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縛られ地蔵と不届き者の子孫

 2016.09.04     人から聞いた怖い話     1件     Loadingお気に入りに追加
縛られ地蔵
この記事の所要時間: 56

【百物語も】短編怪談大募集!【話が進む】

 

169 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:27:05 ID:???

さて、では今日も私からお話を。
これは千葉ではなく、東京の少し有名なお話です。
オカ板住民はご存じかもしれませんが、書かせていただきます。

 

170 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:35:03 ID:???

東京葛飾区、南蔵院という寺院の江戸時代のお話です。

 

ある呉服問屋の男が荷運びの最中、この南蔵院の境内で休んでいた。
しかし男は疲れが溜まっていたからかその場でぐっすりと寝てしまう。

目を覚ますと、品物の反物がなくなっている。
男は慌てて奉行所に飛び込んだ。

 

当時の南町奉行所はかの有名な大岡越前守忠相が担当していた。

呉服問屋の男が忠相に事情を話すと、なんと忠相は
「不届き者は南蔵院の地蔵である」
などと言い出し、部下の者に地蔵を縄打って白洲へ引き出せと命ずる。

被害者の男は勿論、岡っ引き一同もその命令に首をかしげながら、命じられた通り地蔵を引いてくる。

 

忠相は地蔵を白洲に置き、そのまま普段と同じように判を開始した。
この情報にはさすがに驚いた江戸っ子たち、野次馬が奉行所の周りに集まってくる。

 

171 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:40:00 ID:???

すると忠相、頃を見計らい奉行所の門扉を閉めると、野次馬に告げた。

「天下の奉行所に押し入るとは不届き至極、罰として反物一反を提出せよ」

野次馬たちは氏名や住んでいる長屋まで記録された挙句にようやく返される。

 

数日後、集まった反物を調べると盗品の反物が見つかる。

名前と長屋まで記録されていた為に犯人は呆気なく御用となり、芋づる式に盗賊団までも一網打尽。
忠相は地蔵を使い真犯人を炙り出したのである。

 

この一件以降、南蔵院の地蔵はしばられ地蔵と称されるようになった。

願い事を縄に託して地蔵に結ぶと願いが叶うという。
願いが叶ったら感謝の意を表しながら縄を解けば、更に幸せを得られると噂になったのであった。

 

172 :ちーばくん :2014/05/13(火)21:50:20 ID:???

さて……ここからは時代を現代に戻す。

南蔵院のしばられ地蔵に肖ろうと、日本各地で似たようなしばられ地蔵がたくさんできたという。
しかし忠相は白洲の後に地蔵に非礼を詫びて丁重に祭り上げたが、無数に作られた《偽物たち》はそうもいかない。

 

これは私の知り合いBの体験談。

Bは実家が九州(詳しい場所は伏す)にあり、その近くにも江戸時代の流行に乗せられたしばられ地蔵があった。
しかしその地蔵は元々普通の道祖神、適当に縛られた挙句にそのまま放置されていたらしい。
なんでも一番古い江戸時代の頃の縄がまだ残っているという。
近隣住民もただの道標としてしか見ていない、哀れな地蔵様なのだとBは言っていた。

 

数年前の冬頃、Bが実家に帰ると、なんとその地蔵がなくなっていた。
親に話を聞いたところ、いつの間にかなくなっていたという。
重いし、つまるところただの石と縄の塊なので盗まれたという事もないだろう。
ある日気付いたらなくなっていた地蔵に近隣住民はなんとも思わなかったが、Bだけは何か嫌な予感を感じたという。

 

173 :ちーばくん :2014/05/13(火)22:03:52 ID:???

気になって調べてみると、住民がなくなった事に気付いたのは彼が実家に到着する僅か数日前。
生来の野次馬気質のBは地蔵の行方を徹底的に探した。
折しも時期はお彼岸……というか、本来Bが帰った理由も彼岸の墓参りなのだが。
Bは目撃者の捜索などを一日かけて行った。

 

残念ながら目撃者も情報も皆無だった。
ただでさえ知られていない地蔵、なくなったところで誰も気にしないのだ。

Bは休憩がてらバス停のベンチに座り、ビールを飲み始めた。

 

その時、ふとベンチの反対側を見ると、板の隙間に何かが挟まっている。
縄であった……しかも相当古く、半ば朽ちかけている。
Bはそのバス停付近を徹底的に捜索し始めた。

すると出るわ出るわ、古びた縄があちらこちらに散乱していた。
しかもその縄は全て”解かれた”縄ではなく、”結ばれたままの”縄だったという。
つまり、縄の中から地蔵だけが忽然と姿を消したのである。

 

お彼岸が終わり、Bが実家を発ったその僅か数日後、彼の実家の近辺では古い血筋の家の者が次々と失踪するという事件が起きた。

もしかしたら地蔵は遂に縄の拘束を潜り抜ける方法を発見し、不届き者の子孫たちに復讐を開始したのではないか。
そう語るBもまた、地域では有名な古い農家の跡取り息子。

 

彼がその数か月後に忽然と失踪したのは、偶然だろうか。
彼の失踪を実家に伝えようとしても、家の電話に誰も出なかったとは大学の教授の談である。

数年経つが、彼は未だに見つかっていない。

 

おしまい

 

174 :ちーばくん :2014/05/13(火)22:07:25 ID:???

失踪事件に関しては調べたらわかるかもしれないので書きます。

  • 2年前
  • M県西部
  • 10人ほどが失踪
  • 全員が地元の人間で、未解決

ご存じの方はいらっしゃるでしょうか。
まぁ、私はとばっちりが嫌なので深入りしないようにはしていますが…

画像出典元:www.kmine.sakura.ne.jp
引用元:http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1395834994/

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コメント

    • 名前: 平家
    • 投稿日:2016/09/05(月) 18:28:31 ID:AwODM4OTc

    江戸時代人達はばかなのか。面白そうなお裁きに引っ掛かるのはまだしも、正直に住所氏名をこたえる所は江戸っ子スカボンタンやな。

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