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悲壮感と絶望感にまみれた強い怨念

この記事の所要時間: 313

今仕事で県下全域を走り回っている。

あるプロジェクトの調査の為であるが…。

先日訪れた場所での事である。

場所が特定出来るような詳しい事は書けないので、とある山間の村としておこうか。

部下四人と目的地である、廃校になっている旧○○高校の駐車場に降り立った。
時間は午後3時。

山間の村は、早くも夕方の気配に包まれている。

車からおりた途端、私の身体は総毛立った。

物凄い負の波動が私に襲い掛かってきたのである。

悲壮感と絶望感。

それは廃校の裏山から伝わって来る。

何かある。

そう感じた私は、その波動が発している方へと歩き始めた。

 

霊感の全くない部下達も、何か感じる程の強い波動である。

私の後ろで、「何だか薄気味悪いな」とか「何かいるんじゃないか」等と廃校を指差しながら、小声で話している。

確かに夕方の廃校は、普段でも薄気味悪いものだ。

しかし、部下をそう言った思いにさせている原因は、廃校の裏から出ている。

私は部下達が心配になってきた。

強い負の波動に長時間曝されると体調を崩す。

所謂、霊障と言われるものである。

すると部下の一人が、「何だか薄気味悪いから、調査は明日の早い時間にしませんか」と言い出した。

私は、直ぐに部下達の霊障を避ける為にも一度車に戻った方がいいと判断し、共に車まで戻った。

車に乗り込み、部下も全員車に乗り込んだところで、「少し気になることがあるから、見に行ってくる」と言い残し、波動の発生源へ歩みを進めた。

駐車場ならば、多少距離があるから、部下達の体調が崩れる事はないと思いながら。

 

 

部下を駐車場に残し、私は波動の発生源に向けて歩きはじめた。

強烈な向かい風の中を歩いている様な感じだ。

気を抜けば身体ごと持って行かれそうな程の波動。

大地を踏み締めるように一歩一歩進む。

悲壮感と絶望感。
恐怖感と怨み。

強烈な思念が波動となって私に襲い掛かる。

猛烈な異臭を伴って。

波動の発生源は、ある木の根元。
そこには、一人の女性が立っていた。

無論、この世のモノではない。

私はその女性に静かに声を掛けた。

「貴女は死んだのですよ」

途端に私の身体が後退りする程の波動が襲ってきた。

「来るな、帰れ」

私の脳に直接響く言葉。

悲壮感、絶望感、恐怖感と怨みに凝り固まったモノには、私の姿が歪んで見えているようだ。

私が何を言っても、聞く耳を持たない。

私が世間によくいる霊能者ならば、直ぐさま除霊を行うところだろうが、如何せん私にはそんな力はない。

唱えていた般若心経を不動明王真言に代え、自らの身を護るのが精一杯であった。

今だかつて経験した事がない程の波動。

 

女性の足元には、死後数週間を経たと思われる骸が横たわっていた。

猛烈な異臭の源。

私は女性を説得することを諦めた。

踵を返し、駐車場へ戻り、警察に電話を掛けた。

木の枝にぶら下がっていたロープから判断して、まずは自殺だと思われる。

腐敗の進み方から見て、死後数週間。

腐敗の為、首と胴体がロープにより切断され、木の根元に落ちたのだろう。

獣による損傷がないのが幸に思えた。

現場の警察官に多少の霊障が顕れるかもしれないが、彼らも仕事だから、致し方がない。

これで少しは彼女の悲壮感、絶望感、恐怖感や怨みが軽減されればと思いながら、現場を後にした。

 

…終わり

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