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ここにいたあ、ここにいたあ

 2014.11.28     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 221

3日に田舎の墓参りに行ってきた。

毎年恒例で、俺は東京で一人暮らしして初めての里帰りだった。

寺には一族郎党が集まり、仲のいいいとこのDもきていた。

お経も終わり、墓参りも終わって寺の座敷でみんなくつろいでいたとき、俺は東京のことをいろいろ聞かれて、うざいなあと思いつつ受け答えしてた。

見ると、Dの奴がなにか元気ない。

どうしたのかと思い、話し掛けると、Dはこんな話しをした。

昨晩Dが寝ていると、なにか布団のまわりで気配がする。

目をあけると、寝ている自分のまわりを何者かが、グルグルと回っている。

 

 

びっくりしたDが目をこらしてよく見ると、鬼みたいのが小走りに回っていたそうだ。

Dは金縛りにあい、声も出ない。

しばらく、恐怖に凍りついていると、頭の左側にお坊さんがふたり座っていて、お経をとなえている。

すると、走り回っていた鬼がピタッととまり、Dをまたいで
「ここにいたあ、ここにいたあ」
といって、覆い被さってこようとした。

「ぎゃーっ!」

翌日、つまり墓参りの日の朝に目がさめて、あれは夢だったのかどうかわからないが、自分としては、まちがいなく現実だと思う、といった。

俺はちょっと薄気味悪く思ったが、
「夢なんじゃない」
とかいっていた。

 

そうしているうちに、座敷にはお坊さんも参加してお酒とか飲んで盛り上がっていた。

俺も参加し始めて、しばらく飲んでいた。

すると、ちょっと顔を赤くしたお坊さんが、すーっとDに近寄って、
「申し訳ないが、どうしようもない…」
と両肩に手を置いてシクシクと泣き出した。

突然のことにみんな驚いたが、酔っ払ったんだろうということで、お開きになった。

その日、俺は実家に泊まり、翌日にはバイトがあったので東京に帰ってきた。

バイトが終わり部屋に帰ると、留守電に母親の声でDが亡くなったから、電話くれと入っていた。

パニックになりながらも電話すると、その日にDが部屋で突然倒れ、病院に着く前に死んだということだった。

脳内出血だろうとのこと。

 

翌朝一番でまた田舎に帰ると、昨日の深夜に寺のお坊さんも亡くなったということだった。

こちらは心筋梗塞。

なんでまた…と思ったが、両親たちも「呼ばれたのかも」とかなんとかいっていたが、俺にはDがいっていた話しがどうにも気になってしょうがない。

お坊さんもいない今、何かの因縁なのかどうか、聞くことはできないが、調べてみようかとも思っている。

今日の夕方に東京にもどってきたが、今、ネットとかでいろいろ調べてます。

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