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廃墟の社員寮へと侵入した丑三つ時の肝試し

 2016.07.24     恐怖体験談     1件     Loadingお気に入りに追加
非常口
この記事の所要時間: 213

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない? 336

 

741 :本当にあった怖い名無し:2016/07/10(日) 23:30:24.70 ID:D6FQL7c30.net

 俺が高校生の時の話だが、まあ聞いてくれ。17歳の高2の夏に、俺とツレのA男で、地元にある廃墟の社員寮?で肝試しをする事になった。

その廃墟の社員寮は、町はずれにぽつんと建っている寂れた建物で、手入れされていない生い茂った木と雑草に囲まれ、からからに干からびたプール?がついていた。

 

 ガキの頃に、何度か昼間に訪れ、秘密基地の様にA男と、封鎖されている正面入り口にある大きな柱の裏でポケモンのカードゲームなんかで遊んでいたのを思い出す。

その頃は封鎖されている正面玄関から、照明の落とされた玄関ホールをA男と恐る恐る覗くくらいが限界だった。

あの時も夏の昼間だったが、照明の落とされた玄関ホールは薄暗く、ひんやりして見えた。

玄関ホールは管理人室の様な、受付の様なものがすぐ右手にあり、壁には木の板に筆で書かれた知らない男達の名前の書いた札が掛かっていた。

恐らく住んでいた社員達の名前だったと思う。

 

742 :本当にあった怖い名無し:2016/07/10(日) 23:31:53.55 ID:D6FQL7c30.net

 高校2年の夏休み、A男は俺の家に泊まりに来ており、晩飯を食った後、俺の部屋で2人でダラダラと、サイレントヒル(ゲーム)をやっていた時に、俺らの地元にもそういえばこんな気味悪い廃墟があったよな、という話になった。

そこから、あったあったと思い出話に花が咲き、秘密基地に見立てて遊んだ事、恐る恐る廃墟を覗いた事なんかが出て来て、ゲームそっちのけで盛り上がった。

「あ、あの廃墟にちょっと行ってみねえ?」と、A男が言った。

こいつはホラー物に目がなく、この日もホラーゲームの他に、夜通しホラー映画を見るという計画を立てていた。

俺は怖いどうのこうのより、行くまでが面倒くさかったため、渋っていたが、A男にごり押され行く事になった。

 

 俺たちは深夜1時になるまで、風呂に入ったりアイスを食ったりゲームをしたりして時間を潰した。

これは、肝試しなら丑三つ時だというA男の意見と、夜に出掛ける事に親がイエスと言う訳がなかったので、親が寝静まるまで待とうという俺の意見も含めて決まった。

 

743 :本当にあった怖い名無し:2016/07/10(日) 23:35:43.65 ID:D6FQL7c30.net

 やがて深夜1時になり、俺たちはこっそり家から抜け出した。カメラ付きのガラケーと、懐中電灯、財布、あとは親父の煙草を一箱失敬して、ちょっとした冒険気分で廃墟に向かった。

廃墟までは歩いて25分位だ。面倒くさいと思っていたが、田舎町のためぽつぽつある民家やアパートもしんと寝静まっていて、星は綺麗だし、夜は涼しいし、煙草をふかしながらタラタラ歩く道すがらは、なんというか最高に楽しかった。

 

 くだらない下ネタを話しながら、俺たちは廃墟に向かう。廃墟が徐々に近づくにつれ、街灯はどんどん少なくなり、雑草の生い茂げ具合もひどくなってきた。

俺たちの話は次第に下ネタから、オカルティックな話にシフトされ、A男がやがてこんな話をきりだした。

A男「お前、あの廃墟って何の建物だったか知ってる?」

俺「いや、なんかの社員寮じゃないの?」

A男「社員寮にプールがついてると思うか?」

確かに、あの廃墟にはプールの様な物がついていた。プールがついている社員寮なんて、確かに聞いた事がない。

 

744 :本当にあった怖い名無し:2016/07/10(日) 23:37:08.69 ID:D6FQL7c30.net

A男「おれ、昔ばあちゃんに聞いたんだけどさ、あれプールじゃなくて、貯水槽だったみてえだぜ」

俺「へえ」

A男「あの寮のやつはあの貯水槽の水を使って生活してたらしい」

俺「まじか」

 

A男「ただある時に、あの社員寮の奴等が次々に中毒症状になって死ぬという事件が起こった」

俺「はあ?」

A男「どうやら原因は、あの貯水槽の水だったらしい。貯水槽の水の中に、コレラだかなんだかに感染した女の死体が沈められてたらしいぜ」

俺「げえっ!」

 

A男「すぐに貯水槽と社員寮は封鎖、そのまま廃墟になったって話だぜ」

俺「へえ」

A男「おかしいのは、その水を使ったとしても、死ぬまではいかねーと思うんだよな」

 

 俺は話半分でA男の話を聞いていた。俺は生まれてからそんな話は聞いたこともなかったし、オカルト好きなA男のために、A男のばーちゃんがついた作り話だと思ったからだ。

ただ、A男の語り口調のせいか、俺は得体の知れない薄気味悪さを感じ、鳥肌が立っていた。

 

745 :本当にあった怖い名無し:2016/07/10(日) 23:41:21.23 ID:D6FQL7c30.net

A男「お、見えてきた」

 

 A男の声に顔を上げると、例の廃墟が生い茂った木の間に見えた。街灯は無かったが、星の明かりと暗闇に目が慣れたおかげで、すすけた灰色の建物のアウトラインはくっきりと見えた。

当たり前だが、ガキの頃に見た時よりも老朽化が進んで、壁にはあちこちにヒビが入っていた。

正面に、俺たちが遊んだ正面入り口がある。正面入り口にはめられたガラスが薄汚れている。

建物の左手には、例の貯水槽があった。貯水槽は0.5階分くらいの高さのコンクリの上にあり、周りはフェンスと有刺鉄線に囲まれていた。

 

A男「おい、貯水槽を見に行こう」

A男はノリノリで貯水槽に向かって行った。

俺は重い足取りで奴について行ったが、あの話のせいか薄気味悪さが抜けずに、気乗りはしなかった。

 

746 :本当にあった怖い名無し:2016/07/10(日) 23:48:50.66 ID:D6FQL7c30.net

 貯水槽を囲むフェンスの外側から、貯水槽を覗く。やはりプールに見える。ブルーシートみたいな青色(すっかり日に焼けてすすけているが)だ。

からからに干からびており、ヒビの入っている底面から雑草が生えていた。雑草も干からびている。

そのせいか女の髪の毛の様に見え、気持ち悪い事この上無かった。

 

A男「何にもねえな」

懐中電灯で一通りを照らすと、今度は懐中電灯を縦の方に向けた。

A男「うわっ!」

A男はいきなり大声をあげ、懐中電灯を慌てて下げた。

俺「どうした?!」

A男「今二階の窓で、何か動いた…!」

俺「は?嘘だろ…」

 

 俺は恐る恐るA男の持っている懐中電灯を二階の窓にむけてゆっくり上げた。窓は規則正しく横並びになっており、通路が見える。通路にはこちらもまた規則正しく木の扉が並んでいる。恐らく社員達の部屋だ。

俺「なんもないじゃん」

A男「いや、マジで、スッて誰かが動いたんだって!」

俺「俺ら以外にも肝試しに来た奴がいんのかな」

A男「中入れんのか?ここ」

俺「どっかの窓が開いてんのかも」

A男「あり得る!探そうぜ!」

俺は、マジかよ…と内心思いながら、渋々A男の後を追った。

 

747 :本当にあった怖い名無し:2016/07/10(日) 23:57:12.59 ID:D6FQL7c30.net

 正面入り口はやはり鍵がかかっており、俺たちは1階の窓も手当たり次第に開けようとしたが、全て鍵がかかっていた。

しかし、1階の裏手に3階まで続く外階段があった。この外階段の登り口には有刺鉄線と立入禁止の札があったが、有刺鉄線はボロボロに錆びており、くたっと下にたゆたっていて難なく跨げそうだった。

A男はこれだ!と言い、意気揚々と跨いで非常階段に足をかけた。

俺はなんだかこの中には行きたくないという言葉には言い表せない嫌な気持ちでいっぱいだったが、A男を1人で行かせるわけにも行かず、嫌々ながらも後を追った。

 

 外階段はボロボロに錆びて、あちこちが抜けそうだった。2階の踊り場までたどり着き、2階の非常口のドアを開こうとしたがやはり鍵がかかっている。

俺たちは3階に向かった。3階の踊り場にある非常口は、非常口にはめこまれたガラスが割られていた。その割れ目から手を入れるとちょうど内鍵が外せる。

 

A男「ほら見ろ、こうやって忍び込んだんだぜ」

A男はにやりと笑って、非常口のドアを開けた。鍵は元々外れていたし、A男の言っている事は間違いなさそうだ。

A男「それかカップルの青カンの名所かもしれねーぞ」

 

 どこまでもおめでたい奴だが、俺はなんだか違和感を感じていた。このガラスはつい最近割られた様な感じがしない。

周りに飛び散った破片は粉々になっているものばかりだし、ガラスが割れた部分の内側はひどく汚れている。雨や枯葉なんかが吹き込んだ感じだ。

 

748 :本当にあった怖い名無し:2016/07/11(月) 00:00:26.40 ID:Rl0SwcMv0.net

A男「おい、見ろよ」

 

 A男の声の方向に目を向けると、真っ直ぐ伸びる通路の左手には5つの木の扉がついている部屋があった。

右手は5つの窓。正面突き当たりには下に下がる内階段が見えた。

A男「とりあえず、一部屋づつ行っとく?」

俺「まじかよ…」

A男の笑顔もこの薄気味悪さの前には若干ひきつっていた。

 

 建物の中は、腐った木と、カビの臭いで満たされ、水を打ったようにしんとしている。俺たちは一部屋づつ扉を開けていった。

扉の中は、やはり社員?の部屋だった。部屋の中の間取りは、正面にベランダに出れる大きな窓、右に作り付けの木のベッド、左手前に作り付けのやたらデカい洋服ダンスがあるだけの簡素な部屋だった。

廃墟と言えど荷物などは何もなく、ガランとしており、虫一匹もいない。3階の部屋はどこも同じ様な感じだった。

洋服ダンスの中に鏡が打ち付けられていたり、作り付けのベッドの上に朽ちたマットレスのある部屋もあったが、とくに気になる所は見つからなかった。

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 カテゴリ:恐怖体験談
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コメント

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2016/07/24(日) 21:17:21 ID:ExNDcyMDA

    ガキがタバコ吸ってんじゃねえよ。

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