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マガガミさん|山の中にある綺麗な池へ行くと二度と帰れぬ云われ

山の中にある綺麗な池
この記事の所要時間: 1155

うちの母方の婆ちゃん家がある村での話。

申し訳ないが、俺自身にも真相?的なものはわからないから、すっきりしないし、オチみたいなもんはない。

 

本題に入るけど、婆ちゃん家の村には山があるんだけど、その山の中に凄いキレイな緑色の池がある。

限りなく青に近い緑色ってゆうか、透明気味なパステルカラーつうか、とにかくめちゃくちゃキレイなんだけど、そこには近づくなって村の子どもは言われてた。

なんでか聞いても、答えはお決まりの「子どもは知らなくていいこと。だけど決して近づくな」だった。

 

でも子どもだからやっぱり気になるし、婆ちゃんや村の大人から池の特徴は聞いてたから、そんなキレイな池なら見てみたかった。

村の子もそれは同じだったみたいで、村に行って遊ぶ度に行ってみようって話にはなってた。

 

ただ、やっぱり大人たちがあれだけきつく言うし、子どもの中だけの噂話だけど

「あの池は行ったら二度と帰れない」とか

「底無しだから落ちたら確実に死ぬって聞いた」とか言われてたから、実行には移せてなかった。

 

でも中学生になって帰省したとき、小さい頃から遊んでた村の子(以下、太郎、二郎、花子。太郎と花子は双子の姉弟。二郎はその従兄弟)たちが、

「二度と帰ってこれないならなんでみんな池の特徴わかんの?」

「底無し池なんて、こんな時代なんだから本当にそうなら埋め立てられてる」

と、なんか現実的に思える意見を言ってて、俺もそれに賛同した。

 

そして最終的には「本当にそんな池あんの?作り話かもよ?」ってなった。

そんでお決まりの「確かめにいこうよ」になってた。

 

結果、俺ら三人は朝早くから待ち合わせして、山に向かった。

山自体は低い山だし、迷っても夜までには出られるだろうとタカをくくってた。

特に俺と太郎と花子は中学生になりたてだけど、二郎は二年生だし、柔道やってるから最悪クマとか野犬が出ても巴投げして倒してやんよwwとか言ってて、安心しきってた。

無理に決まってんのにな。

 

そんな話しながら、結局三時間近く歩き回って疲れてきたころ、なんかやけに木が密集してる変な場所を見つけた。

うまく説明できないけど、そこだけ本当に木の量がやたら多くて、無理矢理木を埋めたみたいなかんじで、獣道すらない。

 

「絶対ここだよ、見るからに怪しいし」

先頭きったのは花子で、もともとお転婆だったけど男三人が微妙に躊躇ってんのに、木の隙間をずかずか進んでいく。

仕方なく俺らも花子について進んだ。

 

そしたら、案の定そこに、池があった。

センターオブジアース?だっけ、あの映画の、世界を発見したシーンみたいな感動があった。

実際、池は想像以上に透き通ってて、めちゃくちゃキレイだった。

でも、木のせいでなのか薄暗いし、池の横にある汚い小屋が景観を台無しにしてた。

 

最初はみんなはしゃいでたし、花子は用意してたらしい空のペットボトルに池の水を汲んだりしてた。

けど、やっぱり隣の汚い小屋が気になってきた。

小屋は小屋というより長屋みたいな、ちょっと小屋にしちゃ横長な建物で、見るからに汚いし怪しい。

山姥でも住んでんじゃねえの?って感じ。

 

そしたら二郎が、お得意の「山姥がいたら巴投げで~」を始めて、小屋に入っていった。

俺らも後に続こうとしたが、ここまで空気だった太郎が、「やや、俺は行かへん。ここにおる」と言い出した。

花子は太郎のヘタレ具合にキレていたが、太郎は頑として譲らなかった。

 

「行きたかったら花ちゃんと二郎ちゃんとで行ったらええやん。梅ちゃん(俺)は僕と一緒におろ。な?」

と、なぜか俺だけは引き留めた。

俺は正直、怖いながらも小屋に興味があったんだが、のび太を地でいくようなひ弱な太郎を置いてくのも、なんかあったら嫌だったので残ることにした。

 

小屋に入ってった二人を見送りながら池の縁に座り、太郎と話をした。

「なんであそこ入るん嫌なん、怖いんか?」

「あっこは嫌や。怖い」

「ほな、なんで花子と二郎ちゃんは行って良かったんよ。」

 

すると太郎は、

「花ちゃんは僕にいけずばっかりしよるし嫌い。二郎ちゃんは乱暴やのに口だけやから嫌い。やからええねん。死んでもかめへん」

「やって花ちゃんはいつも偉そうにうるさいし、僕をミソカス扱いしよるし、二郎ちゃんはすぐシバく。ふたりとも嫌いや。死んでもええねん、死んでくれたらええねんよ。やから来たんや、マガガミさんに殺してもらいたかったんや」

 

悪口のなかに聞き慣れない言葉が出てきて、聞き返した。

「マガガミさんて、なんやねん」

「村の子らはみんな知らんよ。花子も二郎も知らん。アホやから知らんねん。
僕は知ってたんや、ここには、マガガミさんがおるねん。
キチヅの婆ちゃんがマガガミさんのことを僕には教えてくれたんやで、それは僕が賢いからやで。」

 

「せやから、マガガミさんてなんや!」

「梅ちゃんは僕に優しいから助けたる。けど、花子と二郎はあかん。アホでイキリで愚図やからな、死んでもええねん。マガガミさんに殺してもらうねん」

 

だんだんと、ただの悪口から呪詛になってきた。いつの間にかふたりとも呼び捨てになってるし。

太郎は口から唾を飛ばしながらずっとしゃべりまくっていたが、そのうち

「ヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョア」

と、変な笑い声を上げだした。

 

「ヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョア、ヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアひねヒョアヒョアひね、ヒョアヒョアひねヒョアヒョアヒョアひねヒョアヒョアヒョアヒョ、アヒョアヒョアヒョアヒョア」

 

気持ち悪かった。三角座りをしたまま、顔だけこちらに向けて笑っている太郎は気が触れたようにしか見えなかった。

その時、花子と二郎がいくらなんでも遅すぎることに気がついた。

太郎からも離れたかったので、俺は小屋に向かった。

 

「そこにおれよ!二人みてくるから!」

そう声をかけると太郎は

「もう  遅いでェ 」

と言って笑った。

 

その顔が気持ち悪くて吐き気がしたが、無視して中に入った。

そこは、真っ暗で変な匂いがした。

なにかこげたような、腐ったような匂い。

 

さらに吐き気がしたが中を進むと、突き当たりの部屋から

「ヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョア」

と、変な笑い声がした。

 

躊躇いながら中にはいると、そこには、床に座り込んでいる花子と二郎がいた。

「ヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョア、ヒョアヒョアヒョアヒョアヒョア」

「ヒョアヒョアヒョアヒョアひぬひぬひぬひぬヒョアヒョアヒョアヒョア」

 

ふたりとも、太郎と同じ笑いかたをしていた。気持ち悪くてしかたなかった。

とりあえず誰か呼んでこなきゃ、俺は振り返った。

そしたら、目の前に・・

 

白目が浮かんでいた。

失明した人のような、黒目に白い膜がはったような、白目。二つの白目だけが、ぽかんと浮かんでた。

意味のわからん悲鳴を上げて、俺は壁に後ずさった。

するとなんだか、壁がネチャネチャしてた。

さわってみると、壁一面がネチャネチャしてる。

 

気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!

すぐに逃げ出したくてしかたなかったが、白目は微動だにしないし、動いたら追いかけてきそうで怖い。

白目はじっとこちらを見てた。呪い殺されるんか俺、と思った。

目をこれ以上合わせたくなくて、顔を右に反らした。そしたら

 

「やケ 遅いて ゆうた やんかァ 」

窓から顔を半分だけ出した太郎がいた。

太郎の両目は、浮かんでる白目と同じになっていた。

 

「ヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョア、ヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒョアヒィヒィヒィヒィひゃははははははは、ひゃはははははははひゃはははははははヒョアヒョアヒョアヒョアヒョア」

 

太郎が笑ってた。花子も二郎も笑い出した。白目は浮かんでるまま。もう耐えられなかった。

半狂乱になりながら、俺は走って小屋を出て山を降りた。

ずっと後ろから「ヒョアヒョアヒョアヒョア」って聞こえてきてた。

涙と鼻水を撒き散らして逃げた。

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