2ちゃんねるやネットの怖い話・恐怖体験談や都市伝説などをまとめた背筋凍りつく系の恐怖読み物サイト。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「謝肉祭」意味がわかると怖い話

断食、宗教、ラマダン
この記事の所要時間: 211
443: 名無し百物語 2015/07/31(金) 13:26:04.19 ID:56MhXzQf

『謝肉祭』

少年は村はずれに住む女性をババと呼んで慕っていた。

千年ほど前、宗教弾圧で逃れてきた一派が隠れ住んだ山あいの谷に集落を造り、現在まで他と交わることもなく、ひっそりと生きながらえてきていた。
家畜の育ちも悪く、作物の実りも少ない、この不毛の土地で滅びずにいたのは、代々、厳しい教えと儀式を守ってきた信仰による加護だと、村人たちは誰しもが思っていた。

村人の数は少なく、同じ年頃の遊び友達もいない少年は、いつものようにババの所へ行き遊んでいた。

「断食のときはつらいね。ババはお腹空いてない?」
「そうだね。でもババは大丈夫…、特別に食べてもいいんだよ」
ババと呼ばれた女性は少年に笑みを返す。

 

断食の期間が終ると、村人全員が集まり食卓を並べキャンドルに灯をともし、年に一度の宴が始まる。
席に着いた村人たちを前にし、村長が立ち上がり音頭をとる。
「主よ、我らに糧をお与えくださり感謝いたします。信仰と繁栄を!」

村人たちも一斉に村長の言葉に続く。
「信仰と繁栄を!」

そして、厳かに食事が始まる。
真っ赤なぶどう酒にステーキ、サラダとおもむろに口に運ぶ。
そんな中、あの少年が一人キョロキョロと見回し、なにやらブツブツ言っている。

「これ、食事の時は静かになさい」
隣りの席の男性が戒める。が、少年は口を開く。

「はい、でも……、ババがいないの。ババはどこ?」
村人たちは一瞬、少年に目をやるが、また黙々と食事を続けた。

 
▼次ページで解説

ページ:

1

2

この記事が気に入ったら
いいね!してね♪

怖いコピペの最新情報をお届け致します!
 閲覧回数:2,249 PV
 評価:12345 0.00 (0 件の評価)
Loading...Loading...
 タグ: ,  , 
 PR:怖い動画 - 心臓が弱い方も安心の完全無料

関連記事

ピックアップ

他サイトの更新情報

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

検索

アーカイブ

2016年12月
« 11月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

怖いコピペSNS