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盲腸手術と医療ミスで死にかけた話

この記事の所要時間: 56

俺自身の身に起きた本当に死んでいたかも知れない話。

 

──医療行為──

25歳の時、盲腸の手術で入院した。

盲腸の手術と言えば

『最近は3日ほどで退院出来る』

と友人から聞いてた事もあり、あまり心配もしてなくて、医師の説明でも、早ければそれぐらいで退院でき、その後は通院でかまわへんと言われた。

で、入院初日の夜、さっそくオペ室に入って(もちろん一般病室で陰毛処理をされた後)下半身麻酔された。

これがまた痛い!背中を丸めた状態で側臥位(横向き)に寝て、腰の辺りの骨髄っちゅうの?背骨の真ん中に注射されんのよ(T_T)今思い出しても顔が歪む…

しかも、一発で針が入らず、三回も刺され、三回に分けて麻酔薬を注入された。

なんちゅーか、骨盤の上の背骨をハンマーで殴られてるみたいな感じがした。

で仰向けに寝かされて、

『Iさ~ん、麻酔効いてくるまでちょっと時間かかるから待っててね~』

って担当医が言うので、おとなしく待ってた。

したらそれほどの時間を待たずして、まったく爪先が動かなくなり、足首、ひざ、ふとももの感覚もまったく無くなった。
と、その感覚は、まるで脚を失ったような感じで、確かにそこに自分の脚があるのに、他人のモノのような感じがした。

 

 

ふと何を思ったか俺は上体を起こしてみたくなった。

ところが、腰から上は辛うじて動くのに、あまり力が入らず、両ひじで胸から上を少し持ち上げるのが精一杯で、すぐに力つき、ストレッチャーにガタンと横たわってしまい、その音に気付いた医師の一人が近付いてきて

『Iさん。これ解りますか?痛いですか?』

と、俺のひざ辺りをつねった。

何も感じなかった俺は

『解りません』

と答えようとしたが、口から出た言葉は

『はひゃひゃひゃへん…』

だった。…自分の声がおかしくて笑い出しそうだった。

次に医師は

『ここは?』

と腹をつねった。

何も感じない。また答えようとしたけど、また腑抜けた声が出るだけなので首を横に振るだけにしたつもりだったが、首にも力が入らない。

もうほとんど意識が飛びかけていた。息苦しくもある。

医師は落ち着いたもので、助手を呼び何かを指示し、また

『じゃあココは?』

と俺の頬をつねる。

目だけをかすかに左右に動かす俺。でも不思議と耳はまだ聞こえてた。

その時は知らなかったことやけど、耳が健康な人が六感を無くすとき、最後まで残るのが聴覚らしいな。

で、意識が朦朧としている状態で手術室へ運ばれる直前、助手が人工呼吸器を持ってきて俺に装着した。

呼吸が楽になり、すぐに目も開いてられなくなった。

 

ストレッチャーから手術台に移されるとき、担当医ともう一人の医師が交した会話が…

『○○先生、コレ麻酔効きすぎ違いますか?』

『うん。ちょっとな麻酔の量が多かっただけや。ま、大丈夫や。心配はあらへん』

お前ら!俺には聞こえとるぞ!って叫びたかった。

それにその心配あらへんてのは、俺の命に別状は無いって意味なんか?それとも何かあっても自分らには心配ないってことなんかどっちやねん!?って聞きたかった。

 

いい気持で眠ってた。そしたら頬をはたかれてボーッとした状態で目を開けたら、

『Iさん!Iさん聞こえるか!?』

と声が。…頷いた。…と思う。

『Iさん。痛みの原因、ココにあるけど見るか?取り出した盲腸見るか?』

また頷いた…と思う。見たかったから。

…そこにはヒョウタン型の銀のトレーにチョコんと転がった元My盲腸。赤黒く変色していてゴルフボールみたいにぷっくりした肉の塊が。

 

『コレがな、健康な状態やったらきれいなピンク色で人差し指の先ほどの大きさやねん。こんな黒くもないし、大きぃもあらへんねんでー。なー。ちゃんと取ったからなー。』

またしても沈みゆく意識のなかで

『そーでっかー。おおきにー。』

と、眠りについた。

それから丸々8時間も目が覚めず、気が付くと一般病室だった。

起き上がることもできず、体に力が入らない。

目を開けたら陰毛処理をしてくれた、けっこう美人な看護師さんがいて、

『Iさーん。わかりますかー。聞こえたら手握ってくださーい。』

って。

言われて気付いたけど、左手を握ってはった。まだ麻酔は完全に消えてなくて、起きれないどころかしゃべることも出来なくて、手にも力が入らない。

必死で左手に神経を集中した。

『大丈夫ですよー。無理しないでねー。』

って言われた。

その後、トイレに行けないだろうから尿を出すためにって尿道にカテーテルを挿入された。

 

結局、歩けるようになるのは三日後と診断されたけど、退屈で二日目の夜にベッド抜けて隠れてタバコ吸いに行った。見っかって怒られた。

見付かった瞬間、婦長さんが鬼のような形相で青白い光に照らされた顔が怖かった。

点滴したまま歩いてると、チューブを血液が逆流して点滴薬が赤く染まってて、それに気付かず歩いてると、また鬼のような形相の婦長さんが血相変えて走ってきたのと点滴ビンが真っ赤だったのとでダブルで怖かった。

やっぱ何より麻酔の量が多く、効きすぎてたのが怖かった…

麻酔の量って間違うと、患者が死ぬこともあるとか…

それから余談ではあるが、腸炎だかなんだか忘れたけど併発して、退院できたのは2週間後だった。

その間に、俺の隣のベッドで寝てた婆ちゃんと、隣の病室の婆ちゃんが相次いで亡くなられた。

一説によると(噂だが)、ナースステーションの目の前の病室は比較的重い症状の患者が集められる病室になってるとか。そんな病室に入れられてた俺って…

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