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「脱獄囚の過去」後味の悪い話

 2016.12.11     後味の悪い話     1件     Loadingお気に入りに追加
脱獄
この記事の所要時間: 442

後味の悪い話 その167

321: 本当にあった怖い名無し 2016/11/25(金) 16:51:36.83 ID:B/3nH2og0

ゴールデンカムイに登場する白石という脱獄囚の過去
物語のあらすじを説明しておくと、ある囚人が北海道のどこかに大量の黄金を隠していて、その在処を示す地図を死刑囚たちの体に刺青として掘って「脱獄した奴に黄金を分けてやる」と言った。
死刑囚たちは集団脱獄。諸事情から大金が必要な主人公が黄金を手に入れるために凶悪な死刑囚たちを狩り始めるんだけど、陸軍とかロシアのスパイも黄金を狙っていて、三つ巴四つ巴の陰謀渦巻く戦いに巻き込まれていくというストーリー
白石も体に黄金の在処の刺青を掘られた脱獄囚の一人

ある夜。白石は仲間たちに自分の過去を語り始める

軽犯罪で服役していた白石は、同じく服役囚で絵が上手いと自負する贋作師に「春画(エロ画像)書いてくれよ」と頼んだ
すると贋作師は春画ではなく一人の修道女の似顔絵を描いた
贋作師はうっとりとした様子で頬を赤らめながらこう語った
「彼女はシスター宮沢。全国にある刑務所の教会で奉仕活動をしています
美しい顔をした修道女で、今でも彼女を思い出すのです」
しかしその似顔絵は(例えるならまるで「こけし」の様な顔をしており)お世辞にも美人とも絵が上手いも言えなかった
白石は悪態をつく
「全然美人に見えねえよ、下手くそ。あんたの贋作がバレた理由がわかったよ」
「そもそも俺は春画って言ったんだ。そんな絵でどうしろってんだ」
その日の夜。白石はシスター宮沢の似顔絵を眺めながらしこしことG慰をした

 

322: 2/3 2016/11/25(金) 16:52:15.25 ID:B/3nH2og0

白石の過去話を聞きながら、白石の仲間は「お前はさっきから何の話をしているんだ」と真顔で言う
白石は構わず過去話を続ける

白石はシスター宮沢の似顔絵を常に持ち歩くようになった
どんな辛い時でも、絵を見ると癒された。毎日毎日絵を見ては、どんな人か想像した。
彼女はどんな声をしているのか、どんな顔をしているのか、本人に会ってみたい
白石はシスター宮沢に恋をしたから脱獄を決意した
そして見事に脱獄し、シスター宮沢を探し始めた
ある刑務所にシスター宮沢がいるという噂を耳にし、さっそくその刑務所へ行き、門の前でシスター宮沢を待った
しかし長々と待っていられなかったので単刀直入に門番に質問してみた
門番「オイお前、白石だろッ」
その門番は顔馴染みの看守だったので捕まった
白石はそのまま裁判にかけられ有罪となり、その刑務所に服役することとなった
白石「クーン…」
回りくどいが結果的に刑務所の中に入ることが出来た
しかしこの刑務所にシスター宮沢がいるという情報はガセだった。白石はガッカリする
そしてまた脱獄した

その刑務所の看守から得た「○○刑務所にシスター宮沢がいる」という情報を元に、白石は次の刑務所に向かう
今度は手っ取り早く不法侵入してシスター宮沢を探していたら、
「オイお前、白石だろッ」
情報をくれた看守が「そちらの刑務所に白石が行くかもしれない」とこの刑務所に通報しており、白石はあっさりとまた捕まってしまった
しかしそこにもシスター宮沢はいなかったので脱獄した
そんな調子で全国を巡り、全国の刑務所に収監(オイお前白石だろ)されては脱獄を繰り返しているうちに、白石はいつしか「脱獄王」と呼ばれるようになった
元々は軽い罪で捕まったというのに、脱獄を繰り返したことで契機が延びていき、脱獄の天才であるが故に看守から凶悪犯扱いされ、常に手錠を手と足にはめられ重い鉄球まで取り付けられることもあった程だった

 

323: 3/3 2016/11/25(金) 16:55:25.80 ID:B/3nH2og0

そしてある時
白石は野菜泥棒で農夫にボコボコにされて警察に捕まった
(仲間「何やってんだよ」)
そしてついに白石は凶悪犯ばかりが収容される日本一警備が厳重な刑務所に収監されてしまう
そこで他の服役囚にシスター宮沢のことを訪ねてみるが、誰も彼女のことを知らなかった
白石は少しだけ疲れはじめてしまった。シスター宮沢の似顔絵でしこしこと自慰をしながら、彼女が今どこで何をしているのかと想いを馳せる日々を送った
しかしある日……
白石は修道女の後ろ姿を見た
思わず看守の制止を振り切って駆け出し、教会へと飛び込み、修道女の背に声をかける
「もし!あなたはシスター宮沢ではございませんか!?」
白石の目には涙が滲んでいた
修道女「はい、以前どこかで?」
いた…!ついに…ッ
涙と鼻水を垂れ流す白石
「私はずっとずっとあなたを探していました!この絵の中のあなたを……!」
シスター宮沢は振り向く
彼女の顔は似顔絵と全く同じ様な(こけし)顔をしており、肌だけは無駄に赤子のように美しかった
シスター宮沢は慈愛に満ちた朗らかな笑みを浮かべる
白石は似顔絵と本物のシスター宮沢を見比べ、「ふふん、そっくり」と死んだような目をして笑った

白石は語り終える
話を聞いていた仲間は「……え?終わり?」と唖然とする
白石「あの贋作師めっちゃ絵が上手かった」
仲間「くだらねッ。もう寝るわ俺」

 

引用元: http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1478693722/

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コメント

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2016/12/11(日) 11:08:28 ID:MwMjY1OTM

    いや、オチは読めてたからいい暇潰しになったし、決して後味は悪くないな。

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