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予知夢を見続けて人体発火現象のような最期となった幼馴染

 2016.05.01     オカルト・超常現象     1件     Loadingお気に入りに追加
人体発火現象の燃えカス
この記事の所要時間: 822

怖いってよりは不思議な話かもしれんけど。

オレがガキの頃、近所にAと言う幼なじみがいた。

学年も同じで、毎朝一緒に学校に行った。

 

Aは何故か未来のことをよく知ってて、その頃夢中だったマンガとか、アニメとかについて、来週どうなるかを教えてくれた。

なんで知ってるのか気になって、一体どこから聞いてきたんだと聞いたら、Aは「夢で見た」と言っていた。

おそらく予知夢みたいなものだったんだろうけど、その頃のオレはアホだったので、「いいなー、オレも夢で見たいなー」としか思ってなかった。

 

んでお互いに五年生になったとき、Aは死んだ。

トラックにひき逃げされて即死だったらしい。

Aの葬式は身内だけで行われ、遺体を前に最後の挨拶も出来なかった。

オレはしばらくAが居なくなったことを自覚できなかったけど、Aの妹が寂しそうにしているのを見て、少しずつAの死を認識していった。

 

 

んで最近の話。

GWの時、田舎に帰省した。

Aの家の前を歩いてたら、Aのおばさんに会った。

 

「おひさしぶりです」

「あら、○○(オレね)君、すっかり大人になったねー」

なんて軽く立ち話をして、Aに線香でもとA宅にお邪魔した。

 

Aに線香を上げてからまたおばさんと世間話。

ふとぱたぱたと歩く音が聞こえてきた。

「○○にいちゃん!」

Aの妹だった。

 

Aが亡くなってから、オレはAの妹が寂しそうにしているのが見ていられなくなって、毎朝A妹と色んな話をしながら学校に行った。

そのうち自然とオレのことをお兄ちゃんと呼ぶようになってた。

 

そのままA妹と二人で世間話。

「彼氏は出来たか?」とか、「大学はどうだ?」とか、まぁ色々と。

そのうちAの話題になって、ふと聞いてみた。

 

「ひき逃げ犯は捕まった?」

「あ、うん、大丈夫・・・」

 

何か触れちゃいけないことに触れてしまったらしい。

それ以上は聞かなかった。

 

家に帰って夕食の時、おふくろに聞いてみた。

「Aってトラックにひき逃げされたんだよね?」

「あぁ、A君? そう言ってたんだっけ・・・」

「そう言ってたってどういう意味?」

 

「確か・・・、詳しく知らないけど変死とかなんとか」

「変死? 脳卒中とか?」

「知らないけど、子供達にショックを与えないためとか、通勤途中の車に気をつけるように、トラックに轢かれたって話になったんじゃなかったかな」

 

「んじゃひき逃げじゃないのか」

「うん、そうだけど、詳しいことは知らないねぇ」

謎が深まってしまった。

 

その夜Aのことが気になって、卒業アルバムとか文集とかを引っ張り出して、片っ端から読んでみた。

Aの文章は至って普通だったが、「同じクラスの人を書いてみよう」ってやつで、Aのことを書いてる文章があった。

「A君は未来を知っててすごい、火事とかも知っててすごい」

みたいなアホな文章だったが、それで思い出した。

 

オレはAとの通学途中、毎朝のように未来の話を聞いた。

オレの動機は至って自己満で、好きな漫画やアニメの来週の話が知りたくて知りたくてどーしようもなくて、アホみたいに毎日教えて君してたんだが、たまに全く関係ない話をすることがあった。

 

ある朝Aが家から出てくると、腕に包帯をしていた。

例によってオレはアホな語り口で話しかけた(と思う)

「どうしたそれ?」

「昨日の夜火事があって、やけどした」

 

「え、火事? どこ? 痛くない?」

「ガッコー行く道の途中に茶色い犬いるじゃん? あそこんち」

 

「マジで? 見に行くぞ!!」

「おう!!」

っつって、二人でその家に駆けてったんだけど、家は火事にはなっていなかった。

茶色い雑種の中型犬が、いつもと変わらずオレ達に向かって吠えるだけだった。

 

「何だよ-、嘘かよー」

「いや、嘘じゃないもん、ホントに見たし」

その何日か後、その家は全焼した。

 

ちなみにその火事で人とか死んでなかったと思う、怪我がなくて何よりみたいな話を聞いたし。

あとから新しい家が建って、あの犬も戻ってきてたと思う。

んでまー、その件でオレとAは「Aが夢で未来を見てる」っていう結論に達した。

 

その頃「1999年7月にノストラダムスの大王が~」みたいな、世界の終わりがやってくるぞー 的な話がはやってて、オレはAに「1999年7月に地球がどうなってくるか見てきて」と言った。

何日かしてAはオレに言った。

「何にもなってなかった」

「何だよ、つまんねー」

 

「でもすごいゲーム機とか見たぞ」

「え、マジ? 教えてよ!!」

ってことで、やはり予知夢を自己満にしか使えなかったアホなオレ達だった。

 

Aはその後、どんどん未来のことを、と言うか、未来のゲーム機について教えてくれるようになった。

今で言うWiiとか任天堂DSみたいな話も聞いた。

 

最後の方は、

「でかいテレビで恐竜とか飛行機がテレビから飛び出してきた」

みたいなこと言ってたから、3Dのゲームなのかな。

今よりもっと未来を見てたのかもしれん。

で、それから程なくしてAは亡くなった。

 

文集を持ったまま色々思い出してるうちに、やはり死因がどうしても気になって、A妹に電話した。

「明日ヒマか?」

「昼間なら大丈夫だけど」

「んじゃ兄貴だからメシでもおごってやろう」

と言って半ば強引にA妹と約束を取り付けた。

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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/06/15(水) 10:01:50 ID:E1NDc5NTM

    楠桂の漫画じゃないか・・・

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