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背中をかいてもかいても、かゆくてね~

この記事の所要時間: 222

病院で働いていた友人の話です。

仮に花子とします。

花子はある病院で看護婦をしていました。

まだ、新人だったので、結構、嫌な仕事をさせられていました。

「あれ買ってこい」

とか

「これ、片づけろ」

など、小さな仕事もあれば、死体の番をさせられた事もありました。

 

そんなある日。

担当の看護婦が休んだということで、またしても新人の花子は、その仕事をおしつけられました。

その担当場所は、手や足が不自由、または切断された、そういう系の人達が寝かされているというものでした。

最初は嫌だなぁと思ったのですが、会話をしていると、とても優しくていい人ばかりでした。

その病室には8人の人がいて、全員が手足を切断されていました。

過酷な運命を受け入れた人とでも言うのでしょうか、すぐに

「あぁ、尊敬するなぁ」

と思いました。

会話の内容もいたって普通で、

「今日のご飯は?」

とか

「ちょっと肩を揉んでくれ」

とか、とにかく普通の日常会話をしていました。

一週間くらいすると、その病室に行くのが楽しくなりました。

「いっしょにお話しよう」

とか

「昨日の夜、背中をかいてもかいてもかゆくてね~。もう年かしら」

とかの会話はもちろん、辛い人生の話や戦争の話をしてくれたりもしました。

ただ、気がかりだったのはこの病室の正式担当の看護婦がなかなか復帰してこないことでした。

その頃は

「風邪が長引いているのかしら」

という程度しか思わなかったのですが……。

 

そして、日が過ぎていくごとに花子に変化が起こりました。

最近、何かおかしな事が起こった気がするのです。

それは、とても些細な事のようで思いだそうとしても思い出せないのです。

花子は気にしないことにしました。

――年月は流れ――花子は病院を辞めました。

あの病室にいる人達は

「頑張って」

と見送ってくれました。

その2ヶ月後、結婚。

今では子供二人に囲まれて幸せに暮らしています。

久々の休日、花子はニュースを見ていました。

そして、バラバラ殺人の話題になりました。

花子は唐突にわかってしまったのです。

自分が新人看護婦だった頃、あの思い出せなかった、おかしな事、些細な出来事が。

花子の頭の中はあの病室の人達との会話までタイムスリップしていました。

本当に些細な…一言。

―「昨日の夜、背中をかいてもかいても、かゆくてね~」―

………おかしい………だってあの病室にいる人、みんな手足が無かったのに………

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