青森県の下北半島で黄泉比良坂のように入ったらヤバい道に案内されたカーナビの怖さ

ほんのりと怖い話スレ その117
370 :本当にあった怖い名無し:2016/06/23(木) 17:59:31.56 ID:RVzRXXbo0[1/2]
書いてみたら長くなったうえに読んだら怖くもなかったスマン、最初に謝っとくw
7~8年前の秋、夫婦で青森県の下北半島をレンタカーで旅行したときの話。
仏ヶ浦から本州最北端の大間に向けて国道338号線を走ってたんだが、一本道のはずなのにカーナビは右折を指示してくる。
不審に思ってナビの画面をスクロールしてみると、国道はその先の急傾斜地で崖崩れでもあったらしく、赤い×印がいくつも画面に表示されてる。
そういえば真っ昼間なのに対向車も後続車もめっきり見かけなくなってた。
ところが右折ポイントまで来ても迂回路らしい分岐が見当たらない。右手は低い木に覆われた山、左は海峡を臨む崖へつづく傾斜地で、2車線の国道は崖上の丘陵地をそのまま北へ延びている。
行き過ぎたようなのでUターンして探してみると、明らかに酷道の雰囲気が漂う車幅1台分ギリギリの未舗装路が山へ伸びていて、どうやらこれがナビの探してくれた迂回路らしいw
「マジかー」と思いつつ車の鼻先を迂回路らしき山道に向けてみたが、草に覆われた隘路は低い木が上から鬱蒼とのしかかって不気味に仄暗く、真っ直ぐなのに奥の方は先が見通せない。
酷道というより黄泉比良坂のように入ったらヤバい廃道感が立ち込めてる。
371 :本当にあった怖い名無し:2016/06/23(木) 18:03:44.17 ID:RVzRXXbo0[2/2]
雨もパラつき出し、嫁も「レンタカーでこんなとこ凸したらアカンでしょ」と苦笑いするし、ここまで通行止めの標識も迂回路の看板も見かけなかったこともあって、ナビはもう無視して通行止めでも行けるとこまで国道を北へ進んでダメなら引っ返すことにした。
結局、その先の崖崩れ現場は大規模な補修工事中ではあったものの片側通行規制だけで通行止めは解除されており、泥ハネだらけになりながらも無事夕刻には大間まで走り抜けることができたんだが、まんまナビを盲信してあの酷道へ凸してたら「ヤマノケ」みたいな目に遭ってたんじゃないかとちょっとほんのり。
で、最近、近場でまた酷道に迷い込んで怖い思いをしたもんで、この件を思い出してストビューで国道338号線をトレースしてみたところ、崖崩れの補修現場だった急傾斜地付近はだいたい特定できたんだが、その手前で山の方へ延びていたはずの酷道がどうしても見つけられない。
記憶違いなのか、そのまま廃道になって草木に埋もれてしまったのか、リアルに異界への入り口だったのかモヤモヤしてふたたびほんのり。
373 :本当にあった怖い名無し:2016/06/23(木) 18:54:57.07 ID:okt1G+ZZ0
>>370-371
ナビってたまにそう言う話聞くよね
ヤマノケは分かんないけど、奥さんの言う通り凸しなくて正解だと思う、私は絶対ムリw
とりあえず何事も無かったようでなによりです
黄泉比良坂とは?
黄泉比良坂(よもつひらさか)とは日本神話において、生者の住む現世と死者の住む他界(黄泉)との境目にあるとされる坂、または境界場所。
生者と死者の住む領域に境界場所があるとする神話は、三途の川などとも共通する思想であり、世界複数に見当たる。日本神話での黄泉比良坂は古墳の石造りや、棺を納めた石室に通じる道からの印象とも考えられている。
『古事記』では上巻に2度登場し、出雲国の伊賦夜坂(いふやさか)がその地であるとする伝承がある。「ひら」は「崖」を意味するとされる。ただし、「古代語」が現在も多く残る琉球地方では「ひら=上り坂」、「さか=下り坂」なので琉球に残った意味での解釈は「ひらさか=上り坂下り坂=峠道」となる。
出典元:ja.wikipedia.org
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