ばし(弾き)ます。すると、「パチン」と音がいたします。
仏教では、一般的に許諾(きょだく)・警告(けいこく)、歓喜(かんき)や忌避(きひ)などの意を表す所作(しょさ)とされている。
真言宗では、開眼(魂入れ)供養した仏像などの魂を一旦、お帰り頂く時にも、弾指を使う。
仏像に向かい、ある真言をお唱えし、弾指をすると、魂がすっと抜けるとされている。
体に溜まった「不浄なる気」を指先を弾くことによって体外へ追い払ったり、不愉快な気分や、心にとり憑く不浄なる穢れを追い払う事もできる。
弾指とは?
弾指(だんし、Skt:अच्छता Acchataa)は、
- 仏教で指を弾くこと。この場合、本来は「たんじ」と読む。
通常は曲げた人差し指を親指の腹で弾き、親指が中指の横腹に当る。慣れた人はパチッと音が出る。許諾、歓喜、警告、入室の合図などを表す。
また場合によっては排泄後などの不浄を払う意味で行う。
これが後に爪弾(つまはじ)きといわれ、嫌悪や排斥の気持ちを表すことになった。この行為から以下の時間的概念が生まれた。主に禅宗などで行われる。
元は密教の行法の一つだったが、縁起直し、魔除けの所作として僧以外の人々に広まった。『土佐物語』など多くの古典に現れる - 上記の動作から、本来「きわめて短い時間(12000弾指で一昼夜)」を表す仏教用語である。
- 10-17(10京分の1)であることを示す漢字文化圏における数の単位である。瞬息の1/10、刹那の10倍に当たる。
朱世傑『算学啓蒙』(値が異なる)や程大位『算法統宗』に見えるが、現実には使われない。
弾指のやり方を動画で解説
この記事が気に入ったら
いいね!してね♪
指ぱっちんより音を出すのが難しい