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「リバース」後味の悪い話

 2016.12.20     後味の悪い話     5件     Loadingお気に入りに追加
珈琲
この記事の所要時間: 511

795: リバース1/4 2016/12/10(土) 15:51:42.75 ID:Q71q0MoF0

「リバース」

深瀬は平凡で地味な営業マン。
目立たずとりえもないが、ただひとつ彼のいれたコーヒーはとても美味しく、毎日会社でも周りの人達に楽しみにされており、彼はその事にささやかな自分の居場所を感じていた。
たまたま見つけたコーヒー豆専門店で知り合った美穂子といい感じになりかけていたある日、美穂子がこんなものが届いていたと手紙を突きつけてきた。
そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていた。
深瀬には思い当たることがあった。

それはまだ大学生だった頃のことだ。
ゼミ仲間5人(A、B、C、広沢、深瀬)で、Aの親が所有する高原の別荘へ遊びにいくことになった。
広沢がさりげなく深瀬も誘ってくれた。
さもなければほかのメンバーは深瀬の存在は頭にもなかっただろう。
広沢は頭もよくスポーツもでき気配りができて誰にも好かれる。
深瀬のようなほかに友達もない後ろ向き地味男とも付き合ってくれる。
実家からもらいすぎたと言ってみかんの蜂蜜を持ってきて、コーヒーに入れることを教えてくれたのも広沢だった。
深瀬は広沢のことをただ一人の親友だと思っていた。

 

796: リバース2/4 2016/12/10(土) 15:53:56.92 ID:Q71q0MoF0
高原へ行く当日、Aが事故で来られずあとから来ることになった。
車の運転はBとCがすることになった。
広沢は免許取りたて、深瀬は免許をもっていなかった。
途中、深瀬が事前に調べた情報で美味しい物を食べて楽しみ、土産物屋にも寄り、深瀬は少しは自分も役に立てた気になれたりした。
そばを食べようとなった時、広沢はカレーがいいと言ってひとりで別の店へ行ってしまったが。

だんだん天気がくずれてきて、別荘にたどり着いた直後から豪雨になった。
4人で用意されていた食材で焼肉をして食べまくり、飲めない深瀬以外飲酒もした。
深瀬はアルコールアレルギーで、ひと舐めでもすると苦しみ悶え入院レベルな状態になるのである。
その時Aから電話があり、駅にいるから迎えに来るようにという。
飲んでいるから運転できない、タクシーで来いといっても普段からわがまま気味なAはキレて車を出せと言って聞かない。
すると、酒が苦手であまり飲んでいなかった広沢が、自分が行くと言い出した。
深瀬は、飲んでもいないのに運転できない自分に引け目を感じせめて自分にできることをとコーヒーをいれて広沢に渡した。
それが広沢を見た最後となった。

何時まで経っても迎えにこないと再度Aから電話がありBとCは広沢を探しに出た。
広沢は崖から車ごと転落し、焼死してしていた。

 

797: リバース3/4 2016/12/10(土) 15:57:39.73 ID:Q71q0MoF0

以上を話し終えた深瀬の意図に反し、美穂子は慰めるどころかあなたは自分が悪くないと思っている、と非難して帰ってしまい、それ以来距離が開いてしまった。
ところが同じようなことがほかの元ゼミ仲間にも起きていた。
同じ文面の紙が車に貼られたり、父親の選挙事務所に貼られたり。
そしてCがホームから線路に突き落とされ怪我をしたりした。
元ゼミ仲間は集まって相談し、深瀬は自分が休みをとって調べることになった。

深瀬は広沢の両親や元クラスメートたちを訪ね、様々なことを聞き込んだ。
そして、自分が彼のことをほとんど何も知らなかったことに気がついた。
深瀬によく似た後ろ向きな性格の男から、昔広沢は優しいから自分と友人でいてくれたが、そのことで彼は足を引っ張られてはならないんだと思い自分から付き合いをやめた話を聞かされる。
深瀬は自分も広沢にすがって足を引っ張っていたのだろうかと思う。
一方で広沢の父親に貰った蜂蜜とコーヒーの事を話すと、おいしいコーヒーの友人のことは聞いていたが君だったのかと言われる。

 

798: リバース4/4 2016/12/10(土) 15:59:10.71 ID:Q71q0MoF0

調べていくうちに、美穂子が広沢の彼女だったことを知る。
コーヒー豆専門店に呼び出された美穂子は、深瀬が広沢について書き込んだノートを見せられ、深瀬に自分が手紙や張り紙の犯人だったことを白状する。

彼女は元ゼミ仲間が広沢のことを忘れてしまったような気がして憎かった。
なので4人に別々に近づき、様子を伺っていた。
Cのことは殺す気はなく、一緒にホームにいて「いま思えばあんな山道くらいなんてことなく運転できる」というようなことを言ったので思わず突き飛ばしてしまった。
Cは美穂子が広沢の彼女とは知らなかったし、酔っていたため押したのが彼女だということすら気がつかなかったのだ。
美穂子の口から、広沢が深瀬と一緒の時にいちばん居心地がいいと語っていたときかされ、一方通行の友達じゃなかったと知る深瀬。
あらためて、自分にとって彼がどんなに大切存在だったかを知る。
美穂子の話で実は広沢がそばアレルギーだったことも始めて知り、高原で自分だけカレーを食べに行ったのも、自分勝手だったのではなくほかのみんなに気を使ってのことだったと分かる。
実は元ゼミ仲間は保身のために、事故当時広沢が飲んでいたことは隠していた。
それを深沢の両親にすべて打ち明けると決心する深瀬。

そんなことを深瀬と美穂子が語り合っているところへ、店の奥さんが気をきかせてコーヒーを入れてくれた。
蜂蜜も添えてある。めずらしい濃い茶色の蜂蜜。
奥さんは言う、「これはそばの蜂蜜よ」
深瀬は思い出す。
事故の日。嵐のなか車で出ようとする広沢にコーヒーを渡した。
土産物店で買った濃い茶色の蜂蜜をたっぷり入れて。

「広沢を殺したのは、俺だったのか」

 

引用元: http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1478693722/

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コメント

    • 名前: 匿名
    • 投稿日:2016/12/20(火) 14:54:10 ID:E2NjMyMTM

    ま、しゃあないわな。

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/12/20(火) 18:18:48 ID:I2MzU5MjY

    とうとつに現れた深沢の両親てのは、だれなんだ?

    • 名前: 自動運転技術
    • 投稿日:2016/12/20(火) 20:24:30 ID:g0ODk0OTU

    免許無しで通用するよ。酒アレルギーの演出は不要かな。

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/12/20(火) 23:00:55 ID:AzMDY2NDE

    おもろない

    • 名前: 怖い名無しさん
    • 投稿日:2016/12/20(火) 23:02:37 ID:AzMDY2NDE

    タイトルからゲロ吐いた話かと思ったんだが違ったか

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