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杉沢村という都市伝説の真相

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杉沢村は青森県、八甲田山の麓にあったといわれる伝説の村である。

真相を語る前に、この都市伝説について触れておきたい。

 

杉沢村は昭和30年前後まで実在したとされており、村民の男が突然発狂、住民全員を斧で殺したため(村民殺害後、男も自殺)、村としての機能を失ない、自治体によって抹消されたといわれている幻の村である。

 

しかし、その様な村が本当に実在するのであろうか?

答えは「存在しない」である。

 

通常、ダム開発等で市町村が抹消されるには、「地方自治体法」(昭和22年施行)に則し、厳格に処理されており、「抹消される側」の市町村は、隣接する市町村に「合併」または「編入」という形で繰り込まれることになる。

 

これは何を意味するのかというと、「抹消される市町村」は「合併」や「編入」時、新しくなった自治体によって名称変更がなされるため、もともとの「旧住所」にぽっかりと穴が開くような事はないのである。

さらに、この記録は随時、担当省庁である「総務省」に送られ残される事になるため、杉沢村のように自治体(青森県)が単独で村を抹消し、現住所が何処にあるのか判らないという事はありえないのである。

 

杉沢村伝説の真相は「津山30人殺し事件」(昭和13年5月21日:岡山県苫田郡西加茂村大字行重字貝尾部落)が都市伝説化したものだ。

 

「津山事件」とは、極度な神経衰弱に陥った同部落の都井睦雄(22歳)が、猟銃や日本刀で30人の部落民を殺害した事件であり、事件の後、都井本人も猟銃で自殺を謀っている。

 

同部落(貝尾部落)の人口は111人であり、都井はその約4分の1を殺害したというのだから、恐ろしい事である。

ちなみに、杉沢村伝説の舞台となった同部落は、現在では津山市加茂町になっている。

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