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心霊現象 とある道編

 2014.12.08     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 235

その日私は

真夜中の国道を車で走っていた

昼間は交通量も多く、沿岸沿いのこの道も

夜中は車通りが無く、漆黒の海が隣で揺れる不気味な道路へ変貌する

私はそんな道を音楽大音量、かつ法的速度の二倍以上で走っていた

 

突然流れていた音楽が

ザー‥

とノイズに変わった

見てみるとFMトランスミッターが完全に抜けていた

はて‥?

不自然に思いながらも再びソケットに差し込もうとする

その時、私は前方へ向けた視界を切った

差し込み直して前を向いた時

 

もう遅かった

白のTシャツにジーンズを履いた男性が車道にふらり

急ブレーキを踏んでも間に合わなかった

炸裂音がして後方へ吹き飛ぶ男性

フロントガラスが割れ、あちこちに血糊が張り付く

道路に叩きつけられた鈍い音がした

やっちまった…

過度のショックに体が震えだす

よろめきながら車外に出る

その場で嘔吐した

 

吐瀉物を拭い男性を探す

いない…

どこにも

吹き飛んでどこかへ行ったのか?

それどころか車に外傷が1つも見受けられない

 

その後も懸命に探したが、遂には見つからなかった

その代わりに

道の端にあるものを見つけた

 

枯れ果てた花束

もはや包みと茎の部分しか残ってない

いつから置いてあるのか分からない程、塗装が変色しきった缶ジュース

 

恐らく、今日の私と同じように

考えられない程のスピードを出して

運悪く追突して命を落とした人がいたのだろう

だから、さっき私が跳ねた人物は

ここで亡くなった方で、同じ過ちを犯させたくない気持ちでこの世に現れたのだろう

何故かそう思った

 

そう思うと

私は手を合わせて祈りたくなった

今までにないくらい深く

両のまぶたに涙が滲んだ

有り難う…

 

私は不意に視線を感じて顔を上げた

さっき跳ねたはずの人物がいた

怪我は1つも無かった

見た目は若い

私と同じ(当時19歳)くらいか少し上

何故か少しふてくされた様な顔をしていた

 

ここまではっきり見えたのはあまり経験が無いが

不思議と恐怖心は無かった

私は深々と頭を下げた

本当に有り難う…

 

頭を下げる私に対して

どんな表情でいたかは分からない

ただその人物は

深い溜め息を吐き出した後

こう言った

 

「惜しかった」

 

私は後退りして顔を上げた

もうその人物はいなかった

 

今でも何度か交通事故が起こるあの道

もう私はあの道は通らない

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