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横須賀の心霊スポットで何かが腐ったような得体の知れない臭いに遭遇

 2015.01.10     恐怖体験談     コメントを書く     Loadingお気に入りに追加
この記事の所要時間: 67

心霊ネタではないのですが…
10年ほど前の話です。

当時学生だった私は友人とドライブに出かけました。

昼間にもかかわらず、「横須賀の心霊スポットを見に行こう」というものでした。

場所はご存知の方は「マニア」と呼ばれる「旧○部倉トンネル」。

当時、「横浜・横須賀道路」は開通していたものの、完全竣工までは至っておりませんでした。

車ではトンネル跡までたどり着けなかったため、車を降りて、徒歩で坂を登っていった記憶があります。

トンネル跡まであと少し…という所で、私と友人はほぼ同時に急にある方向を見つめました。

何故って?それは
「得体の知れない臭い」
が漂ってきたからです。

「何かが腐って、強烈な臭いを発している」様な…

ここで帰ればよかったのですが、余計な好奇心が後に最悪の事態を招く事を当時のバカ2人組は全く予測しておりませんでした。

 

さて、無用心にも臭いのする方へ近づいていったバカ2人組…

あまりの臭いに
「もう止めるか。こりゃ。」
と思っていたところ、6~7m先に「黒い物」がある事に気がついた。

「なんだありゃあ?しっかし、くせーなぁ。何かの死骸か?」

あたりは背の低い草むら(10~15cm位の草が生えていた)で、私が事もあろうにズカズカと近づいたところ…

「ブオオオオオオオォォォォォォンンンンン!!」
とものすごい音が。

「!」

「?」

何と無数のハエが飛び立ったのであった…

今まで生きてきて「蚊柱」は何度も見たことがあるが、「ハエ柱」にお目にかかったのはこれが初めてかつこれ以後ない…

かなり「おっかなびっくり」になった2人組にさらに追い討ちが!!

「おい…これ…人の形してねぇか…」

「なぬ???ンゲェェェェェェェ!!!」

…皆さん、「焼死体」なるものを見た事がありますか?…
当然、私は初めてでした。

…まともに死体と「目が合ってしまった」

…一目散に逃げようとしたその時、友人が、
「四方八方に何か散らばってるが…ありゃ何だ???」

「何、のん気な事言ってんだよ。アホ!」
と私。

が…足元を見れば、確かに「何かを細かく切り刻んだもの」が散らばっていた…

紙のような物もあれば、薄いプラスチックのようなものもあった。

比較的「大きな破片」もあったので、適当に拾い、「御遺体」から離れて並べてみると…何かの絵?女の子みたいだな。

その間、友人は近くの公衆電話へ一目散。

当然110番通報。

戻ってきて言うなり、
「(警察が)着くまでここにいてくれってさ。」

「…マジかよ…」
このときは本当に鬱になった。

と…白い紙切れが近くにある事にふと気が付いた。

私達から向かって右数m先の所に…

「現状維持なんじゃねーのか??」
という友人の声を無視し、私は紙切れを拾った。

その紙切れにはこう書いてあった。

「ノロウ。ノロウ。
コノヨノスベテヲノロウ。
ワガウラミ、トワニハツルコトナシ。」

私は寒毛立った…これ、遺書じゃねーの??

恐る恐る「御遺体」の方へ目を向けてみると…何と顔がこっちの方にむいてるじゃあ~りませんか…

全身黒こげ…頭髪は燃え尽き、口の一部は腐ったのかハエに食われたのか、一部骨が露出している様にも見えた。

…ここまでひどく焼けてるとなると、ガソリンかぶったみたいだな…
(実は当時、私は科学を専攻していた院生でした…)

もともと生物の肉体はそう簡単には燃えない。

総体重の半分は水分なのだから、「全身黒こげ」となると相当量の可燃性物質を浴びてから、自らに火を放ったとしか考えが付かなかった。

そうこうしている内に警察が到着。

初めて「事情徴収」受けましたです。

はい。

担当のおまわりさんが
「とんだもの見つけちゃったねぇ」
と苦笑いしながら、私に言った。

私は
「はぁ…」
としか返答のしようがなかった。

おまわりさんが
「手に持っている紙切れは何?」
と聞いてきたので、

「近くで拾いました。遺書みたいです…」
と答え、私は紙切れを渡した。

この時、私は妙に冷静だった事を覚えている。

ちなみに友人は「ガクガク・ブルブル」で事情を聞ける状態ではなかったそうな。

…そりゃ、普通はそうだ。

「その細かい物は何かな?」
と別のおまわりさんに聞かれたので、

「御遺体の周囲に散らばってます。
適当に集めてみたら、何かの絵みたいなんですよねぇ…」

何故か、私はこの絵に何か見覚えがあった…
実は「この絵」が更なる戦慄を私にもたらす事になるとはその時は、夢にも思っていなかった。

友人は車を運転できる状況ではなかったので、私が運転し、帰途に付いた。

家に戻り、両親に事情を話した所、見事に「沈黙された」。

食欲など全くわかなかったので、早々に寝ることにしたのだが…その時、私は思い出した。

「あの絵…確かミンキーモモっていうアニメじゃなかったか?」
正直言って、私はアニメには興味がない。

が、予備校時代の知り合いに変わった奴がいて、そいつが「ミンキーモモ」好きで、当時いろいろな「グッズ」を予備校内で持ち歩いていたので思い出したのだ。

真性口リコソで、医学部志望、
「ちっちゃい子が大好きだから、小児科医になりたい」
等とほざく、私が人の親ならば「絶対医者にはさせたくない奴」であった。

…といっても成績は理学部志望の私より悪かったので、「まず、医者は無理だろうなぁ…」とは思っていた。

「そういや、あいつ…どうしているんだろう…まさかなぁ…」

…がそのまさかがものの見事に当たってしまったのだ…

しばらく経って、同じ大学の予備校以来の友人が私の所属する研究室にやって来た。

 

「時間ある?」

「ああ、いいけど…珍しいなぁ。何?」

「○○○が横須賀で焼身自殺したらしいんだよ。1週間ほど行方が分からなくなっていて、親御さん捜索願出してたらしいよ。」

「それもさぁ…自分の周りに「ミンキーモモ」グッズ切り刻んでばら撒いたらしくてさぁ。」

私は自分の血がみるみる引いていくのを覚えた。

「どうしたんだよ??おい!」

「それ…見つけたの。俺だ…」

絶句する友人…これ以上、会話の必要はなかった…

4浪の末…受験したすべての大学の入学試験にPASS出来ず…という事だった。

覚悟の上の自殺だったのだろう。

奴は私に「見つけて欲しかった」のだろうか?

とにかく、未だに「ミンキーモモ」の絵を時たま目にしてしまうと、当時の「ハエの羽音」と「焼け焦げた顔」がフラッシュバックする事がある。

私の数少ない、恐怖体験であり、「トラウマ」でもある。

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