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森の中にある曰く付きの貸し別荘

 2016.08.02     都市伝説・ネタ     1件     Loadingお気に入りに追加
山の中の別荘
この記事の所要時間: 129

9年前の話を。

この話は一応口止めされている内容のため、具体的な場所などは書けません。

具体的な部分は殆ど省くかボカしているので、それでもいいという方だけお読みください。

 

 

高校3年の夏休みの事。

俺と友人5人は、受験勉強でかなり疲れが溜まっていた事や、高校最後の夏休みということもあって、どこかへ旅行に行こうと計画を立てた。

ただしもう夏休みに突入していたため、観光地はどこもキャンセル待ちの様な状態で、宿泊地を探すのにかなり苦労した。

そしてやっとの事で近畿地方の高原のような観光地のペンションにまだ空きがあるという情報をネットでみつけ、まあ騒いでも苦情が無いならどこでもいいかと即決でそこに決めた。

 

旅行当日、早朝に出発し昼前に現地に到着したのだが、そこで少し問題が起きてしまった。

どうやら旅行代理店とペンションの管理組合との間で伝達ミスがあったらしく、俺達は今日から2泊3日で予約していたにも関わらず、ペンションの方には宿泊予定が今日から3日後と伝わっていて、今は満室で1つも空いていないと言い出した。

俺達はここまで来てそれはないだろうと文句をいうと、最初はふもとの町にあるホテルなどを紹介されたが、俺達はただ観光に来たわけでは無く夜中に騒いでも苦情が来ないような場所が条件だったため、かなり食い下がった。

 

するとペンションの人が「じゃあちょっと待っていて欲しい」と携帯でどこかへ電話をし始めた。

電話の内容は良く解らなかったが、なんとなくかなりモメていたようで、そのまま15分ほど電話していたが、どうやら話がまとまったようで、

「近場に貸し別荘があるので、そこでどうだろうか?料金はこちらの不手際なのでペンションの代金の3割引で良い」と言って来た。

俺たちはまあそれならと納得したが、そこから少し雲行きが怪しくなった。

 

どうもその貸し別荘は長い事使われていなかったらしく、準備や掃除に少し時間がかかるらしい。

その間俺達には交通費と水族館の割引券を渡すので、そこで時間を潰して夕方にまた来て欲しいとの事だった。

その水族館はペンションのある場所からかなり離れていた、というか県外の某大都市にある水族館で、俺達が見終わってもどってくる頃には午後6時近くになっていた。

俺達は「こんなに準備に時間かかるってどれだけ放置されていたんだよ」「廃墟とかじゃねーよな?」「なんか怪しいんだけど」などと不安を口にしながら管理事務所に向かった。

 

ペンションに戻ってくると、先ほどとは違うおじさんが待っており、準備が出来たので案内すると歩いて15分ほど離れた森の中にある別荘へ案内された。

そこは本当に完全に森の中で周囲には何も無く、余程大声で騒いでもまず苦情が来ないような場所だった。

そのおじさんが言うには、暫らく使われていなかったので手間取ったが、電気も水道もガスもちゃんと通っているし、携帯は通じないが管理小屋への直通の電話もある、何の問題も無いとしきりに説明をし始めた。

 

俺達はなにかおじさんに必死さが感じられてかなり不安になってきたが、今更どうしようもないので別荘の中に入った。

別荘は外観もそうだったが、洋風のかなり古いつくりで、築30年か40年くらい経っていそうな建物で、インテリアもそれに見合ってかなり古臭い。

ただし、使われていなかったというわりにかなり小奇麗だった。

今から思うと、小奇麗と言うより「人が使った痕跡が殆ど無い」といった方が良い感じだったが。

 

一通り別荘内の説明を聞き、建物も2階建てで広いしまんざらでもないなと荷物を降ろし夕飯のバーベキューの準備をしようとしていると、おじさんが去り際におかしな事を言い出した。

ここは夜中に熊が出る可能性があるので、深夜の外出は控えて欲しいと言う。

俺達はなぜか、かなり念入りに深夜の外出をしない事を約束させられた。

ペンションの密集地から15分しか離れていないこんな場所に??と皆疑問に思ったが、まあ恐らくガキが夜中に出歩いて問題をおこしたり事故に合うと面倒なので、怖がらせるような
事を言って脅かしているのだろうと納得した。

 

一日目はそんな感じで過ぎ、晩飯を食った後で夜中の森の中を適当に散策し、花火をしたりゲームをしたりと遊んで深夜2時頃に寝た。

その日は特におかしな事は無かったのだが、次の日友達の1人が変な事を言っていた。

そいつは夜中に小便がしたくなり、トイレに行くと、外から太鼓の音が聞こえてきたらしい。

俺達は何かの聞き間違いだろうと言ってそのまま流し、本人も気のせいだろうと納得したが、その日の夜に事件が起きた。

 

その日、晩飯の焼肉を食い腹もいっぱいになったし暇になり、する事が無かった俺達は昼間見つけた林道へ肝試しに行く事にした。

肝試し中は何事も無く、俺達はつまんねーなと別荘に戻ると、入り口に20代後半くらい?の男が立っていて、ドアノブを握っている。

時間は夜10時頃。

こんな時間に管理人の人が来るとも思えず、「空き巣か?」と俺達が近付いていったのだが、その男はドアノブを握ったままこちらを振り向こうともしない。

足音も声も聞こえるのだから、泥棒や不審者の類なら逃げそうな物だが、そいつは10mくらいまで近付いても微動だにしない。

 

何か気持ち悪かったが、メンバーでリーダー格の友達と俺が「おっさん何してんだよ」と言いながら近付いていき、男の目の前まで来たのだがそれでも動く気配が無い。

埒があかないので友達が「聞こえてないのかよ!」とそいつの腕を引っ張った。

その瞬間、俺と友達は「うわあああああああああ」と大声を上げて後ろへ飛びのいた。

何故飛びのいたかというと、そいつの腕を友達がつかんで引っ張った時、その腕の手首から10cmくらいの場所が、まるでゴムのようにグニャッと関節ではないところから曲がったためだった。

 

何事かと他の友達が近付いてきたのだが、その時になって男はこちらへ振り向いた。

見た目は普通なのだが、目はどこを見ているのか良く解らない風で焦点が定まっておらず、口をだらんと開けて涎をたらし、その時になって気付いたのだが、服装もかなりボロボロでどう見ても普通の人には見えない。

俺達が呆然と男を見ていると、男は俺達がまるで見えていないかのようにそのままフラフラと森の中へ去って行ってしまった。

 

俺達はあまりの出来事に動揺し、暫らくその場から動けなかった。

しかし、そのままそこにいるわけにもいかず、俺達はふと我に帰り大急ぎで別荘内に入りドアの鍵を閉めると、全員で室内の全てのドアの鍵をチェックし、それが終るとリビングに集まった。

そして皆「なんだよあれ…」「幽霊か?」「でも触れたぞ」「あの腕の曲がり方ありえないだろ…」などとパニックになって興奮気味に話していると、今度は外から

…ドン …ドン …ドン

と微かに太鼓の音?が聞こえて来た。

 

その音はゆっくりとだがこちらへ近付いてきているようで、俺達はみな押し黙り聞き耳を立てて音のするほうに集中していた。

音が庭辺りにまで近付いた頃、不安が最高潮に達した俺は我慢できなくなり、リビングのカーテンを開けて外を見た。

すると…

暗がりで良く見えないが、何か大きな球状のものが転がりながらこちらへ近付いてくるのが見えた。

 

太鼓のような音はその球状の物体からしているらしく、…ドンと音がすると転がり、また…ドンと音がすると止まる、それを繰り返しながら、大通りから別荘へ向かう道をゆっくりとこちらへ向かってきている。

大きさは5~6mくらいあったと思う。

他の友達も窓を見たまま動かない俺が気になったらしく、全員窓の側へやってきて「それ」を見ていた。

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 カテゴリ:都市伝説・ネタ
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コメント

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/08/06(土) 19:10:20 ID:A4NzU3NzE

    悪い事は人のせい

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