2ちゃんねるやネットの怖い話・恐怖体験談や都市伝説などをまとめた背筋凍りつく系の恐怖読み物サイト。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

心霊現象 姉ちゃん編

この記事の所要時間: 247

私には姉ちゃんがいる

厳密に言えば

いるはずだった

流産

その姉ちゃんとのお話

 

高校二年生

ある夏の夜

私は遊び疲れてぐったり寝ていた

 

いつもは夢なんか見ないのに

その日は何故か夢を見た

 

どこかで見たことがあるような女の人が遠くから私を見ていた

遠くにいても視線が私に向いているのは分かった

私はただ呆然と立ち尽くしている

 

気がつくと朝だった

夢のことなんかどうでもいいはずなのに

私の心に引っかかるものがあった

 

またその晩

私は同じ夢を見ることになる

今度はもっと近く

やはりどこかで見たことがある

お世辞にも可愛いとは言えないが

不細工でもない

会話も無くただお互いに見つめ合うだけ

結局昨晩と同じように気がつけば朝だった

 

2晩同じ人の夢を見るとは偶然では無い

どこかで憑かれた事を懸念したが

まるで覚えはなかった

 

授業中に考えてみたりしたが

全く記憶に無い

だが全く別の推測が頭に浮かんだ

その推測が正しければ

合点が行くことが多いのだが

あまりにも有り得ない話だと思った

 

その晩

三度目の夢を見る

夢と言うより

自分の意識があった

思ったように手が動く

足が動く

 

私は女の人に近づくことにした

うん…

やっぱり

おかあに似とる

何故かその女の人は母に似ていた

 

「誰か分かる?」

第一声がそんな言葉だった

声を発することができなかったので

首を横に振った

「そうかぁ」

そう言うと会話が止まり

また見つめ合うだけになってしまった

沈黙を破ったのは女の人だった

 

「まあ
分かっても仕方ないんだけどね」

言い終わると

ハハッと笑った

私はただ呆然と立ち尽くすのみ

「ああ。もうお別れだから言っとくけど
あんた
ちゃんと庭の枇杷の木に
水やんなさいよ」

 

言葉の意味もあまり理解出来ないまま

またもや気がつくと朝だった

 

私は翌日

母に亡き姉について尋ねてみた

 

流れた後

出産予定だった夏に実の成る木を庭に植えたそうだ

つけるはずだった名前にちなんで枇杷を植えたらしいのだが…

 

その後

私はじょうろを片手に庭に行き

青く葉の茂る枇杷と

青く晴れ渡った空を見上げた

 

会いにきてくれてありがとう

確かに名前通り立派に成長してるやん

青葉姉ちゃん

ゆらり葉が揺れたような気がした

この記事が気に入ったら
いいね!してね♪

怖いコピペの最新情報をお届け致します!
 閲覧回数:535 PV
 評価:12345 0.00 (0 件の評価)
Loading...
 カテゴリ:その他の怖い?話
 タグ: ,  , 
 PR:怖い動画 - 心臓が弱い方も安心の完全無料

関連記事

ピックアップ

他サイトの更新情報

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

検索

アーカイブ

2019年10月
« 1月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

怖いコピペSNS