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鷲駿(ぐわい)という化け物のような鳥の妖怪

 2016.04.11     本当は怖い民謡・民話     2件     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 30

猟師から聞いた話なんだが、昔に自分の友人の猟師が、山で子犬を拾ってきたそうだ。

まだ目も開いていない赤子で、なぜか山の中に一匹だけ落ちてたそうだ。

野犬の子犬は、成長すれば猟犬として良く役に立つ。

喜んで育てていたら、何か犬と違ったそうだ。

 

真っ黒でゴワゴワした毛が生えてきて、犬の毛質とは違う。

耳は丸い形をしていて、犬と違って尻を付いて座ることが多い。

ミルクを飲むときも前足を使う・・・しばらく育ててみてやっとわかった。

 

クマの子供だったのだ。何であんな所に転がっていたのか解らないが、クマの子だった。

たまげたもんだがこれはこれで嬉しい。

クマは犬より鼻が良いし足も速い。力もあるし犬より役に立つ。なので育て続けることにした。

 

 

そんなこんなで1年経って、結構大きくなって、初めて狩りに連れて行くことに・・・

すると突然何かに反応して、どこかへ走っていく。

犬のおかげで見失わずに済んだものの、あまりの足の速さに驚いた。

 

何を見つけたのかと思えば、木の中に顔を突っ込んでいる。

キョトンとしていると、野生の日本ミツバチの巣をくわえて持ってきたのだった。

 

 

それから半年経った日、今日も何かの臭いに釣られて、崖っぷちまでやってきた。

何があるのかと上を見てみればでかい何かの鳥の巣。

ヒナもいるが、ヒナが鶏ほどもある。

しかもその横に転がってるのは死んだ鹿・・・巣もかなりでかい。

 

「おめぇ・・・とんでもねーもの見つけたなぁ・・・」

と思わずつぶやいた。

巣の下である自分の足下にはたくさんの骨が散らかっている。

 

しばらく考えていると、

バサッバサッバサッ

とかなりの羽音。

 

飛んできたのは、身の丈3メートルはある化け物のような鳥。

ハヤブサに鷲を足して2で割ったみたいな奴がそこにいる。

尾っぽの先にたなびく飾り尾も偉く長い。

 

羽を広げてこちらを睨む。もの翼長がとんでもなくでかい。10m以上はあったそうだ。

羽の内側には青色の斑点があり、目は∞の形に瞳を入れた感じの目をしていた。あまりの馬鹿でっかさに声も出ない。

 

急いで逃げようとしたが、腰が抜けて逃げれない。

そのとき、猟熊が自分を背中に乗っけると猛スピードで走り出した。

犬もそれに釣られて走り出し、何とか事なきを得た。

 

その頃から自分の里で牛や馬がピンピンと姿を消し始めた。

牛小屋は屋根から破壊され、中の牛を捕っていく。

紛れもなくあの怪鳥に違いないと確信し、そのことを暴露し、退治に乗り出した。

牛を一匹広場に置き、猟師が総出で迎え撃つ・・・という作戦だった。

 

明け方、

バサッバサッバサッ

大きすぎる羽音と共にそいつはやってきた。

牛を足で捕まえると飛んでいこうとした。

 

ババンッバーンバババーン!!!

と、鉄砲の音が響いた。

 

しかし、そいつは何事もなかったかのように逃げ去っていった。

奴のいたところには血痕が結構な量残っており、それ以来奴は来なかった。

 

調べたところそれは「鷲駿」という妖怪だそうで、ひらがなで書くと「ぐはい」読みは「ぐわい」だという。

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コメント

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2016/04/13(水) 23:05:36 ID:UwMzA0NDQ

    ぐわいひあ(by・トールキン)

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/09/05(月) 00:52:07 ID:I4MzYyMzg

    なんだグワイヒアか。

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