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妊娠恐怖症になった美人妻の業

目に見えぬ業
この記事の所要時間: 156

 知り合いの男性が出来ちゃった結婚した。挙式から半年後に妻は出産する予定だったが、運悪く流産した。

 

 しかし、その一年後に妊娠。順調に思えたが、今度は八ヶ月後に流産、というか死産。

この時は女性もかなり体に負担がかかったそうだ。それで妊娠恐怖症になったらしく、30歳まで避妊を続けたらしい。

夫がどうしても子供が欲しいので、不妊治療を受けることを提案。

その女性は病院で検査するも、不妊の原因が分からず、思い余った夫がある霊媒師に相談した。

 

 霊媒師はひとしきり霊視すると、あっさり告げたそうだ。

「前に付き合っていた男の霊が原因。奥さんに供養させなさい。」

「男の霊?つまり、その男性は死んでいるんですか?」

夫が尋ねると、霊媒師は「そうだ」と答え、「男の霊が胎児を殺している。除霊しない限り、奥さんは流産し続ける」と言った。

 

 夫が霊媒師に紹介されたお寺に妻を連れて行くと、そこの住職がしばらくして夫に告げたそうだ。

「今お経を唱えている最中、男が私の耳元でずっと囁いていたんだが、あなたの奥さんが以前子供を殺したそうだ。
嘘かどうかは分からないが、死んだ男はそう言い続けている。
だから妊娠は諦めた方がいい。次に妊娠したら、奥さんは死ぬことになると思う。」

住職にそう言われた夫は、妻を苦しめないよう、黙ってお寺を出た。

そして駐車場に向かう途中、二人は二歳くらいの幼児を抱きかかえている男とすれ違ったそうだ。

夫は霊の話を聞いたばかりなので一瞬ぞっとすると、その横で妻が悲鳴を上げて失神した。

 

 そのことがあったので、夫は住職に言われたことを正直に話し、もう子供を諦めると言ったそうだ。

すると妻は泣きながら詫びたという。彼女は若い頃に中絶をしただけでなく、小学生の頃、親戚の幼児に手をかけて殺したと。

ずっと忘れていたが、子供を抱く男の姿を見て突然思い出したそうだ。

そして、その男が叔父に当たる人で、高校生の頃に不倫して妊娠、中絶。親にそのことが発覚すると、叔父は失踪したそうだ。

 

 結局、二人は離婚したが、妻はかなりの美人だったので、すぐに再婚したらしい。

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